Toyota Premio (2016 year). Manual japanese - part 13

 

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Toyota Premio (2016 year). Manual japanese - part 13

 

 

191

4

運転

4-6. 運転支援装置について

設定条件について

シフトレバーが D または S のとき設定できます。

速度は約 40 ∼約 100 km/h の範囲で設定できます。

車速設定後の加速について

通常走行と同様にアクセルで加速できます。加速後、設定車速にもどります。

クルーズコントロールを解除しなくても、希望の速度まで加速して、レバーを
下げることにより設定車速を変更することができます。

定速走行の自動解除

次のとき、自動的に定速走行が解除されます。

設定速度より実際の速度が約 16 km/h 以上低下した

実際の速度が約 40 km/h 以下になった

VSC が作動した

定速走行中、マルチンフォメーションディスプレイに「クルーズコントロール故
障 販売店で点検してください」が表示されたとき

ON-OFF スイッチでシステムを一度 OFF にし、再度設定してください。
設定できないとき、またはすぐに解除されるときは、システム異常のおそれがあ
ります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

知識

192

4-6. 運転支援装置について

警告

誤操作を防ぐために

クルーズコントロールを使用しないときは、ON-OFF スイッチでシステムを
OFF にしてください。

クルーズコントロールを使用してはいけない状況

次の状況では、クルーズコントロールを使用しないでください。
車のコントロールを失い、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。

交通量の多い道

急カーブのある道

曲がりくねった道

雨天時や、凍結路、積雪路などのすべりやすい路面

急な下り坂
急な下り坂では設定車速以上になることがあります。

193

4

運転

4-6. 運転支援装置について

クリアランスソナー

フロントコーナーセンサー

フロントセンサー

リヤコーナーセンサー

バックセンサー

マルチインフォメーションディスプレイの

画面(→ P. 74)か

ら、クリアランスソナーの ON(作動)/ OFF(非作動)を変更するこ
とができます。

ON(作動)を選択すると、クリアラン
スソナー表示灯が点灯します。

OFF(非作動)に切りかえて、クリアランスソナーを停止させた場合、再度、マル

チインフォメーションディスプレイの

画面から ON(作動)に切りかえな

いとシステムは復帰しません。

(エンジンスイッチの操作では復帰しません)

クリアランスソナーは、低速(約 10km/h 以下)で運転しているとき
に、車両と障害物とのおおよその距離を超音波センサーによって感知し
て、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイの距離表示と
ブザー音で運転者にお知らせする補助装置です。

センサーの位置・種類

1
2
3
4

クリアランスソナーの設定変更

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

194

4-6. 運転支援装置について

フロントセンサー作動表示

フロントコーナーセンサー作動
表示

リヤコーナーセンサー作動表示

バックセンサー作動表示

クリアランスソナーの表示のしかた

1
2

3
4

195

4

運転

4-6. 運転支援装置について

イラストは説明のための例であり、センサーの検知状態により表示は異なりま
す。(

P. 194)

距離表示の見方

表示

障害物までのおおよその距離

フロントコーナー&

フロントセンサー

リヤコーナー&
バックセンサー

(点灯)

フロントセンサー:
約 100cm ∼ 60cm

バックセンサー:
約 150cm ∼ 60cm

(点灯)

コーナーセンサー:
約 60cm ∼ 45cm
フロントセンサー:
約 60cm ∼ 45cm

コーナーセンサー:
約 60cm ∼ 45cm
バックセンサー:
約 60cm ∼ 45cm

(点灯)

コーナーセンサー:
約 45cm ∼ 35cm
フロントセンサー:
約 45cm ∼ 35cm

コーナーセンサー:
約 45cm ∼ 35cm
バックセンサー:
約 45cm ∼ 35cm

(点滅)

コーナーセンサー:
約 35cm 以下
フロントセンサー:
約 35cm 以下

コーナーセンサー:
約 35cm 以下
バックセンサー:
約 35cm 以下

196

4-6. 運転支援装置について

障害物を感知すると、ブザーが鳴ります。

フロント側またはリヤ側のみで障害物を感知しているとき

障害物との距離が近付くと、ブザーの断続時間が短くなります。障
害物との距離が次のとき、ブザーは断続音「ピピピ」から連続音

「ピー」になります。

・ フ ロ ン ト コ ー ナ ー セ ン サ ー が 感 知 し た 障 害 物 と の 距 離 が 約

35cm 以下

・ フロントセンサーが感知した障害物との距離が約 35cm 以下
・ リヤコーナーセンサーが感知した障害物との距離が約 35cm 以

・ バックセンサーが感知した障害物との距離が約 35cm 以下

複数のセンサーが同時に障害物を感知しているときは、最も近い障
害物との距離に合わせたブザー音が鳴ります。

障害物を車両の前後で同時に感知したとき

フロント側、またはリヤ側で障害物を感知してブザーが連続で鳴っ
ているとき、反対側(フロントまたはリヤ)で新たに障害物を感知
すると、ブザー音は「ピピピピピピピ ピー」をくり返します。

