Suzuki Spacia (2017 year). Manual japanese - part 17

 

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Suzuki Spacia (2017 year). Manual japanese - part 17

 

 

運転するときは/S - エネチャージ

4-71

4

この車の S - エネチャージは、モーター
機能付き発電機(ISG)を用いて、次の
機能を運転操作に合わせて作動させるこ
とで静粛性および燃費向上を図ったもの
です。
ISG とは、Integrated Starter Generator
(イ ン テ グ レ ー テ ッ ド ス タ ー タ ー 
ジェネレーター)の略です。

減速エネルギー回生機能
減速時に集中的に ISG で発電を行な
い、走行中の発電が不要なときは ISG
を停止させることで、エンジンの負荷
を低減して燃費を向上させます。

モーターアシスト機能
走行時に ISG がモーターとしてエンジ
ンをアシストし、エンジンの出力を低
減することで、燃費向上を図ります。

スターターモーター機能
アイドリングストップシステムによる
エンジンの自動停止から再始動すると
きに、ISG がベルトを介してエンジン
を再始動させます。

■ ステータスインフォメーション

ランプ

減速エネルギー回生時には、スピード
メーターの目盛りの照明の一部が、白色
に変化します。
→ 3-75 ページ(ステータスインフォ

メーションランプ)

■ エネルギーフローインジケー

ター

ISG が作動しているかどうかを、メー
ター内のエネルギーフローインジケー
ターで確認できます。

通常の走行時。ISG は作動していませ
ん。

72M30410

通常走行の減速時に、減速エネルギー
回生機能が作動しているとき。バッテ
リーへ充電しています。

72M30411

エンジンスイッチを操作して再始動し
た時は、通常のスターターモーターが
作動するため、ギヤの噛み込み音が聞
こえます。

S - エネチャージ

S - エネチャージ

タイプ別装備

図は表示例です

図は表示例です

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/S - エネチャージ

4-72

停車中にエンジンが自動停止している
とき。バッテリーへの充電は行なわ
ず、蓄積した電気をオーディオなどの
電装品に使用しています。

72M30412

エンジン自動停止時にスターターモー
ター機能が作動したとき。バッテリー
への充電は行なわれず、蓄積した電気
でISGを作動させます。

72M30417

加速時にモーターアシスト機能が作動
しているとき。エンジンをアシストし
ています。

72M30414

次の条件をすべてみたすと、モーターア
シスト機能が作動します。

加速のために、アクセルペダルを踏み
増しした

セレクトレバーが 

 に入っている

ブレーキペダルを踏んでいない

発進後∼約85 km/h(ターボなし車)

発進後∼約100 km/h(ターボ車)

エンジン回転数が 3800 rpm 以下で走
行中

次の機能が作動していない
・ABS
・ESP

®

(タイプ別装備)

リチウムイオンバッテリーのバッテ
リー表示が 3 目盛り以上で、バッテ
リー内部が所定温度内にある

エンジンの冷却水が所定温度内にある

CVTフルードが所定温度内にある

鉛バッテリーが十分に充電されてい
て、バッテリー内部が所定温度内にあ

図は表示例です

図は表示例です

図は表示例です

急加速などのアクセルペダルをいっ
ぱいまで踏み込んだときはモーター
アシスト機能は作動しません。

1 回のモーターアシストは最長で 30
秒間です。

D

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-73

4

バッテリー表示(1)の目盛りは、リチ
ウムイオンバッテリーの充電量の目安を
示します。充電状態によって、表示内の
目盛りが増減します。

72M30413

アイドリングストップシステムは、信号
待ちなどの一時的な停車時および停車前
の減速時に、自動的にエンジンを停止・
再始動させるシステムです。排出ガスの
低減、燃費向上、エンジン騒音低下に役
立ちます。

本システムは一定の条件のもとで、一
時的にエンジンを停止させるもので
す。長時間停車するときや車から離れ
るときは、パーキングブレーキをしっ
かりとかけ、エンジンスイッチを操作
してエンジンを停止してください。
→ 4-12ページ

(エンジンを止めるときは)

一定の条件をみたすと停車前の減速時
(約 13 km/h 以下)に自動停止しま
す。ただし、システムの機能確認が終
了するまでは、減速時に自動停止しま
せん。

エネルギーフローインジケーター表示
は目安です。外気温が低いときなど、
状況によっては表示が遅れたり、実際
とは異なる表示になったりする場合が
あります。

バッテリー表示について

(1)

図は表示例です

アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止中は、車外に
出ないでください。思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
・ブレーキペダルを踏んでいても運

