Toyota FJ Cruiser (2017 year). Manual japanese - part 10

 

  Index      Toyota     Toyota FJ Cruiser (2017 year) - manual japanese

 

Search            

 

 

 

 

 

 

 

 

Content   ..  8  9  10  11   ..

 

 

Toyota FJ Cruiser (2017 year). Manual japanese - part 10

 

 

143

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

警告

誤操作を防ぐために

クルーズコントロールを使用しないときは、ON-OFF スイッチでシステムを

OFF にしてください。

クルーズコントロールを使用してはいけない状況

次の状況では、クルーズコントロールを使用しないでください。

車のコントロールを失い、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪

の場合死亡につながるおそれがあります。

交通量の多い道

急カーブのある道

曲がりくねった道

雨天時や、凍結路、積雪路などのすべりやすい路面

急な下り坂

急な下り坂では設定車速以上になることがあります。

車両けん引時

144

2-4. その他の走行装置の使い方

クリアランスソナー

クリアランスソナーは、車両と障害物とのおおよその距離を超音波セ

ンサーによって感知して、ブザー音で運転者にお知らせします。

■ センサーの位置

145

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

■ クリアランスソナースイッチ

ON / OFF

スイッチを押すとクリアランスソ

ナーは ON になり、表示灯が点灯

す る と と も に ブ ザ ー 音 が 鳴 り ま

す。

OFF にするには再びスイッチを押

します。

146

2-4. その他の走行装置の使い方

距離表示の見方

クリアランスソナーが作動したとき、障害物と車両とのおおよその距離
をブザー音でお知らせします。

障害物を感知できる範囲

約 150cm

感知できる範囲は左図のとおりです。

ただし、障害物がセンサーに近付きす

ぎると感知できません。

障害物の形状・条件によっては、感知

できる距離が短くなることや、感知で

きないことがあります。

車と障害物

との距離

約 150 ∼ 100 cm 約 100 ∼ 50 cm

約 50 cm 以下

ブザー音

断続音

速い断続音

連続音

147

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

知識

作動条件

エンジンスイッチが “ ON ” のとき

シフトレバーが R にあるとき

警告

クリアランスソナーをお使いになる前に

必ず次のことをお守りください。

お守りいただかないと、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

車両の速度が約 10km/h をこえないようにしてください。

センサーの感知範囲、作動速度には限界があります。車を後退するときは、必

ず車両周辺(特に車両側面など)の安全を確認し、ブレーキで速度を十分に制

御し、ゆっくり運転してください。

センサーが感知する範囲にはアクセサリー用品などを取り付けないでください。

センサーについて

次のとき、クリアランスソナーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故に

つながるおそれがあり危険です。注意して運転してください。

センサーに氷・雪・泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)

センサー部が凍結したとき(解ければ、正常に復帰します)

