Toyota Estima (2017 year). Manual japanese - part 25

 

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Toyota Estima (2017 year). Manual japanese - part 25

 

 

383

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

注意

応急修理をするとき

タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。
取り除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があり
ます。

応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。

砂地などの砂ぼこりの多い場所に直接置いて使用しないでください。砂ぼこり
などを吸い込むと、故障の原因になります。

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。他の電源での使用はできません。

応急修理キットにガソリンがかかると、劣化するおそれがあります。ガソリン
がかからないようにしてください。

応急修理キットは砂埃や水を避けて収納してください。

応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。

分解・改造などは絶対にしないでください。また、圧力計などに衝撃を与えな
いでください。故障の原因になります。

384

7-2. 緊急時の対処法

ハイブリッドシステムが始動できないときは

次の原因が考えられます。

電子キーが正常に働いていない可能性があります。(→ P. 386)

燃料が入っていない可能性があります。
給油してください。

イモビライザーシステムに異常がある可能性があります。(→ P. 69)

ステアリングロックシステムに異常がある可能性があります。

電子キーの電池切れやヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があ
ります。異常の種類によっては、ハイブリッドシステムを一時的な処
置で始動することができます。(→ P. 385)

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 388)

補機バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。

(→ P. 308)

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 388)

補機バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。

(→ P. 308)

対処の方法がわからないとき、あるいは対処をしてもハイブリッドシステムが始動
できないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

ハイブリッドシステムが始動できない原因は状況によって異なります。
次のことをご確認いただき、適切に対処してください。

正しいハイブリッドシステムの始動方法(→ P. 183)に従っても始動
できない

室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの音が小さい、または鳴らない場合

室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーンが鳴らない場合

385

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

通常のハイブリッドシステム始動操作でハイブリッドシステムが始動し
ないときは、次の手順でハイブリッドシステムが始動する場合がありま
す。
緊急時以外は、この方法で始動させないでください。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが P の位置にあることを確認する

パワースイッチをアクセサリーモードにする

ブレーキペダルをしっかり踏んでパワースイッチを約 15 秒以上押し
続ける

上記の方法でハイブリッドシステムが始動しても、システムの故障が考
えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

緊急始動機能

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7-2. 緊急時の対処法

電子キーが正常に働かないときは

メカニカルキー(→ P. 94)を使っ
て次の操作ができます。

全ドア施錠

ドアガラスが閉まる(まわし続
ける)

全ドア解錠

ドアガラスが開く(まわし続け
る)

カスタマイズ機能での設定変更が必
要です。(→

P. 383

シフトレバーが P の状態でブレーキペダルを踏む

電子キーのトヨタエンブレム面
で、パワースイッチにふれる

電子キーを認識するとブザーが鳴
り、ON モードへ切りかわります。

電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(→ P. 126)、電子キーの
電池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイヤ
レスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順でド
アを開けたり、ハイブリッドシステムを始動したりすることができます。

ドアの施錠・解錠

1
2

3
4

ハイブリッドシステム始動の方法

1

2

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7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

ブザーが鳴ってから 5 秒以内に、
ブレーキペダルをしっかり踏み
込む

パワースイッチの作動表示灯が緑色に
点灯し、マルチインフォメーションディ
スプレイに「ブレーキを踏みながらキー
でパワースイッチに触れてください」が
表示されていることを確認する

パワースイッチの作動表示灯が緑色に
点灯していないとハイブリッドシステ
ムは始動しません。

パワースイッチを押す

処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

ハイブリッドシステムの停止方法

通常のハイブリッドシステムの停止方法と同様に、シフトレバーを P にしてパ
ワースイッチを押します。

電池交換について

ここで説明しているハイブリッドシステムの始動方法は一時的な処置です。電池
が切れたときは、ただちに電池の交換をおすすめします。(

P. 329)

パワースイッチのモードの切りかえについて

ハイブリッドシステム始動方法の手順 

 でブザーが鳴ってから 5 秒以内にブ

レーキペダルから足を離してパワースイッチを押すと、ハイブリッドシステムが
始動せず、スイッチを押すごとにパワースイッチのモードが切りかわります。

P. 184)

電子キーが正常に働かない場合

車両カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムの設定を確認
し、非作動になっている場合には、作動可能に設定変更してください。

P. 406)

3

知識

警告

メカニカルキーを使ってドアガラスを操作するとき

ドアガラスに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操作してください。
またお子さまには、メカニカルキーによる操作をさせないでください。お子さま
や他の人がドアガラスに挟まれたり巻き込まれたりするおそれがあります。

4

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388

7-2. 緊急時の対処法

補機バッテリーがあがったときは

ブースターケーブルと 12V のバッテリー付き救援車があれば、次の手順
に従って、ハイブリッドシステムを始動させることができます。

電子キーを携帯していることを
確認する(オートアラーム装着
車)

ブ ー ス タ ー ケ ー ブ ル 接 続 時、場 合 に
よっては、オートアラームが作動し自
動 的 に ド アが 施 錠 さ れ ます。(

P.

