Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 32

 

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Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese - part 32

 

 

495

5-5. 運転支援装置について

5

運転

“ ポーン ” という音が鳴り、表
示内のストップ表示

(→P. 479)

が点灯したら停車する

シフトポジションを D にする

通常の運転操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、前方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり前進する

・ 一度で出庫できず、切り返しが必要な場合:手順

・ 切り返しが不要な場合:手順

へ(→ P. 496)

“ ポーン ” という音が鳴り、表
示内のストップ表示

(→P. 479)

が点灯したら停車する

シフトポジションを R にする

通常の後退操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、後方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり後退する

駐車スペースの状況により、手順

から

をくり返す場合があります。

5

6
7

8

14

8

9

10

5

10

496

5-5. 運転支援装置について

“ ポーン ” という音が鳴り、表
示内のストップ表示

(→P. 479)

が点灯したら停車する

シフトポジションを D にする

通常の運転操作の姿勢をとり、ハンドルに力を加えないように軽く
手を添え、前方および周辺の安全を直接確認し、ブレーキペダルを
踏んで車速調整しながら、ゆっくり前進する

車両がほぼ出庫可能位置に到
達し、“ ピー ” という音が鳴
り、アシストが終了します。
そのままハンドルを持ち、前進
してください。

11

12
13

14

497

5-5. 運転支援装置について

5

運転

縦列出庫アシストモードについて

アシスト中に、運転者が出庫可能と判断しハンドルを操作すると、その位置で
アシストを終了します。

車両の前方に駐車車両がない場合、または車両の前方と駐車車両との間隔があ
きすぎている場合は、アシストを使用できません。

縦列出庫アシストモード使用時の周囲の環境によってはアシストモードが作動
できない場合があります。

知識

注意

障害物を検知できる範囲(→ P. 456)は限られるため、周辺の安全を直接確
認し、接触のおそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。

低い障害物は検知できないことがあるため、周辺の安全を直接確認し、接触の
おそれがある場合はブレーキペダルを踏んで停車してください。

発進可能な位置に出庫する際は、周辺の安全を直接確認してください。

498

5-5. 運転支援装置について

シンプルインテリジェントパーキングアシストが作動できないときや、
作動が中止または、中断されたときなどにマルチインフォメーション
ディスプレイに次のメッセージが表示されます。ディスプレイの表示を
もとに適切に対処してください。

作動できないとき

マルチインフォメーションディスプレイのメッセージについて

メッセージ

状況・対処方法

システムに異常があるおそれがある
→ パワースイッチをいったん OFF にしてから

ハイブリッドシステムを始動してください。

再度表示される場合は、トヨタ販売店で点検

を受けてください。

システムに故障のおそれがある

パワーステアリング装置の一時的な過熱が起き

→ パワースイッチをいったん OFF にし、しば

らくしてからハイブリッドシステムを始動

して使用してください。

ハイブリッドシステムが作動していない
→ ハイブリッドシステムを始動してください。

センサー部に氷・雪・泥などが付着している
→ 氷・雪・泥などを取り除いてください。

センサー部が凍結している
→ 凍結部が溶ければ正常に復帰します。

補機バッテリーを脱着した
→ 約 35km/h 以上の車速で 5 秒以上直進走行

してください。

車速が30km/hを超過した状態でS-IPAスイッ
チを操作した
→ 車速約 30km/h 以下にして使用してくださ

い。

499

5-5. 運転支援装置について

5

運転

駐車スペースがない場所で S-IPA スイッチを
操作した、または道幅の狭い駐車スペースで
S-IPA スイッチを操作した
→ 駐車スペースがないためアシストできませ

