Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 38

 

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Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 38

 

 

591

7-1. お手入れのしかた

7

お手入れのしかた

警告

車両への水の浸入

床・ラゲージルーム内・駆動用電池冷却用吸入口など、車内に水をかけたり液
体をこぼしたりしないでください。(→ P. 80)
駆動用電池や電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれ
があり危険です。

SRS エアバッグの構成部品や配線をぬらさないでください。(→ P. 32)
電気の不具合により、エアバッグが作動したり、正常に機能しなくなり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

ワイヤレス充電器(おくだけ充電)

(→ P. 572)をぬらさないでください。

発熱によるやけど、または感電により重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。

内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

592

7-1. お手入れのしかた

注意

清掃するとき使用する溶剤について

変色・しみ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。

・ シート以外の部分:ベンジン・ガソリンなどの有機溶剤や酸性またはアル

カリ性の溶剤・染色剤・漂白剤

・ シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸

性の溶剤

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。

革の傷みを避けるために

皮革の表面の劣化や損傷を避けるために次のことをお守りください。

革に付着したほこりや砂はすぐに取り除く

直射日光に長時間さらさないようにする
特に夏場は日陰で車を保管する

ビニール製・プラスチック製・ワックス含有のものは、車内が高温になると革
に張り付くおそれがあるため、革張りの上に置かない

床に水がかかると

水で洗わないでください。
フロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の原因になった
り、ボデーが錆びるおそれがあります。

フロントウインドウガラスの内側を掃除するときは

(Toyota Safety Sense P 装着車)

カメラセンサーのレンズに、ガラスクリーナーが付着しないようにしてくださ
い。また、レンズにはふれないでください。(→ P. 394)

リヤウインドウガラスの内側を掃除するとき

熱線やアンテナ

を損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わ

ず、熱線やアンテナ

にそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてく

ださい。

熱線やアンテナ

を引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

593

7-1. お手入れのしかた

7

お手入れのしかた

注意

駆動用電池冷却用吸入口/フィルターを清掃するとき

次のことをお守りください。お守りいただかないと、車両故障の原因となるお
それがあります。

駆動用電池冷却用吸入口のグリルを取りはずすときは、必ずパワースイッチを
OFF にしてハイブリッドシステムを停止する

水や液体などで吸入口/フィルターを清掃しない

グリルを取りはずしたときは、駆動用電池冷却用吸入口に水や異物などが入ら
ないように注意する

取りはずしたフィルターは損傷しないよう、慎重に取り扱う
フィルターが損傷した場合は、トヨタ販売店で新しいフィルターに交換してく
ださい。

清掃後は、必ずフィルターとグリルをもとどおりに取り付ける
フィルターは左右で形状が異なります。左右両側のフィルターを取りはずした
ときは、左右の方向を間違えて取り付けないよう、ご注意ください。

この車両用のフィルター以外のものを吸気口に取り付けたり、フィルターを取
りはずした状態で車を使用したりしない

594

7-2. 簡単な点検・部品交換

ボンネット

ボンネット解除レバーを引く

ボンネットが少し浮き上がります。

レバーを引き上げて、ボンネット
を開ける

ボンネットステーをステー穴に
挿し込む

車内からロックを解除して、ボンネットを開けます。

1

2

3

595

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

警告

走行前の確認

ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

修理・車検・整備点検をする場合は

整備モードに切りかえる必要がありますので、必ずトヨタ販売店にご相談くだ
さい。高電圧システムを使用しているため、取り扱いを誤ると、重大な傷害に
およぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

ボンネットを開けるとき

ボンネットを開ける前にパワースイッチを OFF にしてください。作動中の部品
に巻き込まれて重大な傷害を受けるおそれがあります。

やけどを防ぐために

エンジンルーム点検後の確認

エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。

ボンネットステーをステー穴に挿し込んだあとは

ボンネットが頭や体の上に落ちてこないように、正しく挿し込まれているか確
認してください。

エアコンのコンプレッサーの作動中、また
は作動後は、エアコンの配管が高温になる
ため、手をふれないでください。配管が冷
える前にふれると、やけどをするおそれが
あります。

596

7-2. 簡単な点検・部品交換

警告

ボンネットを閉めるとき

注意

ボンネットへの損傷を防ぐために

ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。

ボンネットを閉めるとき

ボンネットステーをステー穴から取りはずし、クリップに正しくもどしてくだ
さい。ステーを正しくもどさない状態でボンネットを閉めると、ボンネットや
ステーが損傷するおそれがあります。

手などを挟まないように注意してくださ
い。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険で
す。

597

7

7-2. 簡単な点検・部品交換

お手入れのしかた

ガレージジャッキ

フロント側

フロントサスペンションメンバーにガレージジャッキをセットしま
す。

リヤ側

ガレージジャッキを使用するときは、ガレージジャッキに付属の取り扱
い説明書に従って、安全に作業してください。

ガレージジャッキを使用して車両を持ち上げるときは、正しい位置にガ
レージジャッキをセットしてください。
正しい位置にセットしないと、車両が損傷したり、けがをしたりするお
それがあります。

