Suzuki Lapin (2015 year). Manual japanese - part 15

 

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Suzuki Lapin (2015 year). Manual japanese - part 15

 

 

運転するときは/ABS

4-44

4

エマージェンシーストップシグナル(ESS)

ESS とは Emergency Stop Signal(エマージェンシーストップシグナル)の略です。
ESSは次の条件をすべてみたしているときに、非常点滅表示灯を通常よりも速く点滅さ
せることで、後続車へ注意を促す機能です。またその際、メーター内の方向指示器表示
灯もあわせて点滅します。

ブレーキペダルを勢いよく踏み込んだときの車速が約55 km/h以上のとき

ABSが作動しているとき、またはABSが作動するような急ブレーキのとき

74P40170

ESSは次の状態になると機能が停止します。

車速が十分に低下したとき

ブレーキペダルを離したとき

ABSの作動が終了したとき

非常点滅表示灯スイッチの位置を 

 にしたとき

ESS は走行中の急ブレーキ時に、後続車に注意を促すことで追突を軽減する機能
で、すべての追突を防ぐものではありません。減速や停車するときは不要な急ブ
レーキはさけ、常に安全運転に努めてください。

ESSの機能を停止させることはできません。

ESSの機能よりも、非常点滅表示灯スイッチの操作が優先されます。

次のような路面を走行中に、一瞬しかABSが作動しなかったときは、ESS は作動し
ないことがあります。
・滑りやすい路面を走行しているとき
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき

ON

000.book  44 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/ESP

®

4-45

4

ESP

®

(※)は、ABS、ブレーキアシスト、

トラクションコントロール、スタビリ
ティコントロール(横滑り防止機能)な
どを総合的に制御して、車両の走行安定
性を補助しようとするシステムです。

※ESP

®

は、Electronic Stability Program

(エレクトロニック スタビリティ プロ

グラム)の略で、Daimler AGの登録商
標です。

■ ABS(アンチロックブレーキ

システム)

4-40ページ

をお読みください。

■ ブレーキアシスト

ABSのブレーキアシストと同様です。

■ トラクションコントロール

滑りやすい路面での発進時や加速時に起
こる駆動輪の過度の空転を、ブレーキ制
御およびエンジン出力制御により防ぎ、
適切な駆動力を確保しようとする補助機
能です。

■ ス タ ビ リ テ ィ コ ン ト ロ ー ル

(横滑り防止機能)

急激なハンドル操作をしたり、滑りやす
い路面で旋回したりするときの車の横滑
りなどを抑制することで、車両の走行安
定性を補助しようとする機能です。

ESP

®

ESP

®

装備車の取扱い

常に周囲の状況を確認して、安全運転
に努めてください。ESP

®

による制御

には限界があります。

次のことをお守りください。
守らないと ESP

®

が正常に作動しな

くなったり、誤作動につながったり
するおそれがあります。
・タイヤの空気圧を指定空気圧に調

整する
→ 8-5ページ(タイヤの空気圧)

・タイヤ交換時は指定のサイズで、

4 輪ともサイズ、銘柄、トレッド
パターン(溝模様)が同一のもの
を装着する

・著しく摩耗状態の異なるタイヤを

使用しない

・サスペンションやブレーキを改造

しない(車高やサスペンションの
硬さ変更など)

・サスペンションやブレーキを著し

く劣化した状態で走行しない

・エンジンを改造しない(マフラー

の改造など)

・LSD(リミテッドスリップデフ)

を装着するなどの改造をしない

タイヤチェーンやスペアタイヤ(市
販 品)を 装 着 し た と き な ど に は、
ESP

®

が正常に作動しない場合があ

ります。

000.book  45 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/ESP

®

4-46

ESP

®

作動表示灯

65P40080

メーターパネル内にあります。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)

ESP

®

の電子制御システムに異常がある

と、エンジンスイッチが 

 のときに

点灯します。点灯中は次のようになり
ますので、スズキサービス工場で点検
を受けてください。
・次の機能が作動しません。

・トラクションコントロール
・スタビリティコントロール
・レーダーブレーキサポート

→ 4-50ページ(レーダーブレー

キサポート(RBS))

