Suzuki WagonR (2017 year). Manual japanese - part 15

 

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Suzuki WagonR (2017 year). Manual japanese - part 15

 

 

運転するときは/ESP

®

4-37

4

道路の継ぎ目などの段差を乗り越える
とき

80J1043

80J1044

悪路を走行しているとき

80J1045

80J1046

ABS警告灯

63R40200

メーターパネル内にあります。

ABS の電子制御システムに異常がある
と、エンジンスイッチが 

  のとき

に点灯します。
→ 1-12ページ(警告灯)

ブレーキアシスト

ブレーキ踏力を補助する装置です。急ブ
レーキをかけたときに、ABS の効果が十
分に発揮されるまでの時間を短縮します。

しっかりとブレーキペダルを踏まない
と、ブレーキアシストは作動しません。

ブレーキアシストは、本来のブレーキ
性能を超えた制御をする装置ではあり
ません。

ඬᤍ

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ᤍᡅɁ෉ࢃ

҉Ҋᤍ

ᆀȳȲɒ

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/ESP

®

4-38

4

エマージェンシーストップシグナル(ESS)

ESS とは Emergency Stop Signal(エマージェンシーストップシグナル)の略です。
ESSは次の条件をすべてみたしているときに、非常点滅表示灯を通常よりも速く点滅さ
せることで、後続車へ注意を促す機能です。またその際、メーター内の方向指示器表示
灯もあわせて点滅します。

ブレーキペダルを勢いよく踏み込んだときの車速が約55 km/h以上のとき

ABSが作動しているとき、またはABSが作動するような急ブレーキのとき

63R40210

ESSは次の状態になると機能が停止します。

車速が十分に低下したとき

ブレーキペダルを離したとき

ABSの作動が終了したとき

非常点滅表示灯スイッチの位置を 

 にしたとき

ESS は走行中の急ブレーキ時に、後続車に注意を促すことで追突を軽減する機能
で、すべての追突を防ぐものではありません。減速や停車するときは不要な急ブ
レーキはさけ、常に安全運転に努めてください。

ESSの機能を停止させることはできません。

ESSの機能よりも、非常点滅表示灯スイッチの操作が優先されます。

次のような路面を走行中に、一瞬しかABSが作動しなかったときは、ESS は作動し
ないことがあります。
・滑りやすい路面を走行しているとき
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-39

4

運転支援機能とは、レーザーレーダーと
単眼カメラを使用して、前方の障害物や
区画線を検知し、衝突の回避や衝突時の
被害を軽減したり、運転者に注意をうな
がしたりする機能です。

63R40330

上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。

運転支援機能には次の機能があります。

レーザーレーダーと単眼カメラ
→ 4-39ページ

デュアルセンサーブレーキサポート
→ 4-46ページ

誤発進抑制機能(タイプ別装備)
→ 4-52ページ

車線逸脱警報
→ 4-54ページ

ふらつき警報
→ 4-56ページ

先行車発進お知らせ機能
→ 4-57ページ

次の項目もあわせてお読みください。
→ 2-32ページ

(車検を受けるときの注意)

→ 7-34ページ

(けん引してもらうときは)

レーザーレーダーと単眼カメラ

(1) レーザーレーダーと単眼カメラ

運転支援機能

運転支援機能

タイプ別装備

(1)

レーザーレーダーと単眼カメラによる
検知機能には限界があり、すべての車
両や障害物、区画線を検知できるわけ
ではありません。走行中は常に周囲の
状況を確認し、必要に応じてブレーキ
ペダルなどを操作して安全運転に努め
てください。

レーザーレーダーと単眼カメラを正
しく作動させるために、次のことを
お守りください。取扱いを誤ると、
前方障害物や区画線を正しく検知で
きなくなり、誤作動し、思わぬ事故
につながるおそれがあります。
・レーザーレーダーと単眼カメラ本

