Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 41

 

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Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 41

 

 

639

8

万一の場合には

8-1. まず初めに

非常点滅灯(ハザードランプ)

スイッチを押す

すべての方向指示灯が点滅します。
もう一度押すと消灯します。

非常点滅灯について

ハイブリッドシステム停止中(READY インジケーターが点灯していないとき)
に、非常点滅灯を長時間使用すると、補機バッテリーがあがるおそれがあります。

故障などでやむを得ず路上駐車する場合、他車に知らせるために使用し
てください。

X

ナビゲーションシステム

非装着車

X

ナビゲーションシステム

装着車

メーカーオプション

知識

640

8-1. まず初めに

発炎筒

助手席足元の発炎筒を取り出す

本体をまわしながら抜き、本体を
逆さにして挿し込む

先端のフタを取り、すり薬で発炎
筒の先端をこすり、着火させる

必ず車外で使用してください。
着火させる際は、筒先を顔や体に向け
ないでください。

高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用します。

(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください)

発炎時間は約 5 分です。非常点滅灯と併用してください。

1

2

すり薬

3

641

8-1. まず初めに

8

万一の場合には

発炎筒の有効期限

本体に表示してある有効期限が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。
有効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。

知識

警告

発炎筒を使用してはいけない場所

次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。

トンネル内

ガソリンなど可燃物の近く

発炎筒の取り扱いについて

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない

発炎筒は、お子さまにさわらせない

642

8-1. まず初めに

車両を緊急停止するには

ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける

ブレーキペダルをくり返し踏まないでください。通常より強い力が必要となり、制
動距離も長くなります。

シフトポジションを N にする

X

シフトポジションが N になった場合

減速後、車を安全な道路脇に停める

ハイブリッドシステムを停止する

X

シフトポジションが N にならない場合

ブレーキペダルを両足で踏み続け、可能な限り減速させる

パワースイッチを 2 秒以上押し
続けるか、素早く 3 回以上連続
で押してハイブリッドシステム
を停止する

車を安全な道路脇に停める

万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、次の手順で車両を停止
させてください。

1

2

3
4

3

2 秒以上押す、または 3 回以上
連続で押す

4

警告

走行中にやむを得ずハイブリッドシステムを停止するとき

ハンドル操作が重くなるため、車のコントロールがしにくくなり危険です。
ハイブリッドシステムを停止する前に、十分に減速するようにしてください。

5

643

8

万一の場合には

8-2. 緊急時の対処法

けん引について

次の場合は、パーキングロックにより前輪が固定されている可能性があ
るため、他車にロープでけん引してもらうことはできません。トヨタ販
売店または専門業者にご依頼ください。

シフト制御システムに異常があるとき(→ P. 361, 661)

イモビライザーシステムに異常があるとき(→ P. 62)

スマートエントリー & スタートシステムに異常があるとき

(→ P. 680)

補機バッテリーがあがったとき(→ P. 684)

次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店または専門
業者へご連絡ください。

マルチインフォメーションディスプレイにハイブリッドシステムの異
常を示すメッセージが表示され、車が動かない

異常な音がする

けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。

その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。

やむを得ず他車にロープでけん引してもらう場合は、車両積載車までの
移動など、できるだけ短距離にとどめてください。

他車によるけん引が不可能な状況

けん引の前に販売店への連絡が必要な状況

644

8-2. 緊急時の対処法

車両運搬車で輸送するときは、図の
場所で固縛する

鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45° になるように固縛する

レッカー車でけん引するとき

X

前向きにけん引するときは

X

うしろ向きにけん引するときは

パーキングブレーキを解除する

台車を使用して前輪を持ち上げる

車両運搬車を使用するとき

前側

645

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

けん引フックを取り出す(→ P. 607)

マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす

傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。

けん引フックを穴に挿し込んで
まわし、軽く締める

ホイールナットレンチや金属の
固い棒などを使い確実に取り付
ける

締め付ける際、ホイールナットレンチ、
または固い金属の棒で車体を傷付けな
いように注意してください。

車体に傷が付かないようにロープをけん引フックにかける

車体に傷が付かないように注意してください。また、前進方向でけん引してくださ
い。

他車にけん引してもらうとき

1
2

3

4

5

646

8-2. 緊急時の対処法

ロープの中央に白い布を付ける

布の大きさ:
0.3m 平方(30cm×30cm)以上

運転者はけん引される車両に乗り、ハイブリッドシステムを始動する

ハイブリッドシステムが始動しないときは、パワースイッチを ON モードにしてく
ださい。

インテリジェントクリアランスソナー

を OFF にしてください。(→ P. 465)