71)

ボンネットを開け、エンジンルーム(3)ヒューズカバーを取りはず
す(→ P. 331, 333)

ヒューズボックス内の救援用端
子カバーを開ける

ツメを軽く引きながら、カバーを開け
ます

補機バッテリーがあがった場合、次の手順でハイブリッドシステムを始
動することができます。

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7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

ブースターケーブルを次の順につなぐ

赤色のブースターケーブルを自車の救援用端子につなぐ

赤色のブースターケーブルのもう一方の端を救援車のバッテリーの
+端子につなぐ

黒色のブースターケーブルを救援車のバッテリーの−端子につなぐ

黒色のブースターケーブルのもう一方の端を、未塗装の金属部(図
に示すような固定された部分)につなぐ

救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約 5 分間自車の補
機バッテリーを充電する

パワースイッチが OFF の状態でいずれかのドアを開閉する

救援車のエンジン回転を維持したまま、パワースイッチをいったんON
モードにしてからハイブリッドシステムを始動する

READY インジケーターが点灯することを確認する

点灯しない場合はトヨタ販売店にご連絡ください。

ハイブリッドシステムが始動したら、ブースターケーブルをつないだ
ときと逆の順ではずす

ハイブリッドシステムが始動しても、早めにトヨタ販売店で点検を受け
てください。

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7-2. 緊急時の対処法

補機バッテリーあがり時の始動について

この車両は、押しがけによる始動はできません。

補機バッテリーあがりを防ぐために

ハイブリッドシステムが停止しているときは、ランプやオーディオの電源を
切ってください。

渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってくださ
い。

補機バッテリーについて

→ P. 308

補機バッテリーがあがってしまったときは

コンピューターに記憶されている情報が消去されます。補機バッテリーがあ
がったときはトヨタ販売店で点検を受けてください。

初期設定が必要な機能があります。(→ P. 410)

補機バッテリーの充電について

補機バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による
消費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間
放置すると、補機バッテリーがあがってハイブリッドシステムを始動できなくな
るおそれがあります。(補機バッテリーはハイブリッドシステムの作動中に自動
で充電されます)

補機バッテリーあがり時や取りはずし時など

補機バッテリーがあがった直後はスマートエントリー&スタートシステムによ
るドアの解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合は、ワイヤレ
スリモコン、またはメカニカルキーで解錠・施錠をしてください。

補機バッテリーがあがったあとの、最初のハイブリッドシステム始動は失敗す
ることがあります。2 回目以降のハイブリッドシステム始動は正常に動作しま
すので、問題ではありません。

車両は常にパワースイッチの状態を記憶しています。補機バッテリーあがり時、
補機バッテリー脱着後は、車両は補機バッテリーがあがる前の状態に復帰しま
す。補機バッテリーを脱着する際は、パワースイッチを OFF にしてから行って
ください。
補機バッテリーあがり前のパワースイッチの状態が不明の場合、補機バッテ
リー接続時は特に注意してください。

知識

391

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

補機バッテリーの引火または爆発を防ぐために

補機バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険
ですので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。

ブースターケーブルは正しい端子以外に接続しない

+端子に接続したブースターケーブルの先を付近のブラケットや未塗装の金
属部に接触させない

ブースターケーブルは+側と−側の端子を絶対に接触させない

補機バッテリー付近では、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こさない

補機バッテリー端子をはずすときは

必ず−端子を先にはずしてください。+端子を先にはずすと、+端子が周辺の
金属部分にふれた場合、火花が発生し火災につながるおそれがある他、感電し
重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

補機バッテリーの取り扱いについて

補機バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関
連部品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のこと
を必ずお守りください。

補機バッテリーを取り扱うときは保護メガネを着用し、補機バッテリー液(酸)
が皮膚・衣服・車体に付着しないようにする

必要以上、顔や頭などを補機バッテリーに近付けない

誤ってバッテリー液が体に付着したり目に入ったりした場合、ただちに大量の
水で洗い、すぐに医師の診察を受ける
また、医師の診察を受けるまで、水を含ませたスポンジや布を患部にあててお

誤ってバッテリー液を飲み込んだ場合、多量の水を飲んで、すぐに医師の診察
を受ける

補機バッテリーの支柱・ターミナル・その他の関連部品の取り扱い後は手を洗

お子さまを補機バッテリーに近付けない

補機バッテリーあがりの処置をしたあと

早めにトヨタ販売店で補機バッテリーの点検を受けてください。
補機バッテリーが劣化している場合、そのまま使い続けると補機バッテリーか
ら異臭ガスが発生し、乗員に健康障害をおよぼすおそれがあり危険です。

補機バッテリーの交換について

→ P. 309

392

7-2. 緊急時の対処法

注意

ブースターケーブルの取扱いについて

ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに
巻き込まれないように十分注意してください。

救援用端子について

この車の救援用端子は、他の車から応急的に補機バッテリーを充電するための
ものです。この救援用端子を使用して、他の車のバッテリーあがりを救援しな
いでください。

393

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

オーバーヒートしたときは

マルチインフォメーションディスプレイに「エンジン冷却水高温 安全
な場所に停車して取扱書を確認してください」が表示される

ハイブリッドシステムの出力が低下する(スピードが出ないなど)