転席シートベルトを外す、または
運転席ドアを開くとエンジンが再
始動し、アイドリングストップシ
ステムによるエンジン自動停止中
であったことをお知らせします。

アイドリングストップシステム

アイドリングストップ

システム

タイプ別装備

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-74

エンジンの自動停止・再始動
のしかた

走行中に、エンジンが自動停止可能
な状態(スタンバイ条件)になると、
メーター内のアイドリングストップ
表示灯(緑色)が点灯します。
→ 3-97ページ

(アイドリングストップ表示灯)

→ 4-77ページ(スタンバイ条件)

81M40201

セレクトレバーが 

 のままブレー

キペダルを踏んで減速すると、停車
前(約 13 km/h 以下)にエンジン
が自動停止します。このとき、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)は
点灯したままです。

アイドリングストップ表示灯(緑
色)が点灯した状態でブレーキペ
ダルを踏んで減速しても、エンジ
ン自動停止の条件をすべてみたさ
ないと、エンジンが自動停止しま
せん。
→ 4-78ページ

(エンジン自動停止の条件)

72M2042

アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止後、自動で再
始 動 し な い 場 合 は、パ ー キ ン グ ブ
レーキをしっかりとかけ、セレクト
レバー を 

  に入れ、エンジンス

イッチを操作してエンジンを始動し
てください。エンジンが再始動しな
い状態で車を動かすと、ハンドルを
まわすときやブレーキペダルを踏む
ときに強い力が必要となって、思わ
ぬ事故を起こすおそれがあります。

本システム装備車は、高性能なアイド
リングストップ車専用の鉛バッテリー
を使用していますので、次のことをお
守りください。守らないと本システム
が正常に作動しなくなったり、バッテ
リーの寿命が短くなったりするおそれ
があります。

バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)

→ 7-17 ページ(鉛バッテリーを

交換するときは)

→ 8-2ページ(サービスデータ)

バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない

P

1

2

D

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-75

4

自動停止中に安全確保のため、室
内ブザーが鳴ると同時にエンスト
状態になったり、エンジンが再始
動したりする場合があります。
→ 4-76 ページ(エンジン自動

停止中はこんなことに気をつ
けて)

81M40090

停車の前後に関わらず、ブレーキペ
ダルから足を離すとエンジンが再始
動し、アイドリングストップ表示灯
(緑色)が消灯します。

ブレーキペダルを踏んでいても、
エンジン自動再始動の条件をみた
すと自動的に再始動します。
→ 4-79ページ

(エンジン自動再始動の条件)

81M40100

エンジン自動再始動後しばらく走行
して、エンジンが自動停止可能な状
態(スタンバイ条件)になると、ア
イドリングストップ表示灯(緑色)
が点灯します。

ブレーキペダルを踏まずに、エンジ
ンブレーキなどを使用して減速して
も、エンジンは自動停止しません。

停車前(約 13  km/h 以下)にエンジ
ンが自動停止しない場合でも、停車
時にエンジンが自動停止する場合が
あります。

自動停止中でもナビゲーション、ま
たはオーディオなどの電装品は使用
できますが、エアコンは送風に切り
替わります。

オートエアコン装備車の場合、冷暖
房性能を長持ちさせるため、自動停
止中の風量(自動制御時のみ)に制
限がかかります。

エンジン自動再始動のとき、ヒルホー
ルドコントロールが作動します。
→ 4-83ページ

(ヒルホールドコントロール)

3

4

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-76

4

エンジン自動停止中はこんなことに気をつけて

自動停止中は、次表の操作は行なわないでください。思わぬ事故につながるおそれ
があります。

操作/車両の状態

対処方法

ボンネットを開ける

室内ブザーが ピー、ピー、 と断続的に
鳴ります。

エンジン自動停止状態からエンスト状態
になります。

アイドリングストップ表示灯(緑色)は
消灯します。

エンジンを再始動するときは、次の手順
で対処してください。
① パ ー キ ン グ ブ レ ー キ を し っ か り と か

け、セレクトレバーを 

 に入れます。

②ボンネットを完全に閉めます。
③エンジンスイッチを操作して再始動し

ます。

→ 4-10ページ(エンジンのかけかた)

運転席シートベルトを外す、または運転
席ドアを開ける

室内ブザーが ピー、ピー、 と断続的に
鳴ります。(約5秒間)

エンジンが自動で再始動します。

アイドリングストップ表示灯(緑色)は
約5秒間点滅したあと消灯します。

発進する前に、ドアを閉め、シートベル
トを着用してください。また、車外に出
るときは、事前に次の手順を実施してく
ださい。
① パ ー キ ン グ ブ レ ー キ を し っ か り と か

