Toyota Prius Alpha (2017 year). Manual japanese - part 13

 

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Toyota Prius Alpha (2017 year). Manual japanese - part 13

 

 

191

4-5. 運転支援装置について

4

運転

スイッチを押すごとに次のように
車間距離を切りかえます。

長い

中間

短い

パワースイッチが ON モードになるた
びに

にもどります。

先行車がいる場合、先行車マークも表
示されます。

次の目安を参考に車間距離を選択してください。

(80km/h で走行している場合)

なお、車速に応じて車間距離は増減します。

解除するには、レバーを手前に引

ブ レーキを踏ん だときも解除 されま
す。

もとの制御状態にもどすには、レ
バーを上げる

レバーを上げると、もとの定速走行に
もどります。
ただし、実際の速度が約 40km/h 以下
になると設定速度が消去されるため、
復帰しません。

車間距離を変更する(車間制御モード)

先行車
マーク

1
2
3

1

車間距離選択の目安

車間距離選択

車間距離

長い

約 50m

中間

約 40m

短い

約 30m

制御を解除する・復帰させる

1

2

192

4-5. 運転支援装置について

このモードではレーダーセンサーにより、車両前方約 100m 以内の先行
車の有無・先行車との車間距離を判定して先行車との適切な車間距離を
確保する制御をします。

長い下り坂を走行しているときは、車間距離が短めになります。

定速走行:
先行車がいないとき

運転者が設定した速度で定速走行します。また、車間距離切りかえスイッチを操作
して、希望の車間距離に設定することもできます。

減速走行:
設定した速度より遅い先行車が現れたとき

先行車を検知すると自動で減速し、より大きな減速が必要な場合はブレーキがかか
ります。十分に減速できない状態で先行車に接近した場合は、接近警報を鳴らしま
す。

追従走行:
設定した速度より遅い先行車に追従するとき

先行車の速度変化に合わせて、運転者の設定した車間距離になるよう追従します。

加速走行:
設定した速度より遅い先行車がいなくなったとき

設定速度までゆっくり加速し、定速走行にもどります。

車間制御モードでの走行

1

2

3

4

193

4-5. 運転支援装置について

4

運転

追従走行中の他車の割り込みなど、十分な減速ができない状態で先行車
に接近したときは、表示の点滅とブザーで運転者に注意をうながします。
その場合は、ブレーキを踏むなど適切な車間距離を確保してください。

警報されないとき

車間距離が短くても、次のような場合は警報されないことがあります。

先行車と自車の速度が同じか先行車の方が速いとき

先行車が極端な低速走行をしているとき

速度を設定した直後

アクセルペダルが踏まれたとき

定速制御モードを選択したときは、車間制御モードと異なり、先行車の
有無に関わらず一定の速度で走行します。

ON-OFF スイッチを押して、シ
ステムを ON にする

OFF にするには再度 ON-OFF スイッ
チを押します。

パワースイッチが ON モードになるた
び に車間制御モ ードに再設定 されま
す。

定速制御モードに切りかえ

(約 1 秒間レバーを前方に押し続

ける)

定速制御モードに切りかえると、クルーズコントロール表示灯が点灯します。

定速制御モードから車間制御モードに戻すには、再度レバーを前方に約 1 秒間押
したまま保持します。

希望の速度を設定したあとは車間制御モードに切りかえることはできません。
パワースイッチを OFF にし、再度パワースイッチを ON モードにした場合は、自
動で車間制御モードにもどります。

設定速度をかえるには
→ P. 190

制御を解除する・復帰させるには
→ P. 191

接近警報

定速制御モードを選択する

1

2

194

4-5. 運転支援装置について

設定条件について

シフトポジションが D のとき設定できます。

車速は約 50km/h から約 100km/h の範囲で設定できます。

モードの切りかえについて

車間制御モードを使用してから定速制御モードに切りかえることはできません。
また、定速制御モードから車間制御モードへもどすこともできません。システム
を OFF にしてから再度操作してください。

