Toyota Avensis (2016 year). Manual japanese - part 20

 

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Toyota Avensis (2016 year). Manual japanese - part 20

 

 

303

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

保護シールを取りはずすか、パー
キングブレーキ解除ツールを挿
し込んで破る

パーキングブレーキ解除ツール
を押しあて、手を放してもはずれ
ないよう挿し込む
カチカチと音がすることを確認
しながら時計まわりにまわす

(約 600 回、20 分程度)

反時計まわりへまわすと、空まわりし
ますので、手を持ちかえずにまわせま
す。

パーキングブレーキを解除したあとは、パーキングブレーキ解除ツールをはずし、
もとの場所に格納してください。

保護シールについて

保護シールが損傷したとき、または保護シールを紛失した場合は、トヨタ販売店
で点検を受けてください。
万一、パーキングブレーキシステムに水が入ると、システムの交換が必要になる
場合があります。

手動解除について

パーキングブレーキを手動で解除することはできますが、手動でかけることはで
きません。

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5

知識

304

7-2. 緊急時の対処法

警告

手動解除するときの警告

パーキングブレーキを手動で解除するときは、必ずシフトレバーを P に入れ
て、輪止めがある場合は輪止めをしてください。
お守りいただかないと、車両が動いて思わぬ事故につながるおそれがあり危険
です。

パーキングブレーキを手動で解除するときは、必ずエンジンスイッチを OFF
にして、パーキングブレーキ表示灯が消灯していることを確認してください。
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのときに手動解除を行うと、シ
ステムが作動して挿し込んだツールが回転し、思わぬ事故につながるおそれが
あり危険です。

注意

パーキングブレーキの手動解除について

手動で解除を行うときは、完全に解除されるまでパーキングブレーキ解除ツー
ルをまわしてください。
途中で作業をやめると、パーキングブレーキシステムの故障につながります。

解除を行うときは、パーキングブレーキ解除ツール以外を使用しないでくださ
い。他のツールを使用すると、解除用の穴部を破損したり、挿し込んだツール
が抜けなくなるおそれがあります。

305

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

電子キーが正常に働かないときは

メカニカルキー(oP. 76)を使っ
て、次の操作ができます。

全ドア施錠

全ドア解錠

シフトレバーが P の状態でブレーキペダルを踏む

電子キーのトヨタエンブレム面
でエンジンスイッチにふれる

この操作中にいずれかのドアが開閉さ
れると、スマートエントリー&スター
トシステムがエンジンスイッチにふれ
た電子キーを正しく検知できず、警告
音が鳴ります。

ブザーが鳴ってから 10 秒以内に、ブレーキペダルをしっかり踏み込
んでエンジンスイッチを押す

処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店に連絡してください。

電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(oP. 94)、電子キーの電
池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイヤレ
スリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順でドア
を開けたり、エンジンを始動したりすることができます。

ドアの施錠・解錠

1
2

エンジン始動の方法

1
2

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306

7-2. 緊急時の対処法

エンジン停止のしかた

通常のエンジン停止のしかたと同様に、シフトレバーを P にしてエンジンスイッ
チを押します。

電池交換について

ここで説明しているエンジンの始動方法は一時的な処置です。電池が切れたとき
は、ただちに電池の交換をおすすめします。(oP. 246)

エンジンスイッチのモードの切りかえ

ブザーが鳴ってから 10 秒以内に、ブレーキペダルから足を離してエンジンス
イッチを押すと、エンジンが始動せず、スイッチを押すごとにモードが切りかわ
ります。(oP. 124)

知識

307

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

バッテリーがあがったときは

ブースターケーブルと 12V のバッテリー付き救援車があれば、次の手順
に従って、エンジンを始動させることができます。

ボンネットを開ける(→ P. 229)

バッテリーの+端子のカバーをはずし、ブースターケーブルを次の順
につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車のバッテリーの+端子につなぐ

赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテリーの+
端子につなぐ

黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につなぐ

黒色のブースターケーブルのもう一方の端をバッテリーから離れた、
未塗装の金属部(図に示すような固定された部分)につなぐ

バッテリーがあがった場合、次の手順でエンジンを始動することができ
ます。

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2

1
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308

7-2. 緊急時の対処法

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間自車の
バッテリーを充電する

エンジンスイッチが OFF の状態でいずれかのドアを開閉する

救援車のエンジン回転を維持したまま、エンジンスイッチをいったん
イグニッション ON モードにしてから、自車のエンジンをかける

自車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルをつないだときと
逆の順ではずす

エンジンがかかっても、早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

バッテリーあがり時の始動について

この車両は、押しがけによる始動はできません。

バッテリーあがりを防ぐために

エンジンがかかっていないときは、ランプやエアコンの電源を切ってください。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくださ
い。

バッテリーの充電について

バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消費
や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間放置
すると、バッテリーがあがってエンジンを始動できなくなるおそれがあります。

(バッテリーは走行中に自動で充電されます)

バッテリーあがり時や取りはずし時は

バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドアの解
錠ができない場合があります。解錠できなかった場合はワイヤレスリモコン、ま
たはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。

バッテリー脱着後、最初の始動操作ではエンジンが始動できないことがありま
すが異常ではありません。再度始動操作を行ってください。

車両は常に電源の状態を記憶しています。バッテリー脱着時、車両はバッテリー
をはずす前の状態に復帰します。バッテリーを脱着する際は、エンジンスイッ
チを OFF にしてから行ってください。バッテリーがあがる前の状態が不明の場
合、バッテリー接続時は特に注意してください。

知識

3

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5

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309

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

バッテリーの引火または爆発を防ぐために

バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です
ので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子または接続箇所以外に接触しない

ブースターケーブルは+側と−側の端子を絶対に接触させない

バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

バッテリーの取り扱いについて

バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関連部
品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のことを必
ずお守りください。

バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、液(酸)が皮膚・衣服・車
体に付着しないようにする

必要以上に、顔や頭などをバッテリーに近付けない

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大量の
水で洗い、すぐに医師の診察を受ける
また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあてて
おく

誤ってバッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の診察
を受ける

バッテリーの支柱・ターミナル・その他の関連部品の取り扱い後は手を洗う

お子さまをバッテリーに近付けない

注意

ブースターケーブルの取り扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに
巻き込まれないように十分注意してください。

310

7-2. 緊急時の対処法

オーバーヒートしたときは

安全な場所に停車し、エアコンをOFFにしてから、エンジンを停止する

蒸気が出ている場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを開け

蒸気が出ていない場合:
注意してボンネットを開ける

エンジンが十分に冷えてから、ラジエーターコア部(放熱部)やホー
スなどからの冷却水もれを点検する

ラジエーター

ファン

多量の冷却水もれがある場合は、た
だちにトヨタ販売店に連絡してくだ
さい。

冷却水の量がリザーバータンクの“ FULL ”

(上限)と“ LOW ”

(下

限)の間にあるかを点検する

リザーバータンク

“ FULL ”(上限)

“ LOW ”(下限)

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

水温計(oP. 68)の針がレッドゾーンに入ったり、エンジン出力が
低下する(スピードが出ないなど)

エンジンルームから蒸気が出る

対処方法

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2

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311

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

冷却水が不足している場合は、冷
却水を補給する

冷却水がない場合は、応急措置として
水を補給してください。

エンジンを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用のファ
ンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなどから冷却
水もれがないことを再度確認する

エンジンが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にすることでファンが作動
します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エアコンの
ON・OFF をくり返してください。

(ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)

ファンが作動していない場合:
すぐにエンジンを停止し、販売店に連絡する

ファンが作動している場合:
最寄りの販売店で点検を受ける

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312

7-2. 緊急時の対処法

警告

エンジンルーム点検中の事故やけがを防ぐために

エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット
を開けないでください。ボンネットやエンジンルーム内が高温になっているた
め、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)をファンやベルトから離
してください。手や着衣が巻き込まれ、重大な傷害を受けるおそれがあり危険
です。