・誤発進抑制機能

→ 4-55ページ

(誤発進抑制機能)

・アイドリングストップシステム

(タイプ別装備)
→ 4-61ページ(アイドリングス

トップシステム)

・ヒルホールドコントロールも作動し

ない場合があります。
→ 4-48ページ

(ヒルホールドコントロール)

・ABSは作動します。

・ブレーキアシストは、故障状況に

よっては作動しない場合がありま
す。

次のような状況になると、0.2秒間隔で
小刻みに点滅します。
・発進時や加速時にトラクションコン

トロールが作動している

・急ハンドル時や旋回時にスタビリ

ティコントロールが作動している

システムが正常な場合はエンジンス
イッチを 

 にしたときに、約2秒間

点灯したあと消灯します。

次のような操作をすると、一時的に
モーター音やカチッという音が聞こ
えることがあります。これはシステ
ムをチェックしている音で異常では
ありません。
・エンジンスイッチを 

 にしたと

・ブレーキペダルを踏んだ状態でエ

ンジンスイッチを 

 にし、最初

にブレーキペダルから足を離した
とき

・エンジンをかけたとき
・エンジンをかけ、最初の発進時

エンジン回転が高いときに ESP

®

が作

動すると、エンジン回転の変動や車
体 の 振 動 を 感 じ る こ と が あ り ま す
が、異常ではありません。

ON

ON

ON

ON

000.book  46 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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運転するときは/ESP

®

4-47

4

ESP

®

 OFFスイッチ

次のようなときは、メーター内のESP

®

OFF 表示灯が点灯するまで ESP

®

 OFF

スイッチを押し続けてください。トラ
クションコントロールおよびスタビリ
ティコントロールが作動しなくなりま
す。
・車検を受けるときなどテスターに載

せる場合。トラクションコントロー
ルおよびスタビリティコントロール
を作動停止の状態にする必要があり
ます。

・スタックからの脱出などの場合。ト

ラクションコントロールが脱出に適
さないときがあります。

次のような操作をすると、ESP

®

  OFF

表示灯が消灯し、トラクションコント
ロールおよびスタビリティコントロー
ルが作動可能な状態にもどります。
・もう一度ESP

®

 OFFスイッチを押す

・一度エンジンを止め、再始動する

80P0172

スタックからの脱出などのあとに通常
走行するときは、ESP

®

 OFF スイッチ

を再度押して ESP

®

 OFF 表示灯を消灯

させ、もとの状態にもどしてくださ
い。トラクションコントロールおよび
スタビリティコントロールは自動復帰
しません。(一度エンジンを止め、再
始動したときを除く)

小刻みに点滅したときは、滑りやすい
路面で、車がスタックまたは横滑りし
やすい状態になっています。とくに慎
重に運転してください。

点灯中はトラクションコントロールお
よびスタビリティコントロールは作動
しませんが、ABSは使用することがで
きます。

安全のため、ESP

®

 OFFスイッチを操

作しても、ABSおよびブレーキアシス
トは作動停止の状態になりません。

レーザーレーダー装備車はESP

®

 OFF

スイッチの位置が作動停止(OFF)の
とき、次の機能も停止します。(※)
・レーダーブレーキサポート(RBS)
・誤発進抑制機能

※ 作動(ON)/作動停止(OFF)切

替え時、ブザーが鳴ります。
→ 4-59ページ

(レーダーブレーキサポート
(RBS)OFFスイッチ)

000.book  47 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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4

運転するときは/ESP

®

4-48

ESP

®

 OFF表示灯

80P0295

メーターパネル内にあります。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)