車速設定後の加速について

通常走行と同様にアクセルペダル操作で加速できます。加速後、設定速度にもど
ります。ただし、車間制御モード時は先行車との距離を保持するため設定速度以
下になることもあります。

設定速度について

車両状況および走行環境によっては設定速度を維持できない場合があります。

車間制御走行の自動解除

次のとき、自動的に車間制御走行が解除されます。

実際の速度が約 40km/h 以下になった

VSC が作動した

センサーが何かでふさがれて適切に働かない

ワイパーが高速で作動した(ワイパースイッチを高速作動の位置にしたとき)

その他の理由で車間制御走行が自動解除されるときは、システムが故障している
可能性があります。トヨタ販売店にご相談ください。

定速制御走行の自動解除

次のとき、自動的に定速制御が解除されます。

設定速度より実際の速度が約 16km/h 以上低下した
このとき、設定速度は消去されます。

実際の速度が約 40km/h 以下になった
このとき、設定速度は消去されます。

VSC が作動した

知識

195

4-5. 運転支援装置について

4

運転

レーダーセンサーとグリルカバーについて

車間制御を正しく作動させるためにセンサーとグリルカバーは常にきれいにし
ておいてください。(ビニールやつらら・雪など、汚れ検知機能で検知できない
ものもあります)
汚れを検知したときは、レーダークルーズコントロール(車間制御モード)は解
除されます。(定速制御モードは使用できます)

レーダークルーズコントロールの警告灯・警告メッセージ・警告ブザー

走行操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警
告灯・警告メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。(→ P. 376, 380)

グリルカバー

レーダーセンサー

1
2

196

4-5. 運転支援装置について

警告

安全にお使いいただくために

安全運転を行う責任は運転者にあります。システムを過信せず、運転者は常に
自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
レーダークルーズコントロールは運転者の操作の一部を支援し、操作負担を軽
減するためのシステムで、支援の範囲には限りがあります。
システムが正常に機能していても、運転者が認識している先行車の状況とシス
テムが検知している状況が異なる場合があります。従って注意義務・危険性の
判断・安全の確保は運転者が行う必要があります。なお、誤った使い方をした
り、操作慣れなどで注意を怠ったりすると思わぬ危険を招くことがあります。

システムの支援内容に関する注意点

システムの支援には限界があるため、次の点に注意してください。
システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。

運転者が見る過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、自車と設定された先行車との車間距離を検
知するのみであり、わき見やぼんやり運転を許容するシステムでも、視界不良
を補助するシステムでもありません。
運転者自らが周囲の状況に注意を払う必要があります。

運転者が判断する過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、自車と設定された先行車との車間距離が適
正かどうかを判断しており、それ以外の判断はしません。このため、危険性が
あるかどうかなど運転者は自ら安全の判断をする必要があります。

運転者が操作する過程での支援内容
レーダークルーズコントロールは、先行車への追突を防止する機能はありませ
ん。このため、危険性があれば運転者自らが安全を確保する必要があります。

誤操作を防ぐために

レーダークルーズコントロールを使わないときはON-OFFスイッチでシステム
を OFF にしてください。

197

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

レーダークルーズコントロールを使用してはいけない状況

次の状況では、レーダークルーズコントロールを使用しないでください。
適切な制御が行われず、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

一般道

交通量の多い道

急カーブのある道

曲がりくねった道

雨天時や、凍結路・積雪路などのすべりやすい路面

急な下り坂や急で勾配の変化が激しい坂
急な下り坂では設定速度以上になることがあります。

高速道路の出入り口

レーダーセンサーが正しく働かないような悪天候時(霧・雪・砂嵐・激しい雨
など)