け、セレクトレバーを 

 に入れます。

②長時間停車するときや車から離れると

きは、エンジンスイッチを操作してエ
ンジンを停止します。

→ 4-12ページ

(エンジンを止めるときは)

メーターパネル内の次の警告灯は、エンジンの自動停止中は点灯しませんが、エン
スト状態になると点灯します。

エンジン警告灯、パワーステアリング警告灯、油圧警告灯、充電警告灯

→ 1-10ページ(警告灯)

P

P

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-77

4

アイドリングストップシステムの作動条件

■ スタンバイ条件

次の条件をすべてみたすと、走行中にアイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯し、
エンジンの自動停止が可能な状態になります。

エンジン始動時

ボンネットが完全に閉まっている状態でエンジンを始動する

走行時

アイドリングストップシステムが停止状態(OFF)になってい
ない
→ 4-81ページ(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)

バッテリーが十分に充電されていて、バッテリー内部が所定温
度内にある(※1)

冷却水が所定温度内にある

運転席シートベルトを着用している

運転席ドアが完全に閉まっている

ボンネットが完全に閉まっている

アイドリングストップシステム以外の電子制御システムから、
エンジン停止を禁止する信号が出ていない(※2)

セレクトレバーの位置が 

 または 

 である(※3)

〈マニュアルモードなしCVT車〉

S(スポーツ)モードスイッチが停止状態(OFF)になっている

→ 4-19ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)

〈マニュアルモード付CVT車〉

マニュアルモードで走行していない

→ 4-21ページ(一時的にマニュアルモードにするときは)

〈オートエアコン装備車〉

エアコンの吹出し口温度が、冷房時は十分に冷えている、また
は暖房時は十分に暖まっている

デフロスタースイッチが停止状態(OFF)になっている

→ 5-22ページ(オートエアコン)

D

N

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-78

4

※1 車を長期間使用しなかったときや、エンジン停止中にナビゲーション、またはオー

ディオなどの電装品を長時間使用したときなど、バッテリーが放電している状況で
は、スタンバイ状態になるまでに時間がかかることがあります。

※2 アイドリングストップ表示灯(緑色)の点灯後に、エンジン停止を禁止する信号が

出ることがあります。この場合、停車時にアイドリングストップ表示灯(緑色)が
消灯し、エンジンは自動停止しません。また、アイドリングストップシステムに影
響をあたえる警告灯や表示灯のいずれかが点灯したときは、エンジンは自動停止し
ません。

※3 セレクトレバーの位置が 

 でもスタンバイ状態になりますが、このときは停車前

の減速時(約13 km/h以下)ではなく、停車時にエンジンが自動停止します。

■ エンジン自動停止の条件

アイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯中に次の条件をすべてみたすと、停車前の
減速時または停車時にエンジンが自動停止します。

※ブレーキペダルの踏みかたが弱い、または強いと、自動停止しない場合があります。

停車前の減速時

ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)

車速約13 km/h以下に減速している

ハンドル操作をしていない

アクセルペダルを踏んでいない

急な坂道を走行していない

急減速をしていない

ABSやESP

®

(タイプ別装備)が作動していない

ブレーキ倍力装置の負圧が正常である

停車時

ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)

ハンドル操作をしていない

アクセルペダルを踏んでいない

急な坂道で停車していない

停車前に急減速をしていない

ABSやESP

®

(タイプ別装備)が作動していない

ブレーキ倍力装置の負圧が正常である

N

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-79

4

■ エンジン自動再始動の条件

自動停止中に次のいずれかの操作をすると、または車両がいずれかの状態になると、エ
ンジンが自動で再始動し、アイドリングストップ表示灯(緑色)が消灯します。

共通

ブレーキペダルから足を離す(※1)

ハンドル操作をする(※2)

アクセルペダルを踏む

アイドリングストップシステムを停止状態(OFF)にする
→ 4-81ページ

(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)

バッテリーの放電が進んだとき(※3)

本システムに関わる異常を検出したとき(※3)

ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき(※3)

〈マニュアルモードなしCVT車〉

セレクトレバーを 

 

 または 

 に入れる

S(スポーツ)モードスイッチを作動状態(ON)にする
→ 4-19ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)

〈マニュアルモード付CVT車〉

セレクトレバーを 

 

 または 

 に入れる

〈オートエアコン装備車〉

自動停止後、エアコンの吹出し口温度が大きく変化し、冷暖房
性能が十分でなくなったとき(※3)

温度調節ダイヤルを冷房時はCOOL側、暖房時はHOT側に大き
くまわしたとき(※3)

デフロスタースイッチを作動状態(ON)にしたとき(※3)
→ 5-22ページ(オートエアコン)

