Toyota Mark X (2016 year). Manual japanese - part 15

 

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Toyota Mark X (2016 year). Manual japanese - part 15

 

 

223

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

知識

システムの作動条件

プリクラッシュシートベルトの作動条件 ( 衝突が避けられないと判断したと
きの作動 )

・ フロント席の乗員がシートベルトを着けている
・ 車速が約 5 km/h 以上
・ 自車からみた前方の車両や障害物の接近速度が約 30 ∼約 40 km/h 以上

プリクラッシュシートベルトの作動条件(急ブレーキをかけたときや、車がコ
ントロールを失ったと判断したときの作動 )

・ フロント席の乗員がシートベルトを着けている
・ 車速が約 30 km/h 以上
・ 急ブレーキや、車両の横すべりを判断したとき

プリクラッシュブレーキアシストへの作動条件:

・ 車速が約 30 km/h 以上
・ 自車からみた前方の車両や障害物の接近速度が約 30 ∼約 40 km/h 以上
・ ブレーキペダルが踏まれているとき

プリクラッシュブレーキの作動条件:

・ プリクラッシュブレーキ OFF スイッチが押されていないとき
・ 自車速度が約 15 km/h 以上
・ 自車からみた前方の車両や障害物との接近速度が約 15 km/h 以上

センサーが検知しない場合

パイロンなどのプラスチック類は検知できません。人や動物、自転車、オート

バイ、木、雪の吹きだまりなどは検知しないおそれがあります。

システムの自動解除

システムの異常が検知された場合、センサーが障害物を検知できない状況(セ
ンサーの汚れなど)ではシステムの動作が自動的に解除されます。このような
場合には衝突の可能性があってもシステムは有効に作動しません。

レーダーセンサーとグリルカバーについて

レーダーセンサーやフロントグリルのカバーの前後面が雪や氷などで汚れた場
合、PCS 警告灯が点灯し、マルチインフォメーションディスプレイに「PCS 現
在使用できません」と表示されます。雪や氷などの汚れを取り除き、走行する
と警告灯は消灯します。

224

2-4. その他の走行装置の使い方

システムの作動しない環境

プリクラッシュセーフティシステムは、想定されてない状況では有効に作動し
ないこともあります。

きついカーブや起伏がある場所

交差点などで、自車の進行方向に急な飛び出しがある状況

自車の進行方向に車の急な割り込みがある状況

雨、霧、雪、砂嵐等の悪天候の状況

VSC システムが作動していないときに、車が横すべりしている状態

車両姿勢が極端に変化している状態

レーダーセンサー周辺への強い衝撃などにより、レーダーセンサーの向きが
ずれているとき

衝突の可能性がなくてもシステムが作動するとき

センサーの前方がさえぎられる次のような場合、システムが衝突の可能性があ
ると判断し、作動することがあります。

カーブまたは右左折時に対向車とすれ違ったとき

車両前方の障害物(前方車両・ETC ゲートなど)に急速に接近したとき

上り坂を走行中など進行方向の道路上方に構造物(看板・低い天井・蛍光灯
など)があるとき

幅が狭い、または天井の低い場所(橋・トンネル・高架下など)を通過するとき

凹凸のある路面を走行するとき

路面上に金属物、段差または突起物があるとき

車高が極端に変化しているとき

センサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの向きがずれているとき

カーブの入り口の道路脇に障害物(ガードレールなど)があるとき

また、このとき、シートベルトがすばやく引きもどされたり、ブレーキをかけ

たときに通常よりブレーキが強くかかったりすることがあります。シートベル

トが巻き取られた状態でロックした場合は車を安全な場所に止めてシートベル

トをはずし、再度装着してください。

システムに異常があるときは

警告灯や警告表示が点灯または点滅します。(oP. 365、369、372)

225

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

警告

安全にお使いいただくために

安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転に
努めてください。
プリクラッシュセーフティシステムは運転者が衝突の危険を見逃してしまった
場合に、警報やブレーキ制御により運転者を支援するものです。本システムだけ
で衝突を回避したり、安全に停止するというものではないため、システムを過信
すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につなが
るおそれがあります。また、状況によっては有効に機能しないことがあります。