接近警報がひんぱんに鳴るとき

198

4-5. 運転支援装置について

警告

センサーが正しく検知しないおそれのある先行車

次のような場合は、必要に応じてブレーキで減速(場合によってアクセルを操
作)してください。
センサーが正しく車両を検知できず、接近警報(→ P. 193)も作動しないた
め、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

先行車が急に割り込んできたとき

先行車が低速で走行中のとき

停車中の車がいるとき

先行車の後部分が小さすぎるとき(荷物を積んでいないトレーラーなど)

同じ車線を二輪車が走行中のとき

周囲の車両より水や雪がまき散らされ、レーダーセンサーの作動のさまたげに
なるとき

自車の車両姿勢が上向き(重い荷物を積ん
だなど)になるとき

199

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

車間制御が正しく働かないおそれのある状況

次の状況では、必要に応じてブレーキで減速(場合によってアクセルを操作)
してください。
レーダーセンサーが正常に車両を検知せず、重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。

先行車が急ブレーキをかけた場合

カーブ路や車線幅が狭い道路などを走行
する場合

ハンドル操作が不安定な場合や、車線内の
自車の位置が一定でない場合

加速

加速

減速

200

4-5. 運転支援装置について

警告

レーダーセンサーの取り扱い

レーダークルーズコントロールが効果を発揮できるように次のことをお守りく
ださい。
お守りいただかないと、センサーが正しく作動せず、思わぬ事故につながるお
それがあり危険です。

センサーとグリルカバーは常にきれいにしておく
お手入れをする際は、センサーやグリルカバーを傷付けないよう、やわらかい
布を使ってください。

センサー周辺への強い衝撃を避ける
センサーの位置がずれると、システムに異常が起こるおそれがあります。セン
サー、または周辺に強い衝撃を受けた際は、必ずトヨタ販売店にて点検を受
け、調整してください。

センサーを分解しない

センサーやグリルカバー周辺にアクセサリーを付けたり、ステッカーを貼った
りしない

センサーやグリルカバーを改造したり塗装したりしない

センサーの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

センサーは電波法の基準に適合しています。センサーに貼り付けられているラ
ベルはその証明ですのではがさないでください。また、センサーを分解・改造
すると罰せられることがあります。

201

4

運転

4-5. 運転支援装置について

LDA(レーンディパーチャーアラート)

白(黄)線の整備された道路を走行中に、フロントウインドウガラス上
部の白線認識用カメラを利用して白(黄)線を認識し、走行中の車線を
逸脱するとシステムが判断した場合に、ブザーおよびマルチインフォ
メーションディスプレイ表示で運転者に警告します。

白線認識用カメラ

表示灯

マルチインフォメーションディ
スプレイ

LDA スイッチ

機能概要

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

1
2

3

202

4-5. 運転支援装置について

車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、警告ブ
ザーが「“ピピピピ”」と鳴り、マルチインフォメーションディスプレイ
の表示により注意をうながします。

警告ブザーが鳴ったときは、まわりの道路状況を確認して、安全なハンドル操作で
白(黄)線内の中央付近に戻ってください。

LDA スイッチを押して LDA を ON
にする

LDA 表示灯が点灯し、マルチインフォ
メーションディスプレイに白線が表示
されます。

OFF にするには再度スイッチを押しま
す。

LDA の ON / OFF の状態はパワース
イッチを OFF にした後、再度パワース
イッチを ON モードにした後も継続し
ます。

車線逸脱警報機能について

設定のしかた

203

4-5. 運転支援装置について

4

運転

次の条件をすべて満たしたとき作動します。

車線逸脱警報機能が作動しているときは、マルチインフォメーションディスプレイ
内に車線表示(→ P. 204)が表示されます。

LDA を ON にしているとき(→ P. 202)

車速が約 50km/h 以上のとき

システムが白(黄)線を認識しているとき

車線の幅が約 2.5m 以上のとき

方向指示レバーを操作していないとき

直線路またはゆるいカーブ(半径約 100m 以上)を走行していると

システムの異常が検知されていないとき(→ P. 380)