エンジンおよびラジエーターが熱い場合は、冷却水リザーバータンクのキャッ
プを開けないでください。
高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出し、やけどなどの重大な傷害を受け
るおそれがあり危険です。

注意

冷却水を入れるときの注意

エンジンが十分に冷えてから入れてください。
冷却水はゆっくり入れてください。
エンジンが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、エンジンが損傷するおそ
れがあります。

冷却系統の故障を防ぐために

次のことをお守りください。

異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない

市販の冷却水添加剤を使用しない

313

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

スタックしたときは

パーキングブレーキをかけシフトレバーを P にして、エンジンを停止
する

前輪周辺の土や雪を取り除く

前輪の下に木や石をあてがう

エンジンを再始動する

シフトレバーを D または R に入れ、パーキングブレーキを解除して注
意しながらアクセルを踏む

脱出しにくいときは

ぬかるみや砂地、雪道などでタイヤが空転したり埋まり込んで動けなく
なったときは次の方法を試みてください。

知識

を押して TRC を OFF にしてくだ

さい。

警告

脱出するときは

前進と後退をくり返してスタックから脱出する場合、他の車・ものまたは人と
の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。
スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります
ので、特に注意してください。

シフトレバーを操作するときは

アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

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314

7-2. 緊急時の対処法

注意

トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために

前輪が空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでください。

この方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。

車両情報

315

8

8-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ

(指定燃料・

オイル量など)......................316

8-2. カスタマイズ機能

ユーザーカスタマイズ

機能一覧................................322

316

8-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ(指定燃料・オイル量など)

使用するオイルや液類の品質により、自動車の寿命は著しく左右されま
す。トヨタ車には最も適したトヨタ純正オイル・液類(以下、「指定銘
柄」といいます)のご使用をおすすめします。

指定銘柄以外を使用される場合は、指定銘柄に相当する品質のものをご
使用ください。

燃料

指定燃料

容量 [L](参考値)

無鉛プレミアムガソリン(無鉛ハイオク)

60

317

8

8-1. 仕様一覧

車両情報

※ 1

エンジンオイルの容量は交換する際の目安です。オイル量の確認は、エンジ
ンを暖機後に停止し、5 分以上経過してからレベルゲージで行ってください。

※ 2

0W-20 は、上記表の指定銘柄の中では、最も省燃費性に優れるオイルです。

エンジンオイル

指定銘柄

容量 [L](参考値

※ 1

オイルのみ

交換

オイルと

オイル

フィルター

交換

トヨタキヤッスルモーターオイル SN 0W-20

※ 2



API SN/RC, ILSAC GF-5, SAE 0W-20

トヨタキヤッスルモーターオイル SN 5W-20



API SN/RC, ILSAC GF-5, SAE 5W-20

トヨタキヤッスルモーターオイル SN 5W-30



API SN/RC, ILSAC GF-5, SAE 5W-30

トヨタキヤッスルモーターオイル SN 10W-30



API SN/RC, ILSAC GF-5, SAE 10W-30

3.9

4.2

318

8-1. 仕様一覧

指定エンジンオイル

API 規格 SN/RC、SM/EC か、ILSAC 規格に合致したオイルをご使
用ください。
なお、ILSAC 規格合格油の缶には ILSAC CERTIFICATION(イル
サックサーティフィケーション)マークが付いています。

API マーク

ILSAC CERTIFICATION
マーク

エンジンオイル推奨粘度

下記図に基づき、外気温に適した粘度のものをご使用ください。

0W-20 は、新車時に充填されており、上記図に示す中では最も省燃費性
に優れるオイルです。

オイル粘度について(例として 0W-20 で説明します):

・ 0W-20 の 0W は、低温時のエンジン始動特性を示しています。W

の前の数値が小さいほど冬場や寒冷時のエンジン始動が容易になり
ます。

・ 0W-20 の 20 は、高温時の粘度特性を示しています。

粘度の高い(数値が大きい)オイルは、高速または重負荷走行に適
しています。

1
2

 

 

 

 

 

 

 

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