体、およびその周辺部に強い衝撃
や力を加えない

・レーザーレーダーと単眼カメラを

取り外したり、分解したりしない

・フロントワイパー本体やブレード

を交換するときは、指定のものを
使用する(詳しくは、スズキ販売
店またはスズキ代理店にお問い合
わせください)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-40

接触事故などでレーザーレーダーと
単眼カメラ周辺部が変形・損傷した
場合や、レーザーレーダーと単眼カ
メラ前面のフロントガラスにひび割
れ な ど の 傷 が あ る 状 態 で 走 行 す る
と、レーザーレーダーと単眼カメラ
が前方障害物や区画線を正しく検知
できないため、誤作動して思わぬ事
故 に つ な が る お そ れ が あ り ま す。
デュアルセンサーブレーキサポート
OFF スイッチを操作して、デュアル
センサーブレーキサポートを停止さ
せ、スズキサービス工場で点検を受
けてください。

フ ロ ン ト ウ イ ン ド ー ガ ラ ス 外 側 の
レーザーレーダーと単眼カメラの前
部にステッカーやフィルム(透明な
ものを含む)などを貼り付けないで
ください。

(1)フロントウインドーガラス上端

からレーザーレーダーと単眼カ
メラ下端より下約10 cmまで

(2)約20 cm(レーザーレーダーと単

眼カメラ中心から左右約 10 cm
まで)

63R40410

(1)

(2)

フ ロ ン ト ウ イ ン ド ー ガ ラ ス 内 側 の
レーザーレーダーと単眼カメラの下
部(図に示した範囲内)にステッカー
やフィルム(透明なものを含む)など
を貼り付けないでください。

(3)レーザーレーダーと単眼カメラ

下端より下約10 cmまで

(4)約20 cm(レーザーレーダーと単

眼カメラのカバーの中心から左
右約10 cmまで)

※ 検査標章(ステッカー)

(5)は、下

図を参考に貼り付けてください。
また、ETC アンテナなどを貼り
付けるときは、カメラの前面に貼
らないようにしてください。

63R40420

フロントガラスの前方付近に、単眼
カメラの視界を遮ったり、レーザー
を反射したりする可能性のあるもの
を置かないでください。

レーザーレーダーと単眼カメラのレ
ンズ部に触れないでください。

レーザーレーダーと単眼カメラのレ
ンズ部を自分で掃除しないでくださ
い。

エンジンスイッチが

のときに

レーダーから10 cm 以内の距離で、
拡大鏡、対物レンズなど拡大機能が
ある光学機器を使用して、照射部を
の ぞ き 込 ま な い で く だ さ い。レ ー
ダーから照射される赤外線で目を傷
めるおそれがあります。

(5)

(3)

(4)

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-41

4

■ レーザーレーダーと単眼カメ

ラの一時停止・故障

次の表のようになったとき、レーザー
レーダーと単眼カメラが一時停止または
故障しています。

このレーダーは、IEC 60825-1規格に
おけるレーザー等級1Mに相当します。

52R40560

最大平均出力:45mW
パルス幅:33ns
波長:905nm
発散角(水平   垂直):28  12

単眼カメラによる前方車両や障害物、
区画線の検知は視野範囲内に限られて
い ます。ま た、視野 範囲 に対 象物 が
入ってから制御、警報の対象となるま
でには数秒間かかります。

レーザー等級ラベル

レーザー説明ラベル

レーザーレーダー

と単眼カメラ

システム
一時停止

故障

(1)

点灯

(2)

点灯

(3)

点灯

(4)

点灯

消灯

(5)

点滅

消灯

(1) デュアルセンサーブレーキサポート

作動表示灯

(2) 車線逸脱警報作動表示灯
(3) ハイビームアシスト警告灯
(4) システム一時停止表示
(5) マスターウォーニング

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-42

レーザーレーダーと単眼カメラの一時
停止

次のようなときレーザーレーダーと単眼
カメラが一時停止します。
状況が改善されれば、レーザーレーダー
と単眼カメラの一時停止は解除されま
す。

レーザーレーダーと単眼カメラが視界
不良のとき
→ 4-44ページ(こんな場合は検知で

きないことがあります)