ん。横幅が約 2.6m 以上の駐車スペースに移

動して使用してください。

→ 道幅が狭いためアシストできません。道幅が

約4.5m以上の駐車スペースの近くで使用し

てください。

自車が駐車するのには狭すぎる駐車スペースで
S-IPA スイッチを操作した
→ 駐車スペースがないためアシストできませ

ん。横幅が約 2.6m 以上の駐車スペースに移

動して使用してください。

自車前方に障害物が存在し、後退開始位置まで
前進できないような場所でS-IPAスイッチを操
作した
→ 前方に障害物があるためアシストできませ

ん。駐車スペースの前で停車した際に、前方

に障害物がないような駐車スペースで使用

してください。

ハンドルに力を加えた状態でアシストを開始し

→ ハンドルに力を加えないように手を添えて

ください。アシストが開始されます。

ハンドルに力を加えた状態で車両移動し、アシ
ストを開始した
→ 停車し、案内どおりに操作するとアシストが

開始されます。

縦列出庫で自車前後の間隔が狭いときに S-IPA
スイッチを操作した
→ 自車前後スペースが狭く、アシストによる出

庫ができません。周囲の安全を確認した上で

手動で出庫してください。

縦列出庫で、前方近くに障害物が存在しない、
または自車側方に障害物が存在し、出庫ができ
ない状況で S-IPA スイッチを操作した
→ 容易に出庫できる、または側方に障害物があ

るため、アシストによる出庫ができません。

周囲の安全を確認した上で手動で出庫して

ください。

メッセージ

状況・対処方法

500

5-5. 運転支援装置について

作動が中止されたとき

メッセージ

状況・対処方法

アシスト中に運転者がシフトポジションを P に
切りかえた、または S-IPA スイッチを操作した

縦列アシストモードの駐車スペース探索中に車
速が 30km/h をこえた

駐車スペースが狭い場所でアシストを開始した

縦列出庫アシストモードにおいて、方向指示レ
バーで出庫方向を選択せずにシフトポジション
を切りかえた
→ 案内どおりに操作してください。

アシスト開始時に、案内と逆方向に進行した
→ 案内どおりに操作、進行してください。

アシスト中に切り返し回数が上限になった、急
な路面勾配で使用したため設定した目標位置に
到達できない
→ 路面勾配のない、広いスペースでアシスト案

内に従って使用してください。

501

5-5. 運転支援装置について

5

運転

作動が中断されたとき

メッセージ

状況・対処方法

アシスト中に運転者が
ハンドルに力を加えた

→ 停車してハンドルに力を

加えないように手を添え

た状態でS-IPAスイッチ

を押すとアシストを再開

できます。

ア シ ス ト 中 に 車 速 が
7km/h をこえた

アシスト中断中、ハンド
ルに力を加えた状態で
S-IPA スイッチを押し

→ ハンドルに力を加えない

ように手を添えた状態で

停車するとアシストが再

開します。

アシスト中断中、車両
が移動している状態で
S-IPA スイッチを押し

アシスト中断中(再開可
能)

→ 停車してハンドルに力を

加えないように手を添え

た状態でS-IPAスイッチ

を押すとアシストを再開

できます。

アシスト中に、前方障害
物に接近しすぎた

→ シフトポジションを R に

切りかえてから、S-IPA

スイッチを押すと、アシ

ストを再開できます。

アシスト中に、後方障害
物に接近しすぎた

→ シフトポジションを D に

切りかえてから、S-IPA

スイッチを押すと、アシ

ストを再開できます。

502

5-5. 運転支援装置について

センサーについて

センサーにより駐車車両を検出して、駐車位置を特定します。

フロントサイドセンサー

リヤサイドセンサー

使用上の注意点について

1
2

503

5-5. 運転支援装置について

5

運転

駐車車両が目標駐車位置の奥にある場合は、距離が遠くなるため検出できない
ことがあります。また、駐車車両の形状や条件によっては検出距離が短くなっ
たり、検出できないことがあります。

知識

車 庫 入 れ 駐 車 ア シ ス ト モ ー ド 時 の セ ン
サー感知範囲について

目標駐車位置

縦列駐車アシストモード時のセンサー感
知範囲について

目標駐車位置

1

1

504

5-5. 運転支援装置について

駐車スペース内の路面にあるグレーチングや縞板鋼板などを検知し、シンプル
インテリジェントパーキングアシストを使用できないことがあります。

柱や壁など駐車車両以外は検出できない
ことがあります。また、検出できても目標
駐車位置がずれることがあります。

歩行者などを検出して目標駐車位置がず
れることがあります。

歩行者

1

2

1

505

5-5. 運転支援装置について

5

運転

警告

シンプルインテリジェントパーキングアシストを過信しないでください。一般
の車と同様、必ず後方や周辺の安全を直接確認しながら慎重に前進または、後
退してください。

マルチインフォメーションディスプレイだけを見ながら後退することは絶対
にしないでください。表示と実際の状況は異なることがあり、表示だけを見て
後退すると車にぶつけたり、思わぬ事故を引き起こすことがあります。後退す
るときは必ず目視やミラーなどで後方や周辺の安全を直接確認してください。 