システムの支援内容に関する注意点

プリクラッシュセーフティシステムは、警報やブレーキ制御により衝突回避支
援を行うために、運転者が「見る」・「判断する」・「操作する」過程で、支援を
行います。システムの支援には限界があるため、次の点に注意してください。

運転者が見る過程での支援内容
プリクラッシュセーフティシステムは、前方の障害物を可能な範囲で検知するの
みであり、わき見やぼんやり運転を許容するシステムでも、視界不良時の運転を
補助するシステムでもありません。運転者自らが周囲の状況に注意を払う必要が
あります。

運転者が判断する過程での支援内容
プリクラッシュセーフティシステムは、検知しうる前方の障害物の情報のみか
ら衝突の危険性を判断するものです。安全の確保の判断は運転者自らが行う必
要があります。

運転者が操作する過程での支援内容
被害軽減制動制御は、衝突が避けられないと判断した段階で作動するもので、
単独で衝突を回避したり、安全に停止させるものではありません。このため、
危険性があれば自らが安全を確保する必要があります。

226

2-4. その他の走行装置の使い方

警告

レーダーセンサーの取り扱い

プリクラッシュセーフティシステムが効果を発揮できるように次のことをお守

りください。

センサーとグリルカバーは常にきれいにしておく。

お手入れをする際は、センサーやグリルカバーを傷付けないよう、やわらかい

布を使ってください。

レーダーセンサー周辺への強い衝撃を避ける。

センサーの位置がずれると、システムに誤作動または異常が起こるおそれがあ

ります。強い衝撃を受けた際は、必ずトヨタ販売店にて点検を受け、調整して

もらってください。

センサーを分解しない。

センサーは電波法の基準に適合しています。センサーに貼り付けられているラ

ベルはその証明ですのではがさないでください。また、センサーを分解・改造

すると罰せられることがあります。

センサーやグリルカバー周辺にアクセサリーを付けたり、ステッカーを貼った

りしない。

センサーやグリルを改造したり、塗装したりしない。

プリクラッシュセーフティシステムの限界

プリクラッシュセーフティシステムを過信しないでください。運転するときは

常に周囲の状況に注意し、進行方向の障害物などを確認して安全運転に心がけ

てください。

227

2-4. その他の走行装置の使い方

運転するときに

2

LED イルミネーションビーム

知識

作動条件

“ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッション ON モードのとき

注意

バッテリーあがりを防止するために

エンジンを停止した状態で LED イルミネーションビームを長時間点灯しないで

ください。

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

オン / オフ

オンにするとフロントバンパーの

LED イルミネーションビームが点

灯します。

228

2-5. 様々な状況での運転

荷物を積むときの注意

警告

積んではいけないもの

次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。

燃料が入った容器

スプレー缶

荷物を積むときは

次の警告をお守りください。お守りいただかないと思わぬ事故につながるおそ

れがあり危険です。

できるだけ荷物はトランクに積んでください。

次の場所には荷物を積まないでください。

お守りいただかないと、ブレーキ・アクセルペダルを正しく操作できなかった

り、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ事故に

つながるおそれがあり危険です。

・ 運転席足元

・ 助手席や後席(荷物を積み重ねる場合)

・ パッケージトレイ

・ インストルメントパネル

・ ダッシュボード

・ フタのない小物入れ / トレイ

安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお

守りください。

● できるだけ荷物はトランクに積む
● 荷物が安全な位置に置かれているか確認する
● 走行中のバランスを維持するために重さが偏らないように積む
● 燃費が悪化しないようにするために、不要な荷物は積まないよう

