Toyota Mirai (2017 year). Manual japanese - part 25

 

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Toyota Mirai (2017 year). Manual japanese - part 25

 

 

383

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

応急修理キットについて

応急修理キットは自動車タイヤの空気圧充填用です。

応急修理キットのパンク補修液は、1 本のタイヤを一度だけ応急修理できます。
使用したパンク補修液の交換は、トヨタ販売店にご相談ください。

外気温度が− 40 ℃∼ 60 ℃のときに使用できます。

応急修理キット搭載車両の装着タイヤ専用です。指定タイヤサイズ以外のタイ
ヤや、他の用途には使用しないでください。

パンク補修液が衣服に付着すると、シミになる場合があります。

パンク補修液がホイールやボデーに付着した場合、放置すると取れなくなるお
それがあります。ぬれた布などですみやかにふき取ってください。

応急修理キット作動中は、大きな音がしますが故障ではありません。

タイヤ空気圧の点検や調整には使用しないでください。

空気を入れすぎてしまったとき

タイヤからボトルのホースを取りはずす

ホースから空気逃がしキャップを取りはずし、ホースを再接続する

コンプレッサーのスイッチを“ON”にして数秒間経過後、スイッチを“OFF”
にして空気圧計を確認する
指定空気圧より低いときは、再度、コンプレッサーのスイッチを“ON”にし、
指定空気圧になるまで空気を充填してください。

ボトルのホース先端に空気逃がしキャッ
プをかぶせ、キャップの突起部をタイヤの
バルブに押しあてて空気を抜く

警告

応急修理キットについて

応急修理キットは指定の位置に収納してください。
急ブレーキ時などに応急修理キットが飛び出したりして破損したり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。

応急修理キットはお客様の車専用です。他の車には使わないでください。他の
車に使うと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

指定タイヤサイズ以外のタイヤや他の用途には使用しないでください。パンク
修理が完全に行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

384

8-2. 緊急時の対処法

警告

パンク補修液について

誤って飲み込むと健康に害があります。その場合はできるだけたくさんの水を
飲み、ただちに医師の診察を受けてください。

もし目に入ったり、皮膚に付着したりした場合には、水でよく洗い流してくだ
さい。それでも異常を感じたときは、医師の診察を受けてください。

パンクしたタイヤを応急修理するとき

車両を安全で平坦な場所に停止させてください。

走行直後、ホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のホイールやブレーキまわりは高温になっている可能性があるため
手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。

タイヤを車両に取り付けた状態で、バルブとホースをしっかりと接続してくだ
さい。

接続が不十分な場合、空気がもれたり、パンク補修液が飛散したりするおそれ
があります。

充填中にホースがはずれると、圧力でホースが急に動くおそれがあり危険で
す。

充填後、ホースを取りはずすときや空気を抜くときにパンク補修液が飛散する
場合があります。

作業手順に従って応急修理を行ってください。
手順どおりに行わないとパンク補修液が噴出する場合があります。

破裂の危険があるので、応急修理キットの作動中は補修中のタイヤから離れて
ください。タイヤに亀裂や変形が発生している場合、ただちにキットのスイッ
チを“OFF”にし、修理を中止してください。

応急修理キットは、長時間作動させると過熱する可能性があります。40 分以
上連続で作動させないでください。

応急修理キットの作動中は、部分的に熱くなります。使用中、または使用後の
取り扱いには注意してください。ボトルとコンプレッサー接続箇所の金属部分
は特に熱くなるのでふれないでください。

速度制限シールは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分
などの SRS エアバッグ展開部に速度制限シールを貼ると、SRS エアバッグ
が正常に作動しなくなるおそれがあります。

385

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

警告

補修液を均等に広げるための運転について

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害を受け
たり、最悪の場合死亡事故につながるおそれがあります。

低速で慎重に運転してください。特にカーブや旋回時には注意してください。

車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、停車し、
次のことを確認してください。

・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールからはずれている可能性が

あります。

・ 空気圧を確認してください。130 kPa(1.3 kg/cm

2

)未満の場合は、タ

イヤが大きなダメージを受けている可能性があります。

注意

応急修理をするとき

タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。
取り除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があり
ます。

応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。

砂地などの砂ぼこりの多い場所に直接置いて使用しないでください。砂ぼこり
などを吸い込むと、故障の原因になります。

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。他の電源での使用はできません。

応急修理キットにベンジン・ガソリンなどの有機溶剤がかかると、劣化するお
それがあります。有機溶剤がかからないようにしてください。

応急修理キットは砂ぼこりや水を避けて収納してください。

応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。

分解・改造などは絶対にしないでください。また、圧力計などに衝撃を与えな
いでください。故障の原因になります。

386

8-2. 緊急時の対処法

FC システムが始動できないときは

次の原因が考えられます。

電子キーが正常に働いていない可能性があります。

(→ P. 391)