レーザーレーダーと単眼カメラ本体が
低温または高温のとき

鉛バッテリーの電圧が一時的に異常に
なったとき

レーザーレーダーと単眼カメラの故障

故障したときは、エンジンスイッチを

(OFF)にするまでシステムが停

止します。
安全な場所に停車して、エンジンスイッ
チを 

(OFF)にし、エンジンを

止めてください。再度、エンジンを始動
したとき、デュアルセンサーブレーキサ
ポート作動表示灯および車線逸脱警報作
動表示灯が消灯していることを確認しま
す。

エンジンを再始動しても表示灯が点灯
している場合、レーザーレーダーと単
眼カメラの故障が考えられます。スズ
キ販売店またはスズキ代理店にご連絡
ください。

冬季のように、車室内と外気の温度差
が大きいときなどは、フロントウイン
ドーガラスが曇りやすくなります。フ
ロントウインドーガラスのレーザー
レーダーと単眼カメラの前部が曇った
り、結露したり、凍結したりするとシ
ステムが一時的に作動しなくなること
があります。その場合は、フロントデ
フロスターで曇りなどを取り除いてく
ださい。

システム一時停止または故障のときは
下記の機能が停止します

デュアルセンサーブレーキサポート

誤発進抑制機能(タイプ別装備)

車線逸脱警報

ふらつき警報

先行車発進お知らせ機能

ハイビームアシスト

エンジンを始動したあと、次のような
ときにもデュアルセンサーブレーキ
サポート作動表示灯および車線逸脱
警報作動表示灯が点灯しますが、これ
は故障ではありません。エンジンス
イッチを 

(OFF)にし、エンジ

ンを再始動すれば表示灯が消灯しま
す。
・自動ブレーキが3回作動したとき
・自動ブレーキが長時間作動したと

デュアルセンサーブレーキサポート
作動表示灯および車線逸脱警報作動
表示灯が点灯し、故障が考えられる場
合、システムが停止しますが、通常の
走行には支障ありません。

LOCK

LOCK

LOCK

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-43

4

■ ガラス汚れを検知したときは

レーザーレーダーと単眼カメラがフロン
トウインドーガラスの汚れを検知した場
合は、デュアルセンサーブレーキサポー
トを停止させるとともに、メーター内の
デュアルセンサーブレーキサポート作動
表示灯、車線逸脱警報作動表示灯および
ハイビームアシスト警告灯が点灯し、マ
ルチインフォメーションディスプレイ内
のシステム一時停止表示が点灯します。
次の手順で対処してください。

安全な場所に停車し、エンジンス
イッチを 

(OFF)にします。

レーザーレーダーと単眼カメラ前方
のフロントウインドーガラスをきれ
いにします。

エンジンスイッチを 

 にします。

デュアルセンサーブレーキサポート
作動表示灯、車線逸脱警報作動表示
灯、ハイビームアシスト警告灯およ
びシステム一時停止表示の消灯を確
認します。

デュアルセンサーブレーキサポート作
動表示灯、車線逸脱警報作動表示灯、
ハイビームアシスト警告灯およびシス
テム一時停止表示が消灯しないとき
は、ガラスの汚れ以外の異常が考えら
れます。スズキ販売店またはスズキ代
理店にご連絡ください。

63R40460

■ 歩行者の検知

対象物の大きさや形状、動きから歩行者
の検知を行なっています。

81M40470

1

LOCK

2

3

ON

4

検知条件をみたしていても、必ず歩行
者を検知できるわけではありません。
次のような状況では、検知ができない、
または検知が遅れる可能性が高くなり
ます。常に安全運転に努めてください。