特に低温時には凍結などにより異常表示が出たり、障害物があっても感知しな

いことがあります。

センサーを手などで覆ったとき

炎天下や寒冷時

凸凹道・坂道・砂利道・草むら走行時など

他車のホーン・オートバイのエンジン音・大型車のエアブレーキ音・他車のク

リアランスソナーなどの超音波を発生するものが近付いたとき

どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき

車両姿勢が大きく傾いたとき

148

2-4. その他の走行装置の使い方

警告

市販のフェンダーポール、無線機アンテナを車に付けたとき

背の高い縁石や直角の縁石に向かって進んだとき

標識などのものによっては感知距離が短くなります。

バンパー真下付近は感知しません。
センサーより低いものや細い杭などは、一度感知しても接近すると突然感知し
なくなることがあります。

センサーに障害物が近付きすぎたとき

バンパーやセンサー部付近にものをぶつけたときや、たたくなどの強い衝撃を
与えたとき

字光式ナンバープレート・ナンバープレートホルダーなどを取り付けたとき

トヨタ純正品以外のサスペンションを取り付けたとき

障害物の形状・条件によっては感知できる範囲が短くなることや、感知できな
いことがあります。

正確に感知できないことがある障害物

次のようなものは感知しないことがあります。注意して運転してください。

針金・フェンス・ロープなどの細いもの

綿・雪などの音波を吸収しやすいもの

鋭角的な形のもの

背の低いもの

背が高く上部が張り出しているもの

特に人は衣類の種類によっても検知できない場合がありますので、常に目視で
確認してください。

注意

洗車時の注意

高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水をあてないでくだ

さい。強い水圧により衝撃が加わり、正常に作動しなくなるおそれがあります。

149

2-4. その他の走行装置の使い方

運転するときに

2

4WD システム

トランスファーレバーを操作して駆動系の作動状態を切りかえます。

H4・N・L4 モードに切りかえるとメーターに 4WD 表示灯(緑色)
が点灯します。

H2(ハイレンジ 2WD)
市街地や高速道路などの乾燥した舗装路面を一般走行する場合に
使用します。
通常はこの位置で使用します。
H4(ハイレンジ 4WD)
悪路・氷雪路・砂地など、すべりやすい路面を走行する場合に使用
します。
N(ニュートラル)
動力の伝わらない状態。
この位置では走行できません。
L4(ローレンジ 4WD)
悪路・砂地・ぬかるみ・深雪路などでとくに大きな駆動力を必要と
するときや急な降坂路を走行するときに使用します。

150

2-4. その他の走行装置の使い方

知識

H2 と H4 の切りかえについて

速度を80 km/h以下にしてからトランスファーレバーをH2からH4に切り

かえてください。外気温が低い場合は切りかえができないときがあります。

そのときは速度をさらに低くするか、停止してから切りかえてください。

H4からH2にトランスファーレバーを切りかえたときにメーターの4WD表

示灯が消えないときは周囲の安全を確認して加減速または後退してくださ

い。

H4 と L4 の切りかえについて

停車してからシフトレバーを N にしてトランスファーレバーを操作してくださ

い。H4 から L4 に切りかえたときは自動的に VSC が OFF になります。

4WD 走行について

長期間 4WD 走行を行わないときは、前輪駆動部品のオイルを循環させるため、

月に 1 回程度は 4WD 走行を行ってください。

4WD 走行を乾燥した舗装路面で行う場合は、周囲の安全を確認し、トランス

ファーレバーを H4 に切りかえてから徐行で数 m 程度まっすぐ走行してくださ

い。走行後は必ずトランスファーレバーを H2 に切りかえてください。

151

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

警告

走行中の警告

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお

それがあります。

脱輪などにより、いずれかの車輪が宙に浮いているときは、むやみに空転させ

ないでください。

車両旋回中や車輪空転中は、トランスファーレバーの操作は行わないでくださ

い。

タイヤが空転中に急激なブレーキ操作をしないでください。

乾燥した舗装路面および高速道路では必ず H2 で走行してください。H4 また

は L4 で走行すると駆動系部品に悪影響を与え、駆動系のオイルもれや焼きつ

きなどにより、思わぬ事故につながることがあります。また、タイヤの早期磨

耗や燃料消費量の悪化につながることがあります。

H4 または L4 での急旋回は避けてください。急旋回した場合、タイトコーナー

ブレーキング現象(ブレーキをかけた状態と同じような現象)を起こし、運転

しにくくなります。これは前・後輪の回転差のため起きる現象で、異常ではあ

りませんが危険ですので避けてください。

トランスファーレバーは H4 または L4 の位置に確実に操作してください。H4

または L4 の位置に入ってないと、動力が伝わらなかったり、坂道での駐車時

にシフトレバーが P に入っていても車両が動き出すおそれがあります。

152

2-4. その他の走行装置の使い方

アクティブトラクションコントロール

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

すべりやすい路面や険しいオフロードでの発進時や加速時に生じる

車輪の空転を4輪別々に抑制すると共に、車両の方向安定性と駆動力

を確保します。

■ 使用するときは

停車してからシフトレバーを N にしてトランスファーレバー
を L4 にする

オーバーヘッドコンソール非装着車

A-TRAC スイッチを押す

A-TRAC 表 示 灯 が 点 灯 し ま す。

OFF にするには再びスイッチを押

します。

153

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

アクティブトラクションコントロールが作動したときは

前 後 輪 が 空 転 し た と き は、ア ク
ティブトラクションコントロール
の作動を表示するために、スリッ
プ表示灯が点滅します。

オーバーヘッドコンソール装着車

A-TRAC スイッチを押す

A-TRAC 表 示 灯 が 点 灯 し ま す。

OFF にするには再びスイッチを押

します。

154

2-4. その他の走行装置の使い方

知識

リヤデフロック使用中は(リヤデフロック装着車)