フロント側、またはリヤ側で障害物を感知してブザーが連続で鳴っ
ているとき、反対側(フロントまたはリヤ)でもブザーが連続で鳴
る範囲内に障害物を感知すると、ブザー音は「ピピピ ピー」をく
り返します。

ブザーについて

197

4

運転

4-6. 運転支援装置について

約 100cm(約 1.0m)

約 150cm(約 1.5m)

約 60cm(約 0.6m)

・ 感知できる範囲は右図のとおりで

す。ただし、障害物がセンサーに
近付きすぎると感知できません。

・ 障害物の形状・条件によっては感

知できる距離が短くなることや、
感知できないことがあります。

障害物を感知できる範囲

1
2
3

198

4-6. 運転支援装置について

作動条件

エンジンスイッチが ON または ON モードのとき

フロントコーナーセンサー:

・ シフトポジションが P 以外にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき

フロントセンサー:

・ シフトポジションが P・R 以外にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき

リヤコーナーセンサー/バックセンサー:

・ シフトポジションが R にあるとき
・ 車速が約 10km/h 以下のとき

センサーの感知について

センサーの感知範囲は車両前部と後部のバンパー周辺に限られます。

障害物の形状・条件によって感知できる範囲が短くなることや、感知できない
ことがあります。

センサーが障害物に近付きすぎると感知できないことがあります。

障害物を感知してから、表示やブザーが出るまでに多少時間がかかります。低
速走行時の場合でも、表示やブザーが出る前に障害物まで、約 35cm 以内に接
近するおそれがあります。

センサーより低い物体や細い杭などは、一度感知しても接近すると突然感知し
なくなることがあります。

オーディオ(装着車のみ)・エアコン使用時は、音楽やファンの音などにより、
ブザーの音が聞き取りづらくなる場合があります。

知識

警告

クリアランスソナーをお使いになる前に

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

車速が約 10km/h をこえないようにしてください

センサーの感知範囲、作動速度には限界があります。車を前進・後退するとき
は、必ず車両周辺(特に車両側面など)センサー感知範囲外の安全を確認し、
ブレーキで車速を十分に制御し、ゆっくり運転してください

センサーが感知する範囲にはアクセサリー用品などを取り付けないでくださ

199

4

運転

4-6. 運転支援装置について

警告

センサーについて

次のとき、クリアランスソナーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。注意して運転してください。

センサーに氷・雪・泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)

センサー部が凍結したとき(解ければ、正常に復帰します)
特に低温時には凍結などにより異常表示が出たり、障害物があっても感知しな
いことがあります。

センサーを手などで覆ったとき

炎天下や寒冷時

凸凹道・坂道・砂利道・草むら走行時など

他車のホーン・オートバイのエンジン音・大型車のエアブレーキ音・他車のク
リアランスソナーなどの超音波を発生するものが近付いたとき

どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき

冠水している道路でセンサーに水が被ったとき

車両姿勢が大きく傾いたとき

市販のフェンダーポール・無線機アンテナ・フォグランプを車に付けたとき

背の高い縁石や直角の縁石に向かって進んだとき

標識などのものによっては感知距離が短くなります。

バンパー真下付近は感知しません。
センサーより低いものや細い杭などは、一度感知しても接近すると突然感知し
なくなることがあります。

センサーに障害物が近付きすぎたとき

バンパーやセンサー部付近にものをぶつけたときや、たたくなどの強い衝撃を
与えたとき

トヨタ純正品以外のサスペンションを取り付けたとき

自車付近にクリアランスソナーを装備している別の車両があるとき

けん引フックを取り付けたとき

字光式ナンバープレートを取り付けたとき

上記に加えて障害物の形状・条件によっては感知できる範囲が短くなることや、
感知できないことがあります。

200

4-6. 運転支援装置について

警告

正確に感知できないことがある障害物

次のようなものは感知しないことがあります。注意して運転してください。

針金・フェンス・ロープなどの細いもの

綿・雪などの音波を吸収しやすいもの

鋭角的な形のもの

背の低いもの

背が高く上部が張り出しているもの

人・動物などの動いているもの

特に人は衣類の種類によっても検知できない場合がありますので、常に目視で
確認してください。

注意

クリアランスソナー使用時の注意

次のとき、センサーの異常などにより装置が正常に作動しなくなっているおそ
れがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