集団で歩いている

壁際や別の障害物のそばにいる

傘をさしている

背景と似た色合いで風景に溶け込ん
でいる

大きな荷物をもっている

前かがみやしゃがんだ姿勢でいる

横たわっている

夜間やトンネルなど暗い所にいる

横から急に、車の前に飛び出してきた

ጙ±ᵻ²í

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-44

■ こんな場合は検知できないこ

とがあります

次のようなとき、レーザーレーダーと
単眼カメラが前方の障害物や区画線を
検知できない可能性が高くなります。
また、レーザーレーダーと単眼カメラ
が一時停止になる場合があります。状
況が改善されると再び機能は作動しま
す。
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候

・前 方 か ら 強 い 光(逆 光、対 向 車 の

ヘッドライトの光など)を受けたと

・雪景色など、周囲一面が同じような

色合いのとき

・真っ暗で周囲にものがないとき
・前方車両の排気ガスや水、雪の巻上

げ、水蒸気、砂、煙などで前方の視
界が悪いとき

・夕方、朝方の薄暗いときや、屋内駐

車場などの暗い場所で対象物に接近
するとき

・フロントガラスにくもり、雪、氷、

土埃などが付着して汚れているとき

・フロントガラス上の雨滴や水滴、汚

れが十分にふき取れてないとき

・フロントウォッシャーの使用中
・スズキ純正品以外のワイパーブレー

ドを装着したとき(長さが短いタイ
プ含む)

81M40380

・レンズを汚したり傷をつけたとき
・次のように、レーザーレーダーと単

眼カメラの視界をさまたげたとき

・フ ロ ン ト ガ ラ ス に ス テ ッ カ ー や

フィルムを貼った

・フロントガラスにアクセサリーを

取り付けた

・フロントガラスに傷、ひびなどが

生じた

・ルーフキャリアやスキー板などの

長尺物を搭載した

72M20423

・重い荷物を積んで、車両が傾いてい

るとき

72M20405

・タイヤの空気圧が適正でない、また

は摩耗したタイヤのとき

・タイヤチェーンを装着したり、指定

サイズ以外のタイヤを装着したりし
たとき

・ホイールアライメントがずれている

とき

・パンクを応急修理したとき
・サスペンションを改造したとき
・トンネルの出入り口を通過するな

ど、明るさが極端に変化するとき

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-45

4

・夜間やトンネル内でヘッドライトを

点灯せずに走行しているとき

・急な坂道や急なカーブ、道路の継ぎ

目を走行しているとき

・ヘッドライトの光軸がずれていると

・ヘッドライトやフロントフォグラン

プを改造したとき

・ヘッドライトに汚れ、氷雪、泥など

が付着しているとき

次のような車両や障害物、状況は、レー
ザーレーダーと単眼カメラが前方の障
害物を検知できなかったり、検知に時
間がかかったりする場合があります。

・前方車両の最後面が小さい(トレー

ラーなど)、低い、または凹凸がある

・荷台にあおりがなく荷物が載って

いないトラックなど

・後端から積荷がはみ出している車

両など

・特殊な形状の車両(キャリアカー、

サイドカーなど)

・車高の低い車両など

72M20407

・ふらつき運転をしているとき
・先行車の最低地上高が高いとき
・先行車が太陽光などを強く反射して

いるとき

・対向車両やバックしてくる車両
・横向きの車両
・夜間またはトンネル内で、テールラ

ンプが点灯していない先行車

・停車している車両の前に壁などがあ

・車両の近くに別の障害物がある

・標識や街灯、電柱、木などポール状

のもの

・高さの低い障害物
・鏡の壁や扉、ガラスなどのとき
・小動物や幼児などの高さの低い対象

・ガードレール
・自車バンパーの近い位置に対象物が

存在する

・前方車両の一部しかレーザーレー

ダーと単眼カメラの検知範囲内に
入っていないとき

72M20406

・先行車がレーザー光を反射しにくい

状態のとき

・カーブ走行中およびカーブを曲がり

きってからしばらくの間

・前方車両との速度差が大きい場合
・前方車両と近距離の場合
・前方車両が急ハンドル、急加速、急

減速した

・ヘッドライト照射範囲外に対象物が

ある場合

・横から車の前に飛び出してきた
・自車が車線変更を行ない、先行車の

すぐ後ろに接近した

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-46

次のような区画線や状況は、レーザー
レーダーと単眼カメラが区画線を検知
できなかったり、検知に時間がかかっ
たりする場合があります。
・車線の幅が狭いとき
・車線が検知しづらいとき