けん引される車両のシフトポジションを N にしてから、パーキングブ
レーキを解除する

けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。

けん引フックの使用目的

けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するため
のものではありません。

他車にけん引してもらうときに

ハイブリッドシステムが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンド
ル操作が通常より重くなったりします。

ホイールナットレンチについて

ラゲージルームに搭載されています。(→ P. 607)

リヤ側のフック取り付け位置について

25m 以内

5m 以内

白い布

けん引方向

6

知識

リヤ側のフック取り付け位置は、船舶固縛で
車両を輸送するときに、車両を固定するため
のものです。この車で他車をけん引すること
はできません。

7

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

8

647

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

警告

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。

レッカー車でけん引するとき

他車にけん引してもらうときの運転について

けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。

パワースイッチを OFF にしないでください。
パーキングロックにより、前輪が固定され思わぬ事故につながるおそれがあり
危険です。

けん引フックを車両に取り付けるとき

けん引フックは、搭載されている車両専用です。ほかの車のけん引フックを使
用したり、この車のけん引フックをほかの車に取り付けたりしないでくださ
い。

指定の位置にしっかりと取り付けてください。
指定の位置にしっかり取り付けていないとけん引時にフックがはずれるおそ
れがあります。

必ず前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上
げた状態で運搬してください。前輪が地面
に着いた状態でけん引すると、駆動系部品
が破損したり、モーターが回転することに
より発電され、故障や破損の状態によって
は火災が発生するおそれがあります。

648

8-2. 緊急時の対処法

注意

レッカー車でけん引するとき

車両運搬車に車を固縛するとき

ケーブル等を過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるおそ
れがあります。

駆動系部品の損傷を防ぐために

他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。

・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度は 30km/h 以下、距離は車両積載車までの移動など、できるだけ短距

離にとどめる

・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない

この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。

長い下り坂でけん引するときは

レッカー車で前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上げた状態でけん引してくだ
さい。レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれ
があります。

車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。

649

8

万一の場合には

8-2. 緊急時の対処法

警告灯がついたときは

警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対処
してください。なお、点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではあ
りません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点
検を受けてください。

警告灯・警告ブザー一覧

警告灯

警告灯名・警告内容・対処方法

(赤色)

ブレーキ警告灯(警告ブザー

※1

・ ブレーキ液の不足
・ ブレーキ系統の異常

→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ

さい。走行を続けると危険です。

(黄色)

電子制御ブレーキ警告灯

・ 回生ブレーキシステムの異常
・ 電子制御ブレーキシステムの異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

充電警告灯

マルチインフォメーションディスプレイに「補機バッテリー

(始動用)充電不足 取扱書確認ください」が表示されている

か確認する
・ メッセージの表示がない場合:

充電系統の異常

→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ

さい。

・ メッセージが表示されている場合:

補機バッテリーあがりのおそれ

→ P. 659

油圧警告灯(警告ブザー

※2

エンジンオイルの圧力が異常に低い

→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ

さい。

エンジン警告灯

・ ハイブリッドシステムの異常
・ エンジン電子制御システムの異常
・ 電子制御スロットルの異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

650

8-2. 緊急時の対処法

SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯

・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

ABS &ブレーキアシスト警告灯

・ ABS の異常
・ ブレーキアシストの異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

(赤色/黄色)

パワーステアリング警告灯(警告ブザー)

EPS の異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

(点滅)

PCS 警告灯

警告灯が点滅した場合(ブザーあり):
プリクラッシュセーフティシステムの異常

→  ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

警告灯が点滅した場合(ブザーなし):
次の原因などによりプリクラッシュセーフティシステムが一
時停止している可能性があります。
・ 前方センサー周辺に汚れや付着物がある

→  汚れや付着物を取り除いてください。(→ P. 395)

・ 前方センサーが作動条件範囲外(温度など)

→ 走行は可能です。(温度など)作動条件を満たせば、プリク

ラッシュセーフティシステムが利用可能になります。

警告灯が点灯した場合:
VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムまたは
プリクラッシュセーフティシステム、もしくは両方が OFF に
なっています。

→  VSC システムとプリクラッシュセーフティシステムを ON

にすると、プリクラッシュセーフティシステムが利用可能に
なります。(→ P. 401, 510)

スリップ表示灯

・ VSC システムの異常
・ TRC システムの異常
・ ヒルスタートアシストコントロールシステムの異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

ABS・VSC・TRC システム作動時は点滅します。

警告灯

警告灯名・警告内容・対処方法

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

651

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

警告灯

警告灯名・警告内容・対処方法

高水温警告灯

・ 警告灯が点滅したとき:

エンジン冷却水高温異常
水温の上昇にともない、点滅から点灯にかわります。

→ ただちに安全な場所に車両を停車して点検する(→ P. 690)

・ 警告灯が点滅することなく、点灯したとき:

排熱回収器の異常

→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

(点滅)

ICS OFF 表示灯

インテリジェントクリアランスソナーの異常

→ トヨタ販売店で点検を受けてください。

システムの異常時以外にも、表示灯が次のように作動します。
・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF  にすると点

灯します。(→ P. 465)

・ システムの作動中に点灯します。(→ P. 468)
・ システムが一時的に使用できないときに点滅します。

(→ P. 472)

半ドア警告灯(警告ブザー

※3

いずれかのドアが確実に閉まっていない

→ 全ドアを閉める

燃料残量警告灯

燃料の残量が約 6.4L 以下になった

→ 燃料を補給する

シートベルト非着用警告灯(警告ブザー

※4

運転席・助手席シートベルトの非着用

→ シートベルトを着用する

マスターウォーニング

システムの異常時にブザーと共に点灯・点滅し、マルチイン
フォメーションディスプレイ上に警告メッセージを表示しま
す。

→ P. 654

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

652

8-2. 緊急時の対処法

※1

ブレーキ警告ブザー:
ブレーキの効き低下につながる異常があると、警告灯の点灯と同時にブザーが
鳴ります。

※2

油圧警告ブザー:
READY インジケーターが点灯しているとき、エンジンオイルの圧力低下によ
り警告灯が点灯すると、最大で約 30 秒間、警告ブザーが鳴ります。

※3

半ドア走行時警告ブザー:
いずれかのドアが確実に閉まっていない状態で走行し、車速が約 5km/h 以上
になると、警告ブザーが鳴ります。

※4

運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま車速が約 20km/h 以上になると警
告ブザーが 1 回鳴ります。その後も運転席・助手席シートベルトを非着用の
まま 24 秒を経過すると、30 秒間断続的に鳴り、さらにブザーの音がかわり
90 秒間鳴ります。

※5

マルチインフォメーションディスプレイに表示されます。

警告灯

警告灯名・警告内容・対処方法

ブレーキオーバーライドシステム/ドライブスタートコント
ロール/インテリジェントクリアランスソナー

(シンボル表示

※5

・ ブレーキオーバーライドシステム作動時
・ ブレーキオーバーライドシステムの異常
・ ドライブスタートコントロール作動時
・ ドライブスタートコントロールの異常
・ インテリジェントクリアランスソナー作動時(→ P. 468)

→ 表示された画面の指示に従ってください。

LDA(ステアリング制御機能付き車線逸脱警報)

(シンボル表示

※ 5

LDA 操舵支援「ON」中にシステムが手放し運転と判断

→ ハンドルをしっかりと持ち直してください。

LDA(ステアリング制御機能付き車線逸脱警報)

(シンボル表示

※ 5

車両が何度も車線からはみ出しそうになっている、または車
線からの逸脱を防ぐためにハンドルを急に操作した

→ 運転中に疲労を感じたときは、すみやかに休憩してくださ

い。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

653

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について

助手席に乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検
知して警告灯が点滅することがあります。

助手席に座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しない
ことがあります。

パワーステアリング警告灯/警告ブザーについて

補機バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に警
告灯が点灯し、警告ブザーが鳴ることがあります。

警告ブザーについて

状況によっては、外部の騒音やオーディオ

の音などにより、ブザー音が聞こえ

ない場合があります。

知識

警告

パワーステアリング警告灯が点灯したとき

黄色に点灯したときは操舵力補助が制限され、赤色に点灯したときは操舵力補
助がなくなるため、ハンドル操作が非常に重くなることがあります。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強
く操作してください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

654

8-2. 緊急時の対処法

警告メッセージが表示されたときは

マスターウォーニング

マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示されている
とき、点灯・点滅します。

マルチインフォメーションディ
スプレイ

対処方法

マルチインフォメーションディスプレ
イのメッセージに従ってください。

処置後に再度メッセージが表示されたときは、トヨタ販売店へご連絡く
ださい。

メッセージの内容によっては、マスターウォーニングが連動しない場合があり
ます。

マルチインフォメーションディスプレイには、システムの故障や誤った
操作をしたときの警告、メンテナンスが必要であることをお知らせする
メッセージが表示されます。メッセージが表示されたときは、メッセー
ジの内容に従って対処してください。

充電に関するメッセージが表示されたときは、P. 197 を参照してくだ
さい。

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