Toyota Comfort (2014 year). Manual japanese - part 15

 

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Toyota Comfort (2014 year). Manual japanese - part 15

 

 

5

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5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

シフトレバーがシフトできないときは(オートマチック車)

ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、

シフトロックシステム(シフトレバーの誤操作を防ぐ装置)などの故

障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

ただし一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトするこ

とができます。

パーキングブレーキをかける

エンジン スイッチを“ ACC ”にする

ブレーキペダルを踏む

シフトロック解除ボタンを押す

ボ タ ン を 押 し て い る あ い だ は レ

バーをシフトできます。

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5-2. 緊急時の対処法

キーを無くしたときは

キーナンバーから、トヨタ販売店でトヨタ純正品の新しいキーを作る

ことができます。(

oP. 20)

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5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

バッテリーがあがったときは

バッテリーがあがった場合、次の手順でエンジンを始動することがで

きます。

ブースターケーブルのセットと 12V のバッテリー付き救援車があれ
ば、次の手順に従って、エンジンを始動させることができます。

バッテリーの+端子のカバーを
はずす

ツメを引きながら、カバーをはず

します。

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5-2. 緊急時の対処法

ブースターケーブルを次の順につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車のバッテリーの+端子につ
なぐ

赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテ
リーの+端子につなぐ

黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につ
なぐ

黒色のブースターケーブルのもう一方の端をバッテリーから離
れた、未塗装の金属部(図に示すような固定された部分)につなぐ

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間
自車のバッテリーを充電する

自車のエンジンをかける

エンジン警告灯が点灯していないことを確認してください。

5

227

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

自車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルをつない
だときと逆の順ではずす

ブースターケーブルをはずしたあとは、バッテリーの + 端子のカバー

をもとにもどしてください。

十分に暖機し、エンジンの回転数を確認する

エアコン調整ダイヤルが OFF のとき:

オートマチック車は約 600 ∼ 700rpm、マニュアル車は
約 470 ∼ 570rpm であることを確認してください。

ファン調整ダイヤルとエアコン調整ダイヤルが
OFF 以外のとき:

オートマチック車は約 600 ∼ 800rpm、マニュアル車は
約 670 ∼ 770rpm であることを確認してください。

ファン調整ダイヤルとエアコン調整ダイヤルの操作を繰り返し

ても、すぐに上記回転数に落ち着くことを確認してください。

エンジンがかかっても、早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

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5-2. 緊急時の対処法

知識

バッテリーあがり時の始動について

安全のため押しがけによる始動はしないでください。

またオートマチック車は押しがけによる始動はできません。

バッテリーあがりを防ぐために

エンジンがかかっていないとき(Stop & Start 作動中を除く)は、ライ

トやエアコンの電源を切ってください。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくだ

さい。

バッテリーがあがったときは

コンピューターに記憶されている情報が消去されます。バッテリーがあがった

ときはトヨタ販売店で点検を受けてください。

バッテリーの充電について

バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消

費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間

放置すると、バッテリーがあがってエンジンを始動できなくなるおそれがあり

ます。(バッテリーは走行中に自動で充電されます)

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5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

バッテリーの引火または爆発を防ぐために

バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険です

ので、火や火花が発生しないよう次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子または接続箇所以外に誤って接触させない

ブースターケーブルは“+”と“−”の端子を絶対に接触させない

バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

バッテリーの取り扱いについて

バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関連部

品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のことを必

ずお守りください。

バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、液 ( 酸 ) が皮膚・衣服・車体

に付着しないようにする

必要以上、顔や頭などをバッテリーに近付けない

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入った場合、ただちに大量の水で洗

い、すぐに医師の診察を受ける

また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあてて

おく

バッテリーの支柱、ターミナル、その他の関連部品の取り扱い後は手を洗う

お子さまをバッテリーに近付けない

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5-2. 緊急時の対処法

注意

ブースターケーブルの取り扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに

巻き込まれないように十分注意してください。

バッテリーあがりのあと、エンジンを始動したときは

必ず十分に暖機し、エンジン回転数を確認してください(

o

P. 227)。エンジ

ン回転数が異なっていると、エンジンのシステムが正常に作動せず、エンスト

する場合があります。

バッテリー液の点検、バッテリー液の補充を行うときは

バッテリー液補充口のキャップをラジエー
ターの近くに置かないでください。キャッ
プに付着したバッテリー液によりラジエー
ター部品が損傷するおそれがあります。

例えば、ラジエータータンク前面に貼り付
けてあるエアシールスポンジの上にキャッ
プを置くと、バッテリー液がスポンジを通
してラジエータータンクに付着し、損傷さ
せるおそれがあります。

5

231

5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

オーバーヒートしたときは

対処方法

安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、エンジンを
停止する

蒸気が出ている場合:

蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネッ
トを開ける

蒸気が出ていない場合:

注意してボンネットを開ける

エンジンが十分に冷えてから、ラ
ジエーターコア部(放熱部)やホー
スなどからの冷却水もれを点検す

ラジエーター

ファン

多量の冷却水もれがある場合は、ただ

ちにトヨタ販売店に連絡してくださ

い。

冷却水の量がリザーバータンクの

“FULL”

(上限)と“LOW”

(下限)

のあいだにあるかを点検する

リザーバータンク

“FULL”(上限)

“LOW”(下限)

ラジエーターキャップ

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

● 水温計(oP.  104)の針がレッドゾーンに入ったり、エンジン出

力が低下する(スピードが出ないなど)

● エンジンルームから蒸気が出る

232

5-2. 緊急時の対処法

冷却水が不足している場合は、冷
却水を補給する

冷却水がない場合は、応急措置として

水を補給してください。

エンジンを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用の
ファンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなど
から冷却水もれがないことを再度確認する

エンジンが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にすることでファン

が作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、

エアコンの ON・OFF を繰り返してください。

(ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)

ファンが作動していない場合:

すぐにエンジンを停止し、トヨタ販売店に連絡する

ファンが作動している場合:

最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける

5

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5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

エンジンルーム点検中の事故やけがを防ぐために

エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット

を開けないでください。エンジンルーム内が高温になっているため、やけどな

どの重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)をファンやベルトから離

してください。手や着衣が巻き込まれ、重大な傷害を受けるおそれがあり危険

です。

エンジンおよびラジエーターが熱い場合は、ラジエーターキャップおよび冷却

水リザーバータンクのキャップを開けないでください。

高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出し、やけどなどの重大な傷害を受け

るおそれがあり危険です。

注意

冷却系統の故障を防ぐために

次のことをお守りください。

異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない

市販の冷却水添加剤を使用しない

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5-2. 緊急時の対処法

スタックしたときは

知識

脱出しにくいときは

ぬかるみや砂地、雪道などでタイヤが空転したり埋まり込んで動けな

くなったときは次の方法で脱出してください。

パーキングブレーキをかけ、シフトレバーをオートマチック
車は P、マニュアル車は N にして、エンジンを停止する

後輪周辺の土や雪を取り除く

後輪の下に木や石などをあてがう

エンジンを再始動する

シフトレバーをオートマチック車は D または R、マニュアル
車は 1 または R に入れ、パーキングブレーキを解除して注意
しながらアクセルペダルを踏む

を押して TRC を OFF にしてくださ

い。

5

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5-2. 緊急時の対処法

トラブルが起きたら

警告

脱出するときは

前進と後退を繰り返してスタックから脱出する場合、他の車、ものまたは人と

の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。

スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります

ので、特に注意してください。

シフトレバーを操作するときは

オートマチック車はアクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付

けてください。

車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

注意

トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために

後輪が空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでください。

上記の方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。

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5-2. 緊急時の対処法

車両を緊急停止するには

警告

走行中にやむを得ずエンジンを切るときは

ブレーキの効きが悪くなりハンドルが重くなるため、車のコントロールがしに

くくなり危険です。エンジンを切る前に、十分に減速するようにしてください。

キーを抜くとハンドルがロックされるため、キーは絶対に抜かないでくださ

い。

万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、以下の手順で車両を

停止させてください。

ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける

ブレーキペダルを繰り返し踏まないでください。通常より強い力が必要

となり、制動距離も長くなります。

シフトレバーを N に入れる

シフトレバーが N に入った場合

減速後、車を安全な道路脇に停める

エンジンを停止する

シフトレバーが N に入らない場合

ブレーキペダルを両足で踏み続け、可能な限り減速させる

エンジン スイッチを“ ACC ”
にして、エンジンを停止する

車を安全な道路脇に停める

6

車両仕様

237

6-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ

(油脂類の容量と銘柄)......  238

238

6-1. 仕様一覧

メンテナンスデータ(油脂類の容量と銘柄)

燃料

※ 1 

燃料冷却システム非装着車は、プロパン率(燃料のプロパン割合)冬期:70%以

下、夏期:30%以下のオートガスを補給してください。

※ 2 

燃料冷却システム装着車は、プロパン率(燃料のプロパン割合)100%のオートガ

スを使用できます。

※ 3 

保安基準により、タンク容量の 85%が最大充てん量となります。

指定燃料

容量 [L](参考値)

LP オートガス

※ 1 ※ 2

94

※ 3

使用するオイルの品質により、自動車の寿命は著しく左右されます。

トヨタ車には、最も適したトヨタ純正オイル・液類(以下、「指定銘

柄」といいます)のご使用をおすすめします。指定銘柄以外を使用さ

れる場合は、指定銘柄に相当する品質のものをご使用ください。

 

 

 

 

 

 

 

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