障害物を感知してない状態で、クリアランスソナーの作動表示が点滅し、ブ
ザーが鳴ったとき

センサー部付近に物をぶつけたときや、たたくなどの強い衝撃を与えたとき

バンパーをぶつけたとき

ブザー音がしないのにクリアランスソナーの作動表示が点灯したままのとき

洗車時の注意

高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水をあてないでくだ
さい。強い水圧により衝撃が加わり、正常に作動しなくなるおそれがあります。

スチームを使用した洗車機などで洗車するときは、スチームをセンサー部に近
付けすぎないようにしてください。スチームにより、正常に作動しなくなるお
それがあります。

201

4

運転

4-6. 運転支援装置について

インテリジェントクリアランスソナー

次のようなときに進行方向の障害物を感知してシステムが作動します。

低速走行時にブレーキペダルを踏み忘れてしまった、または踏み遅れ
てしまったとき

アクセルペダルを踏みすぎてしまったとき

駐車時や低速走行時における障害物への衝突のおそれがあるときや、ア
クセルペダルの踏み間違いや踏みすぎによる急発進、および、シフトポ
ジション選択を誤っての発進時に、センサーが前後進行方向の障害物を
検知するとシステムが作動し、壁などの障害物への衝突を緩和し被害低
減に寄与します。

システム作動例

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

202

4-6. 運転支援装置について

シフトポジションの選択を誤って発車してしまったとき

203

4

運転

4-6. 運転支援装置について

フロントコーナーセンサー

フロントセンサー

リヤコーナーセンサー

バックセンサー

マルチインフォメーションディスプレイの設定画面(→ P. 74)から、
インテリジェントクリアランスソナーの ON(作動)/ OFF(非作動)
を変更することができます。

インテリジェントクリアランスソナー
が OFF(非作動)になっているときは、
ICS OFF 表示灯が点灯します。

OFF(非作動)に切りかえて、インテリジェントクリアランスソナーを停止させた
場合、再度、マルチインフォメーションディスプレイの設定画面から ON(作動)
に切りかえないとシステムは復帰しません。(エンジンスイッチの操作では復帰し
ません)

センサーの種類

1
2
3
4

インテリジェントクリアランスソナーの設定変更

204

4-6. 運転支援装置について

インテリジェントクリアランスソナーは、衝突の可能性がある障害物を
感知したとき、エンジンの出力を抑制することにより車速の上昇を抑え
ます。(エンジン出力抑制制御:下記図 1)
また、そのままアクセルぺダルを踏み続けた場合は、ブレーキをかけ減
速させます。(ブレーキ制御:下記図 2)

作動について

205

4

運転

4-6. 運転支援装置について

作動開始条件

ICS OFF 表示灯が点灯・点滅(→ P. 203, 210)しておらず、次の
条件をすべて満たすと作動します。

X

エンジン出力抑制制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを ON(作動)にしているとき
・ 車速が 15km/h 以下
・ 車両進行方向に障害物がある(2 ∼ 4m 先まで)
・ 衝突回避には、通常よりやや強めのブレーキ操作が必要とシステム

が判断した

X

ブレーキ制御

・ エンジン出力抑制制御作動中
・ 衝突回避には、急ブレーキ操作が必要とシステムが判断した

作動終了条件

次のいずれかの条件のときに作動が終了します。

X

エンジン出力抑制制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF(停止)にした
・ 通常のブレーキ操作で衝突回避が可能になった
・ 車両進行方向の障害物がなくなった(2 ∼ 4m 先まで)

X

ブレーキ制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF(停止)にした
・ ブレーキ制御により車両が停止して約 2 秒が経過した
・ ブレーキ制御により車両が停止したあとに、ブレーキペダルを踏ん

・ 車両進行方向の障害物がなくなった(2 ∼ 4m 先まで)

作動条件について

206

4-6. 運転支援装置について

エンジン出力抑制制御・ブレーキ制御が作動したときは、ブザーでお知
らせするとともに、マルチインフォメーションディスプレイにメッセー
ジが表示されます。

出力抑制制御は状況により、加速制限制御か出力最大抑制制御のいずれかが作動し
ます。

エンジン出力抑制制御・ブレーキ制御の表示・ブザーについて

制御

状況

マルチ

インフォメーション

ディスプレイ表示

ICS 

OFF

表示灯

ブザー

エンジン出力

抑制制御作動中

(加速制限

制御)

一定以上の加速
ができない状況

消灯の

まま

“ポーン”
(単発音)

エンジン出力

抑制制御作動中

(出力最大抑制

制御)

通常よりやや強
めのブレーキ操
作が必要な状況

消灯の

まま

ブレーキ制御

作動中

急ブレーキが

必要な状況

システム作動

により車両停止

ブレーキ制御作

動後に車両が
停止した状況

点灯

 

 

 

 

 

 

 

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