マルチインフォメーションディスプレイに「ハイブリッドシステム高
温 出力制限中です」が表示される

エンジンルームから蒸気が出る

マルチインフォメーションディスプレイに「エンジン冷却水高温 安全
な場所に停車して取扱書を確認してください」が表示されたとき

安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、ハイブリッド
システムを停止する

蒸気が出ている場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを開
ける

蒸気が出ていない場合:
注意してボンネットを開ける

ハイブリッドシステムが十分
に冷えてから、ラジエーターコ
ア部(放熱部)やホースなどか
らの冷却水もれを点検する

ラジエーター

ファン

多量の冷却水もれがある場合は、
ただちにトヨタ販売店に連絡し
てください。

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

対処方法

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394

7-2. 緊急時の対処法

冷却水の量がリザーバータン
クの“FULL”

(上限)と“LOW”

(下限)のあいだにあるかを点

検する

リザーバータンク

“FULL”(上限)

“LOW”(下限)

冷却水が不足している場合は、
冷却水を補給する(oP. 403)

冷却水がない場合は、応急措置とし
て水を補給してください。

ハイブリッドシステムを始動し、エアコンを作動させてラジエー
ター冷却用のファンが作動しているか、およびラジエーターコアや
ホースなどから冷却水もれがないことを再度確認する

ハイブリッドシステムが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にするこ
とでファンが作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくい
ときは、エアコンの ON・OFF をくり返してください。

(ただし、氷点下となる寒冷時は、ファンが作動しないことがあります。)

ファンが作動していない場合:

すぐにハイブリッドシステムを停止し、トヨタ販売店に連絡する

ファンが作動している場合:

最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける

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7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

マルチインフォメーションディスプレイに「ハイブリッドシステム高
温 出力制限中です」が表示されたとき

安全な場所に停車する

ハイブリッドシステムを停止し、注意してボンネットを開ける

ハイブリッドシステムが十分
に冷えてから、ラジエーターコ
ア部(放熱部)やホースなどか
らの冷却水もれを点検する

ラジエーター

ファン

多量の冷却水もれがある場合は、
ただちにトヨタ販売店に連絡し
てください。

冷却水の量がリザーバータン
クの“FULL”

(上限)と“LOW”

(下限)のあいだにあるかを点

検する

リザーバータンク

“FULL”(上限)

“LOW”(下限)

冷却水が不足している場合は、
冷却水を補給する(→P. 403)

冷却水がない場合は、応急措置とし
て水を補給してください。

ハイブリッドシステムを始動し、マルチインフォメーションディス
プレイを確認する

表示が消えない場合:
ハイブリッドシステムを停止してトヨタ販売店に連絡する

表示が消えている場合:
最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける

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7-2. 緊急時の対処法

警告

エンジンルーム点検中の事故やけがを防ぐために

エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット
を開けないでください。ボンネットやエンジンルーム内が高温になっているた
め、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

ハイブリッドシステムの停止後は、パワースイッチの作動表示灯と READY イ
ンジケーターが消灯していることを確認してください。ハイブリッドシステム
が作動していると、ガソリンエンジンが自動的に動き出したり、ガソリンエン
ジンが停止していても、冷却ファンが急にまわり出すことがあります。ベルト
やファンなどの回転部分にふれたり、近付いたりすると、手や着衣(特にネク
タイ・スカーフ・マフラーなど)が巻き込まれたりして、重大な傷害を受ける
おそれがあり危険です。

ハイブリッドシステムおよびラジエーターが熱いうちは冷却水リザーバータ
ンクのキャップを開けないでください。
高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出し、やけどなどの重大な傷害を受け
るおそれがあり危険です。

注意

冷却水を入れるとき

ハイブリッドシステムが十分に冷えてから入れてください。
冷却水はゆっくり入れてください。
ハイブリッドシステムが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、ハイブリッ
ドシステムが損傷するおそれがあります。

冷却系統の故障を防ぐために

次のことをお守りください。

異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない

冷却水用添加剤を使用しない

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7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

スタックしたときは

パーキングブレーキをかけシフトレバーを P にして、ハイブリッドシス
テムを停止する

前輪周辺の土や雪などを取り除く

前輪の下に木や石などをあてがう

ハイブリッドシステムを再始動する

シフトレバーを D または R に入れ、パーキングブレーキを解除して注
意しながらアクセルペダルを踏む

脱出しにくいとき

ぬかるみや砂地・雪道などでタイヤが空転したり埋まり込んで動けなく
なったときは次の方法を試みてください。

知識

を押してTRCをOFFにしてください。

警告

脱出するとき

前進と後退をくり返してスタックから脱出する場合、他の車・ものまたは人と
の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。
スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります
ので、特に注意してください。

シフトレバーを操作するとき

アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

注意

トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために

タイヤが空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでください。

上記の方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。

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7-2. 緊急時の対処法

 

 

 

 

 

 

 

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