エンジンスイッチが 

  のときに、

ESP

®

 OFF スイッチを長押しすると点

灯します。
・点灯中は、トラクションコントロー

ルおよびスタビリティコントロール
は作動しません。

システムが正常な場合はエンジンス
イッチを 

 にしたときに、約2秒間

点灯したあと消灯します。

ヒルホールドコントロールは、急な上り
坂での発進時に、ブレーキペダルからア
クセルペダルへの踏み替えの間に車が後
退することを一時的に(約 2 秒間)防
ぎ、スムーズな発進を補助するシステム
です。

ヒルホールドコントロールは、坂道で
車を停止させるシステムではありませ
ん。

本システムに異常があると、メーター
内の次の警告灯が点灯し、ヒルホール
ドコントロールが作動しない場合があ
ります。また、アイドリングストップ
システム(タイプ別装備)が作動しま
せん。スズキサービス工場で点検を受
けてください。
・ブレーキシステム警告灯(オレンジ

色)

・ESP

®

作動表示灯

→ 3-61ページ

(警告灯・表示灯の見かた)

80P0339

ON

ON

ヒルホールドコントロール

(オレンジ色)

および

000.book  48 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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運転するときは/ESP

®

4-49

4

■ ヒルホールドコントロールの

作動条件

ヒルホールドコントロールは、次の条件
をすべてみたしているときに、ブレーキ
ペダルから足を離すと約 2 秒間、車が後
退することを防ぎます。

セレクトレバーが前進または後退の位
置に入っている

パーキングブレーキを解除している

進行方向が坂の上りである

アイドリングストップシステム装備車の
場合、前記条件をみたしていなくても、
エンジン自動停止後の再始動時ならヒル
ホールドコントロールが作動します。
→ 4-61ページ

(アイドリングストップシステム)

常に周囲の状況を確認して、必要に
応じてブレーキペダルを操作して安
全運転に努めてください。ヒルホー
ルドコントロールによる制御には限
界があります。

極端に急な坂道、凍結路、泥道を上
るときや、積載重量によっては、発
進時に車両が後退する場合がありま
す。

ブレーキペダルから足を離したら、
すみやかに発進操作を行なってくだ
さい。ブレーキペダルから足を離し
たまま 2 秒以上たつとヒルホールド
コントロールが解除されるため、勾
配によっては自重で坂道を下り、思
わぬ事故につながるおそれがありま
す。また、エンストしてブレーキを
踏 む と き に 強 い 力 が 必 要 に な っ た
り、ハンドルが重くなったりして思
わぬ事故や故障の原因となるおそれ
があります。

作動中にエンジンルームから音が聞こ
えることがありますが、異常ではあり
ません。

000.book  49 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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4

運転するときは/運転支援機能

4-50

この車は衝突の回避や衝突時の被害を軽
減するための、次の機能を搭載していま
す。

レーダーブレーキサポート(RBS)
→ 4-50 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS))

誤発進抑制機能
→ 4-55ページ(誤発進抑制機能)

また、急ブレーキをかけたときに後続車
へ注意をうながすための、次の機能を搭
載しています。

エマージェンシーストップシグナル
(ESS)
→ 4-44 ページ(エマージェンシー

ストップシグナル(ESS))

レ ー ダ ー ブ レ ー キ サ ポ ー ト
(RBS)

RBS  とは Radar Brake Support(レー
ダーブレーキサポート)の略です。RBS
は低速(約5 ~ 30 km/h)で走行中にレー
ザーレーダーが前方車両との衝突を回避
できないと判断したときに、自動で強い
ブレーキをかけて衝突の回避または、衝
突時の被害軽減を図る機能です。

作動したときの速度が15 km/hより低
いときは、追突を回避できる場合があ
ります。

RBS は ESP

®

が作動停止のときには作

動しません。

作動中は次の方法でお知らせします。

メーター内のRBS作動表示灯が点滅
→ 3-61ページ

(警告灯・表示灯の見かた)

ブザーが“ピピピピピ”と断続的に鳴

80P0066

運転支援機能

運転支援機能

RBS の性能には限界があり、すべて
の衝突を回避できるわけではありま
せん。RBS にたよった運転はせず、
走行中は常に周囲の状況を確認し、
必要に応じてブレーキペダルを操作
して安全運転に努めてください。