燃料が入っていない可能性があります。
燃料を充てんしてください。(→ P. 198)

燃料充てん扉が開いている可能性があります。(→ P. 199)

給電口に給電コネクタが接続されている可能性があります。

(→ P. 91)

給電口のキャップが開いている可能性があります。(→ P. 91)

イモビライザーシステムに異常がある可能性があります。

(→P. 63)

シフト制御システムに異常がある可能性があります。

電子キーの電池切れやヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があ
ります。異常の種類によっては、FC システムを一時的な処置でかける
ことができます。(→ P. 387)

電子キーが節電モードになっている可能性があります。

(→ P. 130, 131)

P ポジションから切りかえることができない可能性があります。

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 393)

補機バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。

(→ P. 321)

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 393)

補機バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。

(→ P. 321)

対処の方法がわからないとき、あるいは対処をしても FC システムが始動できない
ときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

FC システムが始動できない原因は状況によって異なります。次のことを
ご確認いただき、適切に対処してください。

正しい FC システムの始動方法(→ P. 168)に従っても始動できない

室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの音が小さい、または鳴らない場合

室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーンが鳴らない場合

387

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

通常の FC システム始動操作で FC システムが始動しないときは、次の手
順で FC システムが始動する場合があります。
緊急時以外は、この方法で始動させないでください。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

パワースイッチをアクセサリーモードにする

ブレーキペダルをしっかり踏んでパワースイッチを約 15 秒以上押し
続ける

上記の方法で FC システムが始動しても、FC システムの故障が考えられ
ます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

緊急始動機能

388

8-2. 緊急時の対処法

正常に給電できないときは

次の記載を参照してそれぞれ必要な処置を行ってください。

上記の対処をしても給電が開始できない場合は、システムに異常がある
おそれがあります。ただちに給電作業を中止して、トヨタ販売店にご連
絡ください。

正しい手順に従って作業しても給電が開始されない場合や、給電作業後
にエラーを伝えるメッセージが表示された場合は、次の事項をご確認く
ださい。

給電作業時に問題が発生した

エラーの状況

原因

対処方法

給電が開始しない

外部給電器がエラー表

外部給電器の取扱説明書に従って、
適切な処置を行ってください。

外 部 給 電 器 の 電 源 が
OFF になっている

燃料が少ない

燃 料 が 少 な く な る と 給 電 で き な
くなります。
燃 料 充 て ん 後 に 再 度 給 電 操 作

(→ P. 89)を行ってください。

給電コネクタが給電口
に確実に接続されてい
ない

給電コネクタが給電口に確実に接
続されているか確認してください。

駆動用電池の温度が極
端に低いまたは高い

FC システムを始動し、エアコン
で 車 室 内 の 温 度 を 十 分 に 暖 め る
か 冷 ま し て か ら、再 度 給 電 操 作

(→ P. 89)を行ってください。

車を走行させて FC システムを暖
機 す る こ と で 暖 め る こ と も で き
ます。

前回給電時に正常終了
していない

FCシステムを一度始動(→P. 168)
し、パワースイッチを OFF にして
から、再度給電操作(→ P. 89)を
行ってください。

その他

「給電作業をする前に」

(→ P. 88)

の手順より、再度給電操作を行って
ください。

389

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

エラーの状況

原因

対処方法

給電が途中で停止
する

外部給電器の電源が何
らかの理由で OFF に
なっている

外部給電器の取扱説明書に従って、
適切な処置を行ってください。

駆動用電池の温度が極
端に低いまたは高い

しばらく待ってから再度給電操作

(→ P. 89)を行う。または FC シ

ステムを始動し、エアコンで車室内
の温度を十分に暖めるか冷まして
から、再度給電操作(→ P. 89)を
行ってください。
車を走行させて FC システムを暖機
することで、暖めることもできま
す。

外部給電器がエラーに
なっている

外部給電器の取扱説明書に従って、
適切な処置を行ってください。

給電終了後、FC シ
ステムが始動しな

車両に外部給電器が接
続されている

外部給電器の取扱説明書に従って、
給電コネクタを取りはずしてくだ
さい。

給電口のキャップが開
いている

給電口のキャップとカバーを閉め
てから、再度 FC システムを始動

(→ P. 168)してください。

外部電源供給システム
が故障している

トヨタ販売店にご連絡ください。

給電終了後、給電コ
ネクタがはずれな

給電コネクタが何らか
の理由でロックされて
いる

外 部 給 電 器 の 取 扱 説 明 書 に 従 っ
て、適切な処置を行ってください。

390

8-2. 緊急時の対処法

電子キーが正常に働かないときは

ドア

メカニカルキー(→ P. 116)を
使って次の操作ができます。(運
転席ドアのみ)