次のいずれかの場合、車線逸脱警報機能を一時的に解除します。解除さ
れたときの状況が改善されると、作動を再開します。

方向指示レバーを操作したとき

作動条件以外の車速になったとき

走行中の白(黄)線が認識できなくなったとき

車線逸脱警報吹鳴直後

車線逸脱警報機能が作動してから数秒間は、再度車線を逸脱しても警報は作動しま
せん。

作動条件

機能が一時的に解除されるとき

204

4-5. 運転支援装置について

両側の白線点灯:
左右の白(黄)線が認識されている
ことを示しています。

車両が車線から逸脱すると、逸脱して
い る側の白線表 示が橙色で点 滅しま
す。(→ P. 202)

片側の白線点灯:
左右いずれか一方の白(黄)線が認
識されていることを示しています。

認識されている側の白(黄)線から車
両が逸脱すると、逸脱している側の白
線表示が橙色で点滅します。

(→ P. 202)

両側の白線表示内側が黒いとき:
白(黄)線が認識されていない、ま
たは LDA が一時的に解除されてい
ることを示しています。

車線表示

205

4-5. 運転支援装置について

4

運転

LDA 表示灯について

LDA スイッチを押しても LDA 表示灯が点灯しないときや、LDA 作動中に LDA
表示灯が消灯したときはシステム故障のおそれがあります。トヨタ販売店で点検
を受けてください。

車線逸脱警報について

オーディオ

・エアコン使用時は、音楽やファンなどの音により、警報ブザーが

聞き取りづらくなる場合があります。

炎天下に駐車したあとは

走行開始後、しばらくのあいだ LDA は作動せず、警告メッセージ(→ P. 383)が
表示されることがあります。室内温度が低下し、白線認識用カメラ周辺(→P. 201)
の温度が適温になると作動するので、いったん LDA スイッチを OFF にして、しば
らくしてから ON にしてください。

白(黄)線が片側にしかないとき

白(黄)線が認識できていない方向への車線逸脱警報は作動しません。

知識

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

206

4-5. 運転支援装置について

機能が正常に作動しないおそれのある状況

次の状況では、白線認識用カメラが白(黄)線を正しく検知できず、車線逸脱警
報機能が正しく作動しないことがありますが、故障ではありません。

白(黄)線と平行に近い影があったり、白(黄)線が影の中にあるとき

料金所や検札所の手前や交差点など、白(黄)線がない場所を走行するとき

白(黄)線がかすれていたり、道路鋲や置き石などのとき

白(黄)線が砂ぼこりなどで見えない、または見えにくくなっているとき

雨天・雨上がり・水たまりなどぬれた路面を走行するとき

車線が黄色のとき(白線にくらべて認識率が低下することがあります)

白(黄)線が縁石等の上に引かれているとき

コンクリート路のような明るい路面を走行するとき

照り返しなどにより明るくなった路面を走行するとき

トンネルの出入口など明るさが急変する場所を走行するとき

対向車のヘッドランプ光・太陽光などがカメラに入射するとき

分岐・合流路などを走行するとき

左右に傾いた道路やうねった道路を走行するとき

急カーブを走行するとき

車線の幅が極端に狭いときや広いとき

重い荷物の積載やタイヤ空気圧の調整不良などで、車両が著しく傾いていると

先行車との車間距離が極端に短くなったとき

悪路や道路の継ぎ目などを走行時に、車両に大きな上下動が発生するとき

夜間にヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや、光軸がずれていると

舗装されていない道路や荒れた道路を走行するとき

タイヤを交換したとき

タイヤによっては十分な性能が確保できない場合があります。

LDA の警告メッセージ・警告ブザー

走行操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警
告メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。

(→ P. 376, 380)なお、通

常の走行に支障はありません。

 

 

 

 

 

 

 

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