減速時

(約13 km/h以下)

ボンネットを開けたとき

セレクトレバーを 

 に入れたとき

道路の勾配が急変したとき(※3)

P R

L

P R

M

N

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-80

4

※1 ブレーキペダルの踏み込みが弱いと、自動再始動する場合があります。この場

合、再びブレーキペダルを踏み込むと自動停止し、アイドリングストップ表示灯
(緑色)が再点灯することがあります。

※2 ハンドル操作時の自動再始動条件は、操作量ではなく操舵力となります。このた

め、自動再始動するときのハンドル操作量は、路面状況や乗車人数によって変化
する場合があります。

※3 アイドリングストップ表示灯(緑色)は点滅したあと消灯します。

停車時

セレクトレバーを 

 に入れたあと 

 にもどす

運転席シートベルトを外したとき(※3)

運転席ドアを開けたとき(※3)

坂道などで車両が動き出したとき(※3)

自動停止してから、しばらく経過したとき(3分程度)(※3)

N

D

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-81

4

アイドリングストップシステ
ムOFFスイッチ

アイドリングストップシステムを停止状
態(OFF)にできます。

シ ス テ ム を 停 止 状 態 に す る と き は、
メーターパネル内のアイドリングス
トップシステムOFF表示灯(2)が点灯
するまで、アイドリングストップシス
テムOFFスイッチ(1)を押します。

システムを作動可能な状態にもどすと
きは、表示灯(2)が消灯するまで、
もう一度スイッチ(1)を押します。

手動でエンジンを停止するたびに、シ
ステムは作動可能な状態にもどり、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯は消灯します。

81M40110

メーターパネル内のアイドリングス
トップシステムOFF表示灯(オレンジ
色)はアイドリングストップシステム
が停止していることをお知らせするだ
けではなく、次のような場合、点灯ま
たは点滅します。点滅した場合は、ス
ズキサービス工場で点検を受けてくだ
さい。
・システムが正常な場合、エンジンス

イッチを 

 にしたときに約2秒間

点灯したあと消灯します。

・システムに異常がある、またはエン

ジ ン 部 品(ス タ ー タ ー)や バ ッ テ
リーが交換時期の場合、エンジンス
イッチを 

  にしたときに点滅し

ます。(アイドリングストップシス
テムは正しく作動しません。)

→ 3-98ページ(アイドリングストッ

プシステムOFF表示灯)

81M40181

エンジンの自動停止中にアイドリング
ストップシステム OFF スイッチ(1)
を押すとエンジンが自動再始動し、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯(2)が点灯します。

(1)

(2)

アイドリングストップによるエンジン
自動停止中に点滅(システムが故障)
すると、エンジンが再始動または、エ
ンスト状態になる場合があります。

ON

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

4

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-82

エアコンを使用して走行しているとき、
エアコンユニット内の蓄冷材に冷気を蓄
えます。蓄えられた冷気は、アイドリン
グストップによるエンジン自動停止中に
車内に送風されるため、エアコンが作動
していない状態でも車内温度の上昇を抑
えます。
車内温度の上昇が抑えられることでエン
ジン自動停止の時間が長くなり、燃費の
向上につながります。

アイドリングストップシステムによるエ
ンジン自動停止中の空調設定を「標準」、

「燃費優先」、

「快適優先」から選択できま

す。
→ 3-85ページ(セッティングモード)

「燃費優先」を選択すると、「標準」に

対して空調によるアイドリングストッ
プ条件が緩和され、エンジン自動停止
になりやすく、自動停止時間も長くな
ります。(燃料の消費を抑えます。)

「快適優先」を選択すると、「標準」に

対して空調によるアイドリングストッ
プ条件が厳しくなり、エンジンが自動
停止しにくく、自動停止時間も短くな
ります。(快適性が向上します。)

走行を開始して間もないときや渋滞中
は、冷気が十分に蓄えられない場合が
あります。また、外気温やエアコンの
設定状態によっては、効果に差があり
ます。

エコクール

(蓄冷エバポレーター)

タイプ別装備

アイドリングストップ

空調設定

タイプ別装備

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

運転するときは/ヒルホールドコントロール

4-83

4

ヒルホールドコントロールは、急な上り
坂での発進時に、ブレーキペダルからア
クセルペダルへの踏み替えの間に車が後
退することを一時的に(約 2 秒間)防
ぎ、スムーズな発進を補助するシステム
です。

ヒルホールドコントロールは、坂道で
車を停止させるシステムではありませ
ん。

本システムに異常があると、メーター
内の次のいずれかの警告灯が点灯し、
ヒルホールドコントロールが作動しな
い場合があります。また、アイドリン
グストップシステムが作動しません。
スズキサービス工場で点検を受けてく
ださい。
・ブレーキシステム警告灯(オレンジ