全ドア施錠

全ドア解錠

トランク

メカニカルキーを時計まわりに
まわして開ける

電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(→ P. 131)、電子キーの
電池が切れたときは、スマートエントリー&スタート FC システムとワイ
ヤレスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順で
ドアやトランクを開けたり、FC システムを始動したりすることができま
す。

ドアの施錠・解錠、トランクの解錠

391

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

キーの連動機能

ブレーキペダルを踏む

電子キーのトヨタエンブレム面
を手前に向けた状態で、パワース
イッチにふれる

電子キーを認識するとブザーが鳴り、
ON モードへ切りかわります。
車両カスタマイズ機能でスマートエン
トリー&スタートシステムの設定が非
作 動 に な っ て い る と き は、ア ク セ サ
リーモードへ切りかわります。

ブレーキペダルをしっかりと踏
み込んで、マルチインフォメー
ションディスプレイにメッセー
ジが表示されていることを確認
する。

パワースイッチを押す

処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

知識

ドアガラスが開く(まわし続ける)

ドアガラスが閉まる(まわし続ける)

トヨタ販売店での設定が必要です。

(→ P. 411)

FC システム始動の方法

392

8-2. 緊急時の対処法

FC システムの停止方法

通常の FC システムの停止方法と同様に、パーキングブレーキをかけ、シフトポ
ジションを P にしてパワースイッチを押します。

電池交換について

ここで説明している FC システムの始動方法は一時的な処置です。電池が切れた
ときは、ただちに電池の交換をおすすめします。(→ P. 340)

オートアラームについて

メカニカルキーで施錠した場合、オートアラームが設定されません。

電子キーが正常に働かない場合について

車両カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムの設定を確認
し、非作動になっている場合には、作動可能に設定変更してください。

(→ P. 411)

電子キーが節電モードに設定されていないことを確認してください。
設定されている場合は解除してください。(→ P. 131)

パワースイッチのモードの切りかえについて

FC システム始動方法の手順

で、ブレーキペダルから足を離してパワースイッ

チを押すと、FC システムが始動せず、スイッチを押すごとにモードが切りかわ
ります。(→ P. 170)

知識

警告

メカニカルキーを使ってドアガラスを操作するとき

ドアガラスに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操作してくださ
い。またお子さまには、メカニカルキーによる操作をさせないでください。お
子さまや他の人がドアガラスに挟まれたり巻き込まれたりするおそれがありま
す。

393

8-2. 緊急時の対処法

万一の場合には

8

補機バッテリーがあがったときは

ブースターケーブルと 12V のバッテリー付き救援車があれば、次の手順
に従って、FC システムを始動させることができます。

ボンネットを開けて(→P. 321)

ヒューズボックスのカバーをはず

ツメを押しながら、フタを持ち上げて
はずします。

ヒューズボックス内の救援用端
子のカバーを開ける

ツメを軽く引きながら、カバーを開け
ます。

モータールーム中央のカバーを
はずす

補機バッテリーがあがった場合、次の手順で FC システムを始動するこ
とができます。

394

8-2. 緊急時の対処法

ブースターケーブルを次の順につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車の救援用端子につなぐ

赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテリーの
+端子につなぐ

黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につなぐ

黒色のブースターケーブルのもう一方の端を未塗装の金属部(図に
示すような固定された部分)につなぐ

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間自車の補
機バッテリーを充電する

救援車のエンジン回転を維持したまま、パワースイッチをいったんON
モードにしてから FC システムを始動する

READY インジケーターが点灯することを確認する

点灯しない場合はトヨタ販売店にご連絡ください。

FC システムが始動したら、ブースターケーブルをつないだときと逆の
順ではずす

救援用端子カバーを閉じ、ヒューズボックスのカバー・モータールー
ム中央のカバーをもとどおりに取り付ける

FC システムが始動しても、早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

395

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

補機バッテリーあがり時の始動について

この車両は、押しがけによる始動はできません。

補機バッテリーあがりを防ぐために

FC システムが停止しているときは、ランプやオーディオの電源を切ってくださ
い。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくださ
い。