598

7-2. 簡単な点検・部品交換

ウォッシャー液の補充

フタを開く

レベルゲージでウォッシャー液の量を確認する

NORMAL(通常)

LOW(少ない)

液面が LOW の位置に近付いたら
ウォッシャー液を補充する

補充のしかた

1

2

1
2

3

599

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

警告

ウォッシャー液を補充するとき

ハイブリッドシステムが熱いときやハイブリッドシステム作動中は、ウォッ
シャー液を補充しないでください。ウォッシャー液にはアルコール成分が含ま
れているため、ハイブリッドシステムなどにかかると出火するおそれがあり危
険です。

注意

ウォッシャー液について

ウォッシャー液のかわりに、せっけん水やエンジン不凍液などを入れないでくだ
さい。塗装にしみが付くことや、ポンプが故障してウォッシャー液が出なくな
るおそれがあります。

ウォッシャー液のうすめ方

必要に応じて水でうすめてください。水とウォッシャー液の割合は、ウォッ
シャー液の容器に表示してある凍結温度を参考にしてください。

600

7-2. 簡単な点検・部品交換

タイヤについて

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

タイヤ空気圧

空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。

タイヤの亀裂・損傷の有無

タイヤの溝の深さ

タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗
程度がほかのタイヤと著しく異なるなど)の有無

図で示すようにタイヤのローテー
ションを行う

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命を
のばすために、トヨタは定期点検ごと
のタイヤローテーションをおすすめし
ます。

タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタ
イヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タ
イヤ位置交換)を 5,000km ごとに行ってください。

タイヤの点検項目

タイヤローテーションのしかた

前側

601

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

タイヤ空気圧の数値

タイヤが冷えているときの空気圧

タイヤ関連の部品を交換するとき

タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ
販売店にご相談ください。

低偏平タイヤについて(17 インチタイヤ装着車)

雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タイ
ヤを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するようにしてください。

低偏平タイヤの空気圧点検(17 インチタイヤ装着車)

低偏平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検し
てください。2 週間に 1 回(最低でも 1ヶ月に 1 回)、または長距離ドライブの
前には、必ず空気圧を点検してください。

知識

タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空
気圧ラベルで確認することができます。

前輪

後輪

15 インチタイヤ

250 kPa(2.5 kg/cm

2

240 kPa(2.4 kg/cm

2

17 インチタイヤ

230 kPa(2.3 kg/cm

2

220 kPa(2.2 kg/cm

2

602

7-2. 簡単な点検・部品交換

警告

点検・交換時の警告

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する

メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない

ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない

サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない

ほかの車両で使用していたタイヤを使用しない
以前どのように使用されていたか不明のタイヤは使用しない

異常があるタイヤの使用禁止

異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。

破裂などの修理できない損傷を与える

車両が横すべりする

車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない

タイヤ交換時の注意

ねじ部にオイルやグリースを塗らないでください。
ナット部を締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあり
ます。オイルやグリースがねじ部に付いている場合はふき取ってください。

異常があるホイールの使用禁止

亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。
走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。
テーパー部を外側にして取り付けると、ホ
イールが破損しはずれてしまい、重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。

テーパー部

603

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

注意

走行中に空気もれが起こったら

走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。

悪路走行に対する注意

段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。

低偏平タイヤについて(17 インチタイヤ装着車)

低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より
大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことに注意してくださ
い。

適切なタイヤ空気圧で使用する
空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。

段差や凹凸のある路面、路上に空いた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物
を避ける
タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。

604

7-2. 簡単な点検・部品交換

タイヤ空気圧について

タイヤ空気圧が適正でない場合

適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる場
合があります。

燃費の悪化

乗り心地や操縦安定性の低下

摩耗によるタイヤ寿命の低下

安全性の低下

ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受け
てください。

タイヤ空気圧の点検のしかた

タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。

タイヤが冷えているときに点検する

タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正かどうか判断できません。

走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんので
減圧しないでください。

荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにする

タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に 1 回
以上実施してください。低扁平タイヤの場合、2 週間に 1 回、または長
距離ドライブの前には必ず空気圧を点検してください。(→ P. 703)

知識

605

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

警告

タイヤの性能を発揮するために

適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

過度の摩耗

偏摩耗

操縦安定性の低下

タイヤの過熱による破裂

タイヤとホイールのあいだからの空気もれ

ホイールの変形、タイヤの損傷

走行時にタイヤが損傷する可能性の増大

(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)

注意

タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは

タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。

バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気がもれ、
タイヤの空気圧が低下するおそれがあります。

606

7-2. 簡単な点検・部品交換

タイヤの交換

地面が固く平らで安全な場所に移動する

パーキングブレーキをかける

シフトポジションを P にする

ハイブリッドシステムを停止する

非常点滅灯を点滅させる(→ P. 639)

搭載されているジャッキを使用して車両を持ち上げるときは、正しい位
置にジャッキをセットしてください。正しい位置にセットしないと、車
両が損傷したり、けがをするおそれがあります。

ジャッキで車体を持ち上げる前に

 

 

 

 

 

 

 

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