安全のため、お客様自身で RBS の作
動確認を行なわないでください。周
囲の状況によっては、機能が作動し
ないことや車両が止まりきれないこ
とがあり、思わぬ事故につながるお
それがあります。

走行中は、すべての乗員がシートベ
ル ト を 正 し く 着 用 し て く だ さ い。
RBS が作動したときなどに、身体が
投げ出されて重大な傷害を受けるお
それがあります。

次のような場合は、車高や車両の傾
きが変わり、RBS が正常に機能せ
ず、思わぬ事故につながるおそれが
あります。
・サスペンションの改造(車高の変

更など)

・指定サイズ以外のタイヤやホイー

ルの装着

・摩耗したタイヤや摩耗差の激しい

タイヤの装着

・タイヤの空気圧が適正でない

000.book  50 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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運転するときは/運転支援機能

4-51

4

■ 作動イメージ

74P40210

※RBS による車両停止後、ブレーキ制御が解除されるまでの間は RBS 作動表示灯の点

滅およびブザー音は継続されます。

RBS による車両停止後、しばらくはブレーキ制御は保持されますが、すみやかにブ
レーキぺダルを強く踏み込んでください。ブレーキペダルの踏み込みが弱いとク
リープ現象(CVT 車)またはクリープ機能(AGS 車)により車両が動き出し、思
わぬ事故につながるおそれがあります。

RBS は前方車両の検知に2つ以上装備されたリフレクター(反射板)を利用してい
ますが、リフレクターの取り付け位置や大きさによってはRBSが作動しないことが
あります。

①前方車両へ接近(車間距離短縮)

②車間距離短縮(衝突を回避できないと判断)

③衝突を回避または被害を軽減

(※)

000.book  51 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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4

運転するときは/運転支援機能

4-52

■ こんな場合は作動しません

エンジンスイッチの位置が 

  以外

のとき

メーター内のブレーキシステム警告灯
(オレンジ色)および、RBS OFF 表
示灯が点灯しているとき
→ 3-69 ページ(ブレーキシステム

警告灯(オレンジ色))

→ 3-72 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS) OFF表示灯)

RBS  OFF スイッチの位置が作動停止
(OFF)のとき
→ 4-59ページ(レーダーブレーキサ

ポート(RBS)OFFスイッチ)

ESP

®

  OFF スイッチの位置が作動停止

(OFF)のとき

→ 4-47ページ

(ESP

®

 OFFスイッチ)

■ こんな場合は作動しないこと

があります

次のようなときはレーザーレーダーが
前方車両を正しく検知できずにRBSが
作動しない場合があります。
・レーダー本体が高温状態のとき
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候

のときや、前方車両の排気ガスや
水、雪などの巻上げ、砂、煙などで
前方の視界が悪いとき

・フロントガラスが汚れているときや

フロントウォッシャーを使用中のと

・降雨時にワイパーを使用していない

とき

81M40380

・急な坂道やカーブが連続する道路を

走行しているとき

81M40260

RBS 作動中に、前方車両がレーザー
レーダーの検知範囲外に移動したり、
運転者が回避行動(ハンドルまたは、
アクセルペダルの操作)をしたりした
ときには、途中でRBSの作動が解除さ
れることがあります。

ON

000.book  52 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-53

4

・ハンドル操作やアクセルペダル操作

による回避行動をしているとき

81M40270

・荷室などに重いものを載せて、車両

が後傾しているとき

72M20405

・レーダー検知範囲内に前方車両の一

部分しかないとき

72M20406

次のような前方車両はレーダーが検知
できずにRBSが作動しない場合があり
ます。
・著しく汚れている車両
・ガラス面の大きな車両
・レーダーが検知しにくい黒系色の車