前進または、後退するときは、ブレーキペダルを踏んで車速調整しながら、
ゆっくり前進または、後退してください。

周辺の車両や障害物、人などに接触しそうなときは、ブレーキペダルを踏んで
停車し、S-IPA スイッチを押してシステムを中止してください。

平坦な駐車場で使用してください。

使用中はハンドルが自動的に回転するため、次の点に注意してください。

・ ネクタイ・スカーフ・腕などを巻き込むおそれがあります。上体をハンド

ルに近付けないでください。また、お子様がハンドルに近付かないよう注
意してください。

・ 爪が長いとハンドルが回転する際にけがをするおそれがあります。
・ 万一のときは、ブレーキペダルを踏んで停車し、S-IPA スイッチを押して

システムを中止してください。

駐車するときは、必ずスペースに車を駐車できるかを確認してから操作を行っ
てください。

次のような状況では、目標位置に正しくアシストできず、思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険なため使用しないでください。

・ 駐車場以外の場所
・ 砂地、砂利地のような駐車枠のない整備されていない駐車場
・ 傾斜、段差のある平坦でない駐車場
・ 凍結したり、すべりやすい路面、または雪道
・ 真夏の炎天下でアスファルトが溶けているようなとき
・ 目標駐車位置や自車と目標駐車位置とのあいだに障害物があるとき
・ タイヤチェーンを使用しているとき

メーカー出荷時装着タイヤ以外のタイヤは使用しないでください。システムが
正常に作動しないおそれがあります。タイヤを交換するときは、トヨタ販売店
にご相談ください。

506

5-5. 運転支援装置について

警告

次のような状況では、設定した位置にアシストできない場合があります。

・ タイヤが極端に摩耗していたり、空気圧が低いとき
・ 極端に重いものを積んでいるとき
・ 車両の片側にだけ荷物などを積んで車両が傾いているとき
・ 駐車場にロードヒーター(路面凍結防止用のヒーター)が設置されている

とき

上記の場合以外で設定位置と車両の位置が大きくずれる場合は、トヨタ販売
店で点検を受けてください。

縦列出庫アシストモードについて次のことをお守りください。

縦列出庫アシストモードは縦列駐車からの出庫時に使用する機能ですが、車
両前方にある障害物や人をセンサーで検知すると機能を使用できる場合があ
ります。縦列駐車から出庫する以外の状況では、機能を使用しないでくださ
い。万が一、ステアリングの制御が作動してしまった場合には、S-IPA スイッ
チで OFF するかハンドルを操作すると、制御を中止します。

次のような状況では、誤って縦列出庫アシストモードを使用してしまうと、障
害物にふれるおそれがあります。

サイドセンサーで障害物を検知できておらず、障害物のある方向に出庫機能
を作動させてしまった場合(柱が車両の真横にある状況等)

センサーが正常に作動しなくなり、思わぬ事故につながるおそれがありますの
で、次のことにご注意ください。

・ センサー部付近を強くたたいたり、物をぶつけるなど、強い衝撃を与えな

いでください。装置が正常に作動しなくなるおそれがあります。

・ 高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水をあてないで

ください。強い水圧により衝撃が加わり、装置が正常に作動しなくなるお
それがあります。バンパーをぶつけたときは、センサーの故障などにより
装置が正常に作動しなくなっているおそれがあります。トヨタ販売店で点
検を受けてください。

507

5-5. 運転支援装置について

5

運転

警告

次のとき、センサーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故につながるお
それがあり危険です。注意して運転してください。

・ サイドエリアのスキャン(→ P.  458)が完了するまでのあいだは、サイ

ドエリアに障害物があっても障害物を感知できません。

・ サイドエリアのスキャン完了後でも、車・人・動物などが車両の横からサ

イドエリアに侵入してきた場合は感知できません。

・ センサー部が凍結したとき(溶ければ、正常に復帰します)

特に低温時には凍結などにより異常表示が出たり、駐車車両があっても感
知しないことがあります。

・ センサーを手でふさいだとき
・ 車両姿勢が大きく傾いたとき
・ 炎天下や寒冷時
・ 凸凹道、坂道、砂利道、草むら走行時など
・ 他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、他車