にする

229

2-5. 様々な状況での運転

2

運転するときに

警告

荷物を積むときは

室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。

安定していないと、急ブレーキや事故の際に投げ出され、乗員を傷付けるおそ

れがあります。

後席のシート背もたれを折りたたんで荷物を積むときは、荷物を積み重ねない

でください。急ブレーキや事故の際に、投げ出され、乗員を傷付けるおそれが

あります。

後席のシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い荷物を積むときは、できる

だけ前席シート背もたれの真うしろには積まないでください。

トランクに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。乗員に

は適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。

お守りいただかないと、急ブレーキや衝突の際に、重大な傷害におよぶか、最

悪の場合死亡につながるおそれがあります。

荷物の重量・荷重のかけ方について

荷物を積み過ぎないでください。

荷重を不均等にかけないようにしてください。

これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低

下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ

ながるおそれがあります。

230

2-5. 様々な状況での運転

寒冷時の運転

寒冷時に備えて、準備や点検など正しく処置していただいたうえで適

切に運転してください。

■ 冬の前の準備

● 次のものはそれぞれ外気温に適したものをお使いください。

・ エンジンオイル
・ 冷却水
・ ウォッシャー液

● バッテリーの点検を受けてください。
● 冬用タイヤ(4 輪)やタイヤチェーン(後部タイヤ用)を使用し

てください。

● タイヤは 4 輪とも指定サイズで同一銘柄のものを、タイヤチェー

ンはタイヤサイズに合ったものを使用してください。(タイヤに
ついて:oP. 429)

■ 運転する前に

状況に応じて次のことを行ってください。

● ドアやワイパーが凍結したときは無理に開けたり動かしたりせ

ず、ぬるま湯をかけるなどして氷を溶かし、すぐに水分を十分に
ふき取ってください。

● フロントウインドウガラス前の外気取り入れ口に雪が積もって

いるときは、エアコンのファンを正常に作動させるために、雪を
取り除いてください。

● 外装ランプ、車両の屋根、タイヤの周辺やブレーキ装置に雪や氷

がついているときは、取り除いてください。

● 乗車する前に靴底についた雪をよく落としてください。

■ 運転するときは

ゆっくりスタートし、車間距離を十分にとって控えめな速度で走行
してください。

231

2-5. 様々な状況での運転

2

運転するときに

ワイパー停止位置の切りかえ(寒冷地仕様車)

積雪や凍結のおそれがある場合は、あらかじめフード下に格納されてい
るワイパーを積雪時の停止位置に切りかえておきます。

ワイパーアームのフック部をしっかり持ってワイパーの停止位置の切り
かえを行ってください。

積雪時の停止位置にする:
ガ ラ ス 面 に そ っ て 引 き 上 げ ま
す。

通常の停止位置にもどす:
フック上部を手で押します。

ワイパーを立てるときは、積雪時の停

止位置に切りかえてから立ててくだ

さい。

■ 駐車するときは

パーキングブレーキをかけると、ブレーキ装置が凍結して解除でき
なくなるおそれがあります。パーキングブレーキはかけずに、シフ
トレバーを P に入れて駐車し、輪止め

をしてください。

輪止めは、トヨタ販売店で購入することができます。

232

2-5. 様々な状況での運転

知識

タイヤチェーンについて

取り付け・取りはずし・取り扱い方法については次の指示に従ってください。

安全に作業できる場所で行う

後 2 輪に取り付ける

タイヤチェーンに付属の取扱書に従う

取り付け後 0.5 ∼ 1.0km 走行したら締めなおしを行う

19 インチタイヤにはタイヤチェーンを装着することはできません。

寒冷地用ワイパーブレードについて

降雪期に使用する寒冷地用ワイパーブレードは雪が付着するのを防ぐため

に金属部分をゴムで覆ってあります。トヨタ販売店で各車指定のブレードを

お求めください。

高速走行時は、通常のワイパーブレードよりガラスがふき取りにくくなるこ

とがあります。その場合には速度を落としてください。

233

2-5. 様々な状況での運転

2

運転するときに

警告

冬用タイヤ装着時の警告

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害におよ

ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

指定サイズのタイヤを使用する

空気圧を推奨値に調整する

お使いになる冬用タイヤの最高許容速度や制限速度をこえる速度で走行しな

タイヤチェーン装着時の警告

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、安全に車を運転することができずに、思わぬ事故につ

ながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

装着したチェーンに定められた制限速度、もしくは 30 km/h のどちらか低い

ほうをこえる速度で走行しない

路面の凹凸や穴を避ける

急加速、急ハンドル、急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ

の使用は避ける

カーブの入り口手前で十分減速して車のコントロールを失うのを防ぐ

駐車時の警告

パーキングブレーキをかけずに駐車するときは、必ず輪止めをしてください。輪

止めをしないと、車が動き思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

234

2-5. 様々な状況での運転

注意

タイヤチェーンの使用について

必ずマーク X 指定のトヨタ純正品を使用してください。
上記のチェーン以外のタイヤチェーンを使用すると、車体にあたり、走行のさ
またげとなるおそれがあります。
詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。