・区画線がない、または消えている
・区画線の色が路面の色と似ている
・区画線の幅が狭い
・区画線がかすれている、または道

路鋲や置き石などがあるとき

・区 画 線 が 砂 ぼ こ り な ど で 見 え な

い、または見えにくくなっている
とき

・雨天、雨上がり、水たまりなどぬ

れた路面を走行しているとき

・区画線が縁石等の上に引かれてい

るとき

・照り返しなどにより明るくなった

路面を走行しているとき

・前方車両と近距離の場合
・車線変更した直後、または交差点を

通過した直後

デュアルセンサーブレーキ
サポート

デュアルセンサーブレーキサポートは、
走行中レーザーレーダーと単眼カメラな
どにより前方車両や歩行者などを検知
し、警報によって衝突の回避をうながし
たり、ブレーキ制御によって衝突時の被
害軽減を図ったりします。

デュアルセンサーブレーキサポートが
作動したとき、アクセルペダルの操作
をしても作動を継続します。ただし、
アクセルペダルを強く踏み込むと作動
を解除します。

ブレーキペダルを踏んでいたり、ハン
ドル操作をしていたりすると、操作状
態によっては回避操作と判断され、
デュアルセンサーブレーキサポートが
作動しない場合があります。

デュアルセンサーブレーキサポート
は、主に車両や歩行者への衝突の回
避、あるいは衝突の被害を軽減するこ
とを目的としていますが、すべての状
況において車両や歩行者を検知できる
わけではありません。

デュアルセンサーブレーキサポートは
作動停止状態にすることができます。
→ 4-61ページ(デュアルセンサーブ

レーキサポートOFFスイッチ)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-47

4

デュアルセンサーブレーキサポート
の検知・制御性能には限界があります
ので、周囲の状況によっては作動しな
い可能性があります。デュアルセン
サーブレーキサポートにたよった運
転はせず、常に安全運転に努めてくだ
さい。

お 客 様 自 身 で デ ュ ア ル セ ン サ ー ブ
レーキサポートの作動確認を行なわ
ないでください。周囲の状況によっ
て は デ ュ ア ル セ ン サ ー ブ レ ー キ サ
ポートが作動せず、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。

自動ブレーキ機能作動時は、強いブ
レーキがかかります。運転前に全て
の乗員が適切にシートベルトを着用
していることを確認してください。

デュアルセンサーブレーキサポート
作動中に、前方障害物が検知範囲外
に移動するなど、検知できなくなっ
たときは、途中で作動が解除される
ことがあります。

デュアルセンサーブレーキサポート
作動中にブレーキペダルを踏んでい
なくてもブレーキの作動音が聞こえ
ることがありますが、異常ではあり
ません。

エンジンを始動したあと、次のよう
なときにもデュアルセンサーブレー
キサポート作動表示灯が点灯します
が、これは故障ではありません。エ
ンジンスイッチを 

(OFF)に

し、エンジンを再始動すれば表示灯
が消灯します。
・自動ブレーキが3回作動したとき
・自動ブレーキが長時間作動したと

デュアルセンサーブレーキサポート
作動表示灯が点灯し、故障が考えられ
る場合、システムが停止しますが、通
常の走行には支障ありません。

LOCK

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-48

4

■ 作動イメージ

52R40680

※自動ブレーキによる車両停止後、自動ブレーキが解除されるまでの間、ブザー音は継

続されます。また、前方衝突警告表示およびデュアルセンサーブレーキサポート作動
表示灯は、ブレーキ制御終了後、約3秒後に消灯します。

(1) 前方衝突警告表示

(3) 室内ブザー

(2) デュアルセンサーブレーキサポート作動表示灯

自動ブレーキによる車両停止後は、すみやかにブレーキをかけてください。CVT 車
は自動ブレーキが解除されるとクリープ現象により車両が動き出し、思わぬ事故に
つながるおそれがあります。