補機バッテリーについて

→ P. 321

補機バッテリーの充電について

補機バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による
消費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間
放置すると、補機バッテリーがあがって FC システムを始動できなくなるおそれ
があります。(補機バッテリーは FC システムの作動中に自動で充電されます)

補機バッテリーあがり時や取りはずし時など

補機バッテリーがあがった直後はスマートエントリー&スタートシステムによ
るドアの解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合はワイヤレス
リモコン、またはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。

補機バッテリー脱着後、最初の FC システム始動は失敗することがあります。
2 回目以降の FC システム始動は正常に動作しますので、問題ではありません。

車両は常にパワースイッチの状態を記憶しています。補機バッテリーあがり時、
補機バッテリー脱着後は、バッテリーをはずす前の状態に復帰します。補機バッ
テリーを脱着する際は、パワースイッチを OFF にしてから行ってください。
補機バッテリーがあがる前のパワースイッチの状態が不明の場合、補機バッテ
リー接続時は特に注意してください。

シフトポジションが P の状態で補機バッテリーがあがった場合は、シフトポジ
ション P から切りかえることができません。この場合パーキングロックにより
前輪が固定されているため、前輪を持ち上げないと車両の移動ができません。

補機バッテリーを再接続したときは、FC システムを始動させ、ブレーキペダル
を踏み、シフトポジションがすべてのポジションに切りかえられることをシフ
トポジション表示灯で確認してください。

補機バッテリーを充電・交換する場合は、車内にキーがないことを確認してく
ださい。オートアラームが作動するとキーが車内に閉じ込められるおそれがあ
ります。(→ P. 64)

知識

396

8-2. 緊急時の対処法

補機バッテリーを交換するとき

一括排気タイプの補機バッテリー(JIS 規格)を使用してください。また、交換
前と同一のケースサイズ、かつ 20 時間率容量(20HR)が同等以上の補機バッ
テリーを使用してください。

・ 大きさが異なると、補機バッテリーが正しく固定されません。
・ 20 時間率容量が小さいと、車両を使用していない時期が短い期間であって

も補機バッテリーがあがって、FC システムの始動ができなくなるおそれが
あります。

詳しくは、トヨタ販売店にご相談ください。

警告

補機バッテリーの引火または爆発を防ぐために

補機バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険
ですので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子以外に接続しない

+端子に接続したブースターケーブルの先を付近のブラケットや未塗装の金
属部に接触させない

ブースターケーブルは+側と−側の端子を絶対に接触させない

補機バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

補機バッテリーの取り扱いについて

補機バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関
連部品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のこと
を必ずお守りください。

補機バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、液(酸)が皮膚・衣
服・車体に付着しないようにする

必要以上、顔や頭などを補機バッテリーに近付けない

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大量の
水で洗い、すぐに医師の診察を受ける
また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあててお

誤ってバッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の診察
を受ける

補機バッテリーの支柱・ターミナル・その他の関連部品の取り扱い後は手を洗

お子さまを補機バッテリーに近付けない

397

8-2. 緊急時の対処法

8

万一の場合には

警告

補機バッテリーあがりの処置をしたあと

早めにトヨタ販売店で補機バッテリーの点検を受けてください。
補機バッテリーが劣化している場合、そのまま使い続けると補機バッテリーか
ら異臭ガスが発生し、乗員に健康障害をおよぼすおそれがあり危険です。

補機バッテリーを交換するとき

交換後は、交換した補機バッテリーの排気穴に排気ホースと排気穴栓を確実に
取り付けてください。正しく取り付けられていないと、補機バッテリーから発
生するガス(水素)が車内に侵入したり、引火して爆発するおそれがあり危険
です。

補機バッテリーの交換について

→ P. 322

注意

救援用端子について

この車の救援用端子は、他の車から応急的に補機バッテリーを充電するための
ものです。この救援用端子を使用して、他の車のバッテリーあがりを救援する
ことはできません。

ブースターケーブルの取り扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンに巻き込ま
れないように十分注意してください。

398

8-2. 緊急時の対処法

オーバーヒートしたときは

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

高水温警告灯(→ P. 363)が点滅または点灯する

マルチインフォメーションディスプレイに「FC システム高温出力制
限中です」(→ P. 367)が表示される

モータールームから蒸気が出る

ラベル

FCスタック用リザーバータンク

インバーター用リザーバータン

注意

FC スタックの冷却水は、FC スタック専用
品です。水や他の種類の冷却水を入れると、
故障の原因になりますので、絶対に入れな
いでください。FC スタック用冷却水が不足
している場合は、ただちにトヨタ販売店に
ご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

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