アルミホイール

にタイヤチェーンを取り付けるとホイールに傷が付くこと

があります。

フロントウインドウガラスについた氷を除去するときは

たたいて割らないでください。

ウインドウガラスの内側(車内側)が割れるおそれがあります。

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

3

室内装備の使い方

235

3-1. エアコン・デフォッガーの

使い方 

オートエアコン .......................236

リヤウインドウデフォッガー

(曇り取り) ...........................246

フロントウインドシールド

デアイサー

..................................  

248

3-2. オーディオの使い方

オーディオの種類

(ナビゲーションシステム

非装着車) .............................249

ラジオの使い方  ......................251

CD プレーヤーの使い方  .......253

MP3/WMA ディスクの

聞き方 ..................................  259

快適に聞くために  ..................266

ステアリングスイッチ..........  268

AUX 端子の使い方 ...............  271

3-3. 室内灯のつけ方 

室内灯一覧  .............................273

3-4. 収納装備の使い方

収納装備一覧  ......................... 276

3-5. その他の室内装備の

使い方

サンバイザー  ......................... 285

バニティミラー......................  286

時計 .........................................  287

アクセサリーソケット .......... 288

シートヒーター....................... 289

リヤセンター

アームレスト ....................... 291

リヤサンシェード................... 292

フロアマット  ......................... 295
トランク内装備.......................297

アシスト グリップ..................298

236

3-1. エアコン・デフォッガーの使い方 

オートエアコン

オート設定を使うとき

■ 連動モード

運転席と助手席の設定温度を同じにします。( 助手席の設定温度が運
転席と同じになります )

 

 を押す

エアコンが作動し吹き出し口と風量を自動で調整します。

連動モード時は

 

の作動表示灯が消灯します。

設定温度を上げるときは運転席の 

 の∧を、下げるときは

∨を押す

設定温度にあわせて吹き出し口と風量を自動で調整します。

吹き出し口切りかえ

. ナノイー

運転席
温度表示

花粉除去

フロントガラス曇り取り

風量切りかえ

エアコンの ON・OFF

送風停止

オート設定

助手席温度調整

風量表示

吹き出し口表示

独立 / 連動
モード切りかえ

運転席温度調整

リヤウインドウデフォッ
ガー&ミラーヒーター

内気 / 外気切りかえ

助手席
温度表示

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

手順

1

手順

2

237

3-1. エアコン・デフォッガーの使い方

3

室内装備の使い方

■ オート設定時の作動表示灯について

風量や吹き出し口を切りかえると、AUTO スイッチの作動表示灯が
消灯しますが、操作した機能以外のオート設定は継続します。

■ 独立モード

運転席と助手席の設定温度を独立してかえることができます。

 

 を押す

エアコンが作動し、吹き出し口と風量を自動で調整します。

 

 を押す ( 作動表示灯が点灯 ) または、助手席の 

 を

押す

 運転席側は 

 、助手席側は 

 を押し、温度を調整する

再び

 

 

を押すと、作動表示灯が消灯し連動モードになります。

独立モード時、後席の吹き出し温度は、助手席側に連動しています。

お好みの設定で使うとき

■ エアコンの ON・OFF を切りかえるには

 を押す

スイッチを押すたびにエアコンの ON・OFF が切りかわります。

手順

1

手順

2

手順

3

238

3-1. エアコン・デフォッガーの使い方

■ 設定温度をかえるには

運転席側は 

 、助手席側は 

 を押し、温度を調整する

連動モード使用時、助手席側の 

 を押すと独立モードに切りかわります。

■ 風量をかえるには

風量切りかえスイッチの 

 (増)か  

(減) を押す

風量は7段階に調整できます。

送風を止めるときは 

 を押す

■ 吹き出し口を切りかえるには

 

 を押す

押すたびに吹き出し口が切りかわります。

上半身に送風

 *

冷房時に、AUTO スイッチを ON にすると送風されることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

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