前方衝突被害軽減ブレーキアシストまたは自動ブレーキが作動した場合、同時に前
方衝突警報も作動します。

ピピピピピ

ピピピピピ

点灯

点灯

ブレーキ操作

(1)

(1)

(3)

点灯

点滅

(1)

(2)

(※)

ピピピピピ

(3)

(3)

① 前方衝突警報

(約15 km/h∼約100 km/h)

②-1 前方衝突被害軽減ブレーキアシスト

(約15 km/h∼約80 km/h)

②-2 自動ブレーキ

(約5 km/h∼約100 km/h)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-49

4

■ 前方衝突警報

下記の作動速度のときに、前方車両や歩
行者に衝突する可能性があると室内ブ
ザーとメーター内の表示で運転車に警報
を発します。

・自車速度約15∼約100 km/h(対象

が歩行者の場合は約15∼約60 km/
h)で走行中

・自車から見た前方車両または歩行者

との相対速度が約15 km/h以上

室内ブザーが ピピピピピ と断続的に
鳴り、マルチインフォメーションディ
スプレイ内の前方衝突警告表示(1)
が点灯します。

63R40350

前方衝突警報が鳴ったときは、前方や
周囲の状況に応じて、ブレーキ、ハン
ドル操作などの回避行動をしてくださ
い。

■ 前方衝突被害軽減ブレーキ

アシスト

下記の作動速度のときに、前方車両や歩
行者に衝突する可能性が高いときにブ
レーキペダルを踏むと、制動力を増強し
ます。前方衝突被害軽減ブレーキアシス
トが作動した場合、同時に前方衝突警報
も作動します。

自車速度約15∼約80 km/h(対象が歩
行者の場合は約15∼約60 km/h)で走
行中

自車から見た前方車両または歩行者と
の相対速度が約15 km/h以上

63R40360

(1)

室内ブザー吹鳴

室内ブザー吹鳴

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/運転支援機能

4-50

■ 自動ブレーキ

前方車両などとの衝突が避けられないと
システムが判断した場合、自動的に強い
ブレーキがかかります。自動ブレーキが
作動した場合、同時に前方衝突警報も作
動します。

・自車速度約5∼約100 km/h(対象が

歩行者の場合は約 5 ∼約 60 km/h)
で走行中

・自車から見た前方車両または歩行者

との相対速度が約5 km/h以上

自動ブレーキの作動中は、メーター内
のデュアルセンサーブレーキサポート
作動表示灯(1)が点滅し、制動灯が点
灯します。

63R40370

■ こんな場合は作動しません

次のようなとき、デュアルセンサーブ
レーキサポートは作動しません。

エンジン停止中のとき(アイドリング
ストップシステムによるエンジンの自
動停止中を除く)

エンジンスイッチを 

  にした直後

の、デュアルセンサーブレーキ作動表
示灯および車線逸脱警報作動表示灯が
初期点灯しているとき
→ 3-86 ページ(デュアルセンサー

ブレーキサポート作動表示灯)

→ 3-87ページ

(車線逸脱警報作動表示灯)

セレクトレバーの位置が 

 のとき

ESP

®

が作動しているとき(前方衝突

警報を除く)

次のスイッチを操作して、デュアルセ
ンサーブレーキサポートを停止させて
いるとき
・デュアルセンサーブレーキサポート

OFFスイッチ
→ 4-61 ページ(デュアルセンサー

ブレーキサポートOFFスイッチ)

・ESP

®

 OFFスイッチ

→ 4-34ページ

(ESP

®

 OFFスイッチ)

レーザーレーダーと単眼カメラが一時
停止または故障しているとき
→ 4-41 ページ(レーザーレーダー

と単眼カメラの一時停止・故障)