・リフレクター(反射板)がない車両
・荷台の低いトラック、極端に車高の

低い車両や高い車両

・キャリアカーなど、特殊な形状をし

た車両

72M20407

000.book  53 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-54

■ こんな場合にも作動すること

があります

次のようなときはレーダーが前方車両
と判断してRBSが作動する場合があり
ます。あわてず注意して走行してくだ
さい。
・レーダーが二輪車および歩行者を検

知したとき

72M20422

・路面上の金属物、段差、落下物また

は突起物があるとき

72M20408

・進行方向に ETC ゲートや駐車場の

バー、遮断機、看板などがあるとき

72M20409

・カーブ入口のガードレールや看板な

どの路側物があるとき

72M20410

・レーダーの検知範囲内で、他車が急

な割込みや車線変更をしてきたとき

72M20411

・カーブで対向車とすれ違うとき

72M20412

༾ͨʩʝᡫᘍ

ͣഥˮፗ

㜞ߐ೙㒢O

000.book  54 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-55

4

・ビニールカーテンなどをくぐって通

過するとき

72M20413

・搭載したルーフキャリアやスキー板

などの長尺物がレーダー検知範囲内
にあるとき

72M20423

・生い茂った草むらなどの悪路を走行

するとき

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能は停車または徐行(車速
約10 km/h以下)中に、前方約4 m以内
に車両や障害物を検知すると、アクセル
ペダルの急激な踏み込みによるエンジン
出力の上昇を自動的に約5秒間抑制する
ことで衝突時の被害軽減を図る機能で
す。抑制されていたエンジン出力は、機
能が解除されると徐々にもどります。
作動中は、次の方法でお知らせします。

メーター内のレーダーブレーキサポー
ト(RBS)作動表示灯が点滅
→ 3-61ページ

(警告灯・表示灯の見かた)

ブザーが“ピピピピピ”と断続的に鳴

72M20414

000.book  55 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-56

■ こんな場合は作動しません

エンジンがかかっていないとき

セレクトレバーの位置が 

   

   

のとき

ハンドルを大きくまわしているとき

メーター内のブレーキシステム警告灯

(オレンジ色)および、RBS OFF 表示

灯が点灯しているとき
→ 3-69 ページ(ブレーキシステム

警告灯(オレンジ色))

→ 3-72 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS) OFF表示灯)

RBS OFFスイッチの位置が作動停止
(OFF)のとき
→ 4-59ページ(レーダーブレーキサ

ポート(RBS) OFFスイッチ)

ESP

®

  OFF スイッチの位置が作動停止

(OFF)のとき
→ 4-47ページ

(ESP

®

 OFFスイッチ)

■ こんな場合は作動しないこと

があります

次のようなときはレーザーレーダーが
前方車両や障害物を正しく検知できず
に誤発進抑制機能が作動しない場合が
あります。
・レーダー本体が高温状態のとき
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候

のときや、前方車両の排気ガスや
水、雪などの巻上げ、砂、煙などで
前方の視界が悪いとき

・フロントガラスが汚れているときや

フロントウォッシャーを使用中のと

誤発進抑制機能の性能には限界があ
ります。誤発進抑制機能にたよった
運転はせず、アクセルペダルの操作
に気をつけ、常に安全運転に努めて
ください。操作を誤ると思わぬ事故
につながるおそれがあります。

前方約4 m以内に車両や障害物があっ
ても、周囲の状況によっては機能が作
動せず、思わぬ事故につながるおそれ
があります。

誤発進抑制機能は停車状態を保つも
のではありません。急な坂道などで
機能が作動すると、勾配によっては
自重により坂道を下り、思わぬ事故
につながるおそれがあります。

次のような場合は、車高や車両の傾
きが変わり、RBSが正常に機能せず、
思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
・サスペンションの改造(車高の変

更など)