アクティブトラクションコントロールは、約6 km/h 以下でしか作動しません。

アクティブトラクションコントロールの作動音と振動

エンジン始動時や発進直後や、ブレーキをくり返し踏んだときに、エンジン

ルームから作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。

システムが作動すると、車体やハンドルに振動を感じますが、異常ではあり

ません。

アクティブトラクションコントロールを長時間作動すると

ブレーキシステムが異常過熱するおそれがあるため、ブザー音が鳴り、作動を

自動的に中断します。(通常走行は可能です)

警告

アクティブトラクションコントロールの効果を発揮できないとき

すべりやすい路面では、アクティブトラクションコントロールが作動していて

も、車両の方向安定性や駆動力が得られないことがあります。車両の方向安定

性や駆動力を失うような状況では、特に慎重に運転してください。

155

2-4. その他の走行装置の使い方

運転するときに

2

リヤデフロック

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

リヤデフロックは、すべりやすい路面や凹凸のある路面でタイヤが空

転するときにのみ使用する緊急脱出用の装置です。特に後輪が空転し

ているときに効果を発揮します。

■ リヤデフロックスイッチ

オーバーヘッドコンソール非装着車

ON / OFF を切りかえる

スイッチを押すと、リヤデフロッ

ク作動表示灯が数秒間点滅し、リ

ヤデフロックが完了すると表示灯

が点灯にかわります。

表示灯が点灯したら、システムが

使用できます。

もう一度押すと、リヤデフロック

状態が解除され、表示灯が消灯し

ます。

156

2-4. その他の走行装置の使い方

知識

リヤデフロックの使用手順

リヤデフロックを使用する前に、まず、脱出できそうな場合は、トランスファー

レバーを L4 に切りかえて脱出を試みてください。それでも脱出できない場合

は、リヤデフロックを使用してください。

タイヤが止まっていることを確認してからロックしてください。

脱出できたら、ただちにリヤデフロック状態を解除してください。

リヤデフロック使用中は

リヤデフロック状態のときは、ABS 警告灯・VSC OFF 表示灯が点灯します。

また、ABS、ブレーキアシスト、VSC、TRC は作動しません。

オーバーヘッドコンソール装着車

ON / OFF を切りかえる

スイッチを押すと、リヤデフロッ

ク作動表示灯が数秒間点滅し、リ

ヤデフロックが完了すると表示灯

が点灯にかわります。

表示灯が点灯したら、システムが

使用できます。

もう一度押すと、リヤデフロック

状態が解除され、表示灯が消灯し

ます。

157

2-4. その他の走行装置の使い方

2

運転するときに

リヤデフロック状態自動解除機能

トランスファーレバーを H2 または H4 にすると、リヤデフロック状態が解除

されます。

リヤデフロックスイッチが ON のまま走行を続けないでください。

リヤデフロック使用後は

リヤデフロック作動表示灯・ABS 警告灯が消灯したことを確認してください。

リヤデフロック作動表示灯について

リヤデフの切りかえ作動中は表示灯が点滅します。

リヤデフロックへ切りかえたときに、表示灯が点滅し続けた場合は、停車し

操作をやり直してください。

以上を実施しても、表示灯が点滅し続けたときは、4WD システムに異常がある

おそれがあります。この場合、リヤデフロックの切りかえはできません。ただ

ちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

警告

リヤデフロックを使用するにあたって

次のことをお守りください。

お守りいただかないと、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪

の場合死亡につながるおそれがあり危険です。

一般走行中に使用しない

・ 直進性が非常に強くなるため、舗装路では、非常に曲がりにくくなります。

・ 雪や氷の路面では安定した旋回ができなくなります。

・ 片側のタイヤのみがすべりやすい路面にある場合、減速時や加速時に車両

の向きが急にかわりやすくなります。

空転が止まるまで使用しない。

リヤデフロック状態では、8 km/h 以上で走行しない。

リヤデフロックの使用後はすぐにスイッチをOFFにし、スイッチをONにした

まま走行しない。

158

2-4. その他の走行装置の使い方

クロールコントロール

: 車両型式などで異なる装備やオプション装備

アクセルペダルやブレーキペダルを踏まなくても、凹凸の大きなオフ

ロードを一定の低速度で走行でき、すべりやすい路面でのスリップや

車輪の空転を最小限に抑え、安定して走行できます。

■ クロールコントロールスイッチ

ON/OFF スイッチ
作動中はクロールコントロール表示灯が点灯し、スリップ表示灯が
点滅します。
車速切り替えスイッチ
車速切り替えスイッチを左右に回し、車速モードを切り替えます。
クロールコントロール表示灯
スリップ表示灯

 

 

 

 

 

 

 

Content   ..  8  9  10  11   ..