のセンサーなどの超音波を発生するものが近付いたとき

・ 雨や水しぶきがかかったとき
・ 目標駐車位置に駐車車両があるにもかかわらずアシストが開始されたとき

は、センサーの角度がずれているおそれがあります。トヨタ販売店で点検
を受けてください。

・ センサーが感知する範囲には、アクセサリー用品などを取り付けないでく

ださい。

508

5-5. 運転支援装置について

運転を補助する装置

ECB(電子制御ブレーキシステム)

電子制御により、ブレーキ操作に応じたブレーキ力を発生させます。

ABS(アンチロックブレーキシステム)

急ブレーキ時やすべりやすい路面でのブレーキ時にタイヤのロックを
防ぎ、スリップを抑制します。

ブレーキアシスト

急ブレーキ時などに、より大きなブレーキ力を発生させます。

VSC(ビークルスタビリティコントロール)

急なハンドル操作や、すべりやすい路面で旋回するときに横すべりを
抑え、車両の姿勢維持に寄与します。

S-VSC(ステアリングアシステッドビークルスタビリティコントロール)

ABS・TRC・VSC・EPS を協調して制御します。
すべりやすい路面などの走行で急なハンドル操作をした際に、ハンド
ル操作力を制御することで、車両の方向安定性確保に貢献します。

TRC(トラクションコントロール)

すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、駆動力
確保に貢献します。

ヒルスタートアシストコントロール

上り坂で発進するときに、車が後退するのを緩和します。

EPS(エレクトリックパワーステアリング)

電気式モーターを利用して、ハンドル操作を補助します。

緊急ブレーキシグナル

急ブレーキ時に非常点滅灯を自動的に点滅させることにより、後続車
に注意をうながし、追突される可能性を低減させます。

走行の安全性や運転性能を高めるため、走行状況に応じて次の装置が自
動で作動します。ただし、これらの装置は補助的なものなので、過信せ
ずに運転には十分に注意してください。

509

5-5. 運転支援装置について

5

運転

TRC・VSC・ABS が作動している
ときは、スリップ表示灯が点滅しま
す。

ぬかるみや砂地、雪道などから脱出するときに、TRC が作動していると、
アクセルペダルを踏み込んでもハイブリッドシステムの出力が上がら

ず、脱出が困難な場合があります。このようなときに

を押すこと

により、脱出しやすくなる場合があります。

TRC  を停止するには

を押

マルチインフォメーションディスプレ
イに「TRC OFF しました」と表示さ
れます。

もう一度

を押すと、システム作

動可能状態にもどります。

TRC・VSC・ABS が作動しているとき

TRC を停止するには

510

5-5. 運転支援装置について

TRC と VSC を停止するには

TRC と VSC を停止するには、停車時に

を押し 3 秒以上保持する

VSC OFF 表示灯が点灯し、マルチインフォメーションディスプレイに「TRC
OFF しました」と表示されます。

もう一度

を押すと、システム作動可能状態にもどります。

PCS(プリクラッシュセーフティシステム)装着車は、プリクラッシュブレー
キアシスト・プリクラッシュブレーキも停止します。PCS 警告灯が点灯し、
マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。

(→ P. 408)

を押さなくてもマルチインフォメーションディスプレイに「TRC OFF し

ました」が表示されたとき

TRC が作動できない状態になっています。トヨタ販売店にご相談ください。

ABS・ブレーキアシスト・TRC・VSC・ヒルスタートアシストコントロールの
作動音と振動

ハイブリッドシステム始動時や発進直後、ブレーキペダルをくり返し踏んだと
きなどに、エンジンルームから作動音が聞こえることがありますが、異常では
ありません。

上記のシステムが作動すると、次のような現象が発生することがありますが、異
常ではありません。

・ 車体やハンドルに振動を感じる
・ 車両停止後もモーター音が聞こえる

ECB の作動音

次のような場合に ECB の作動音が聞こえることがありますが、異常ではありま
せん。

ブレーキペダルを操作したときに、エンジンルームから聞こえる作動音(“ カ
チ ”、“ シュー ”、“ ジー ” という音)

運転席ドアを開けたときに車両前方から聞こえるブレーキシステムのモーター
音(“ ジー ” という音)

ハイブリッドシステム停止後1∼2分経過時に、エンジンルームから聞こえる作
動音(“ カチ ”、“ シュー ”、“ ジー ” という音)

知識

 

 

 

 

 

 

 

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