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8-2. 緊急時の対処法
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万一の場合には
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補機バッテリーあがり時や取りはずし時など
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補機バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドア
の解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合は、ワイヤレスリモ
コン、またはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。
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補機バッテリー脱着後、最初のハイブリッドシステム始動は失敗することがあ
ります。2 回目以降のハイブリッドシステム始動は正常に動作しますので、問
題ではありません。
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補機バッテリーの脱着直後は、スマートリッド&コネクターロックシステムに
よる充電リッドの解錠、または充電コネクターの施錠・解錠ができなくなるこ
とがあります。その場合は、電子キーを携帯して、充電リッドまたはコネクター
ロックスイッチを再操作してください。
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車両は常にパワースイッチの状態を記憶しています。補機バッテリーあがり時、
補機バッテリー脱着後は、バッテリーをはずす前の状態に車両は復帰します。補
機バッテリーを脱着する際は、パワースイッチを OFF にしてから行ってくださ
い。
補機バッテリーあがり前のパワースイッチの状態が不明の場合、補機バッテ
リー接続時は特に注意してください。
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シフトポジションがPの状態で補機バッテリーがあがった場合は、Pから他のポ
ジションに切りかえることができない可能性があります。その場合は、前輪が
固定されているため、前輪を持ち上げないと車両の移動ができません。
(→ P. 643)
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補機バッテリーを交換するときは
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欧州規格バッテリーを使用してください。
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交換前と同一のケースサイズ(LN1)、20 時間率容量(20HR)が同等(45Ah)
以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(295A)以上の補機バッテリーを使用
してください。
・ ケースサイズが異なると、補機バッテリーが正しく固定されません。
・ 20 時間率容量が小さいと、車両を使用していない期間が短い期間であって
も補機バッテリーがあがって、ハイブリッドシステムの始動ができなくなる
おそれがあります。
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詳しくは、トヨタ販売店にご相談ください。