・指定サイズ以外のタイヤやホイー

ルの装着

・摩耗したタイヤや摩耗差の激しい

タイヤの装着

・タイヤの空気圧が適正でない

前輪を輪止めや縁石などに接触させて
おくと、より衝突を回避しやすくなり
ます。

P

R

N

000.book  56 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-57

4

65P40380

・急な坂道のとき
・荷室などに重いものを載せて、車両

が後傾しているとき

72M20405

・レーダー検知範囲内に前方車両の一

部分しかないとき

72M20406

次のような前方車両および障害物は
レーダーが検知できない場合がありま
す。
・標識や街灯などポール状の障害物
・ガードレールなど高さの低い障害物
・小さい障害物
・著しく汚れている車両
・ガラス面の大きな車両
・レーダーが検知しにくい黒系色の車

両および障害物

・レーダーが透過する網目の大きい

フェンスやガラス

・リフレクター(反射板)がない車両
・荷台の低いトラック、極端に車高の

低い車両や車高の高い車両

・キャリアカーなど、特殊な形状をし

た車両

72M20407

000.book  57 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-58

■ こんな場合にも作動すること

があります

次のようなときはレーダーが前方車両
および障害物と判断して誤発進抑制機
能が作動する場合があります。
・路面上の金属物、段差、落下物また

は突起物があるとき

72M20408

・駐車場ゲートや遮断機のバーが上が

りきるまえのとき

72M20415

・キャリアカーに積載するとき

72M20416

・ビニールカーテンなどをくぐって通

過するとき

72M20413

・スピードブレーカーが設置してある

道や、河川敷などの悪路を走行する
とき

・生い茂った草むらなどの悪路を走行

するとき

■ 踏切内などで作動した場合は

誤発進抑制機能が遮断機を障害物と判断
して、踏切内に閉じ込められた場合は、
次のいずれかの操作を行ない踏切内から
脱出してください。

アクセルペダルを5秒以上踏み続ける

ハンドルを大きくまわす

いったんアクセルペダルを離し、再度
すばやく踏み込む

RBS OFFスイッチを長押しする
→ 4-59ページ(レーダーブレーキサ

ポート(RBS)OFFスイッチ)

༾ͨʩʝᡫᘍ

ͣഥˮፗ

ߒ߫ࠄߊ߅߹ߜߊߛߐ޿

遮断機が下がる直前に無理に踏切内に
進入しないでください。踏切内でRBS
や誤発進抑制機能が作動して、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
 7-33 ページ(踏切内で動けなく

なったときは)

000.book  58 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-59

4

レ ー ダ ー ブ レ ー キ サ ポ ー ト
(RBS)OFFスイッチ

RBS および誤発進抑制機能を停止状態
(OFF)にできます。

機能を停止させるときは、メーター内
のRBS OFF表示灯(2)が点灯するま
でRBS OFFスイッチ(1)を長押しし
ます。

機能を復帰させるときは、もう一度
RBS OFFスイッチ(1)を長押しして
RBS OFF表示灯(2)を消灯させます。

手動でエンジンを停止するたびに機能
は復帰し、RBS OFF 表示灯は消灯し
ます。

RBS OFFスイッチを押すたびにブザー
が“ピッ”と鳴り、作動が切り替わっ
たことをお知らせします。

80P0173

メーター内の RBS OFF 表示灯は RBS
および誤発進抑制機能が停止している
ことをお知らせするだけではなく、次
のような場合に点灯します。
・機能が正常な場合、エンジンスイッ

チを 

 にしたときに約3秒間点灯

したあと消灯します。

・エンジンスイッチが 

 のときに

RBSおよび誤発進抑制機能に異常が
ある場合やレーダーがフロントガラ
スの汚れを検知するなど、一時的に
RBSおよび誤発進抑制機能が作動し
ない場合に点灯します。

→ 3-72 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS) OFF表示灯)

80P0068

(2)

(1)

次のようなときは、RBS および誤発
進抑制機能が作動するおそれがある
ため、RBS OFF スイッチを操作して
停止させてください。
・テスターなどで車両点検を行なう

とき

・けん引されるとき
・生い茂った草むらなどの悪路を走

行するとき

RBS OFFスイッチを操作しても、
ESP

®

を作動停止(OFF)にすること

はできません。

ON

ON

オレンジ色

000.book  59 ページ  2015年8月27日 木曜日 午後4時7分

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