前方衝突警告表示の点灯およびデュア
ルセンサーブレーキサポート作動表示
灯の点滅は、機能が解除してから約 3
秒後に消灯します。

室内ブザー吹鳴

(1)

ON

R

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/運転支援機能

4-51

4

■ こんな場合は作動しないこと

があります

次のようなとき、デュアルセンサーブ
レーキサポートが作動しない場合があり
ます。

前方障害物を正しく検知できないとき
→ 4-43ページ(歩行者の検知)
→ 4-44ページ(こんな場合は検知で

きないことがあります)

アクセルペダルやハンドルの操作など
から、回避操作をしたと判断したとき

■ こんな場合は作動しても十分

に減速できないことがありま

次のようなとき、デュアルセンサーブ
レーキサポートが作動しても十分に減速
できない場合があります。

外気温が低いときや走行開始直後でブ
レーキが冷えているとき

下り坂などでブレーキが過熱され、ブ
レーキの効きが悪くなっているとき

水たまり走行後や洗車後などでブレー
キが濡れて効きが悪くなっているとき

次のような路面を走行しているとき
・急カーブや、凸凹の激しい路面
・急な勾配

次のような滑りやすい路面を走行して
いるとき
・凍結路や積雪路
・マンホールや工事用の鉄板の上
・砂利道

降雨時に走行しているとき

■ こんな場合にも作動すること

があります

次のようなとき、レーザーレーダーと単
眼カメラが衝突の可能性のある前方車両
や歩行者と判断してデュアルセンサーブ
レーキサポートが作動する場合がありま
す。あわてず注意して走行してください。

規定速度を超えて ETC ゲートを通過す
るとき

駐車場や遮断機のバーが上がりきる前
のとき

72M20415

路面の勾配が急に変化するような坂道
を走行するとき

前方車両や隣車線の先行車に急接近し
たとき

前方および対向車両の排気ガスや水、
雪の巻上げ、水蒸気、砂、煙などで前
方の視界が悪いとき

水蒸気や煙のかたまりなどを通過する
とき

前方障害物のすぐ近くに停車するとき

車両や障害物のすぐ横を通過するとき

カーブ路で対向車とすれ違うとき

54M3209

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4

運転するときは/運転支援機能

4-52

カーブ入口にガードレールや看板、木
立などの路側物があるとき

72M20410

路面または壁面に車両と見分けがつき
にくいペイントや模様などがあるとき

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能は停車または徐行(車速
約10 km/h以下)中に、車体前端から前
方約4 m以内に車両や障害物を検知する
と、アクセルペダルの急激な踏み込みに
よるエンジン出力の上昇を自動的に最大
約5秒間抑制することで衝突時の被害軽
減を図る機能です。抑制されていたエン
ジン出力は、機能が解除されると徐々に
もどります。
作動中は、次の方法でお知らせします。

メーター内のデュアルセンサーブレー
キサポート作動表示灯が点滅
→ 3-86 ページ(デュアルセンサー

ブレーキサポート作動表示灯)

室内ブザーが ピピピピピ と断続的に
鳴る

デュアルセンサーブレーキサポート作動
表示灯の点滅は、機能が解除されてから
約3秒後に消灯します。

72M20414

タイプ別装備

誤発進抑制機能は、運転者による安
全運転をサポートし、衝突を回避し
たり衝突時の被害を軽減したりする
ことを目的としていますが、その検
知・制御性能には限界がありますの
で、周囲の状況によっては作動しな
い可能性があります。誤発進抑制機
能にたよった運転はせず、常に安全
運転に努めてください。

お客様自身で誤発進抑制機能の作動
確認を行なわないでください。周囲
の状況によっては誤発進抑制機能が
作動せず、思わぬ事故につながるお
それがあります。

誤発進抑制機能は停車状態を保つも
のではありません。急な上り坂など
で機能が作動すると、自重により後
退し、思わぬ事故につながるおそれ
があります。

前輪を輪止めや縁石などに接触させて
おくと、より衝突を回避しやすくなり
ます。

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