色)(タイプ別装備)

・ESP

®

作動表示灯(タイプ別装備)

→ 3-87ページ

(警告灯・表示灯の見かた)

72M10403

■ ヒルホールドコントロールの

作動条件

ヒルホールドコントロールは、次の条件
をすべてみたしているときに、ブレーキ
ペダルから足を離すと約 2 秒間、車が後
退することを防ぎます。

セレクトレバーが前進または後退の位
置に入っている

パーキングブレーキを解除している

進行方向が坂の上りである

アイドリングストップシステム装備車の
場合、前記条件をみたしていなくても、
エンジン自動停止後の再始動時ならヒル
ホールドコントロールが作動します。
→ 4-73ページ

(アイドリングストップシステム)

常に周囲の状況を確認して、必要に
応じてブレーキペダルを操作して安
全運転に努めてください。ヒルホー
ルドコントロールによる制御には限
界があります。

ヒルホールドコントロール

ヒルホールドコントロール

または

極端に急な坂道、凍結路、泥道を上る
ときや、積載重量によっては、発進時
に車両が後退する場合があります。

ブレーキペダルから足を離したら、
すみやかに発進操作を行なってくだ
さい。ブレーキペダルから足を離し
たまま 2 秒以上たつとヒルホールド
コントロールが解除されるため、勾
配によっては自重で坂道を下り、思
わぬ事故につながるおそれがありま
す。また、エンストしてブレーキを
踏 む と き に 強 い 力 が 必 要 に な っ た
り、ハンドルが重くなったりして思
わぬ事故や故障の原因となるおそれ
があります。

作動中にエンジンルームから音が聞こ
えることがありますが、異常ではあり
ません。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

5

装備の取扱い

5-1

5. 装備の取扱い

● 主な装備

燃料給油口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-2

ボンネット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-3

サンバイザー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-5

ロールサンシェード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-6

室内灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-7

インパネ収納スペース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5-9

ドリンクホルダー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-12
そのほかの装備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-14

● エアコン、ヒーター

エアコンの吹出し口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-21
オートエアコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-22
リヤデフォッガースイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-30
エアコンの上手な使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-31

● オーディオ

アンテナ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-33
オーディオ機能について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-34
ステアリングオーディオスイッチ ・・・・・・・・・・・・・ 5-35
全方位モニター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-37
バックアイカメラ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-48

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

装備の取扱い/主な装備

5-2

5

2-23 ページの「給油するときは」も
わせてお読みください。

フューエルリッド

助手席側の車両後方にあります。

開けるときは、運転席足元のフューエ
ルリッドオープナー(1)を引き上げ
ます。

閉めるときは、フューエルリッドを手
で押し付けます。

フューエルリッドが開いていると、干
渉防止のため、助手席側スライドドア
は少ししか開きません。また、パワー
スライドドア装備車では、助手席側の
パワースライド機能が作動しません。

81M50010

フューエルキャップ

開けるときは、ゆっくり反時計方向に
まわします。

閉めるときは時計方向にまわし、カ
チッという音が 2 回以上するまで時計
方向にまわします。

81M50020

必ず次のことをお守りください。

エンジンを止めてください。

給油中はドアや窓を閉めてください。

ガソリンは引火性が高いため、タバ
コなどの火気は厳禁です。

主な装備

燃料給油口

(1)

助手席側スライドドアが全開している
ときに、フューエルリッドを開けない
でください。ドアの内側に当たり、破
損するおそれがあります。

(2) フューエルキャップ
(3) フューエルリッド

フューエルキャップはゆっくりとゆ
るめ、空気の抜ける音が止まったら
キャップを開けます。急に開けると
燃料タンク内の圧力が急激に抜け、
燃料が吹き出すおそれがあります。

燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちにやわ
ら か い 布 な ど で ふ き 取 っ て く だ さ
い。火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、そのまま
放置すると、塗装のしみ、変色、ひ
び割れの原因となります。

(2)

(3)

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

装備の取扱い/主な装備

5-3

5

キャップホルダー

フューエルリッド(3)の裏側にあります。

給油中は、外したキャップが車体に当
たらないように、ひもの部分をかけて
ください。

81M50030

給油後は、フューエルキャップをカ
チッという音が2回以上するまで閉
めてください。キャップが確実に閉
まっていないと、燃料が漏れたり、
火災が発生したりするおそれがあり
ます。

指定のスズキ純正フューエルキャッ
プ以外は使用しないでください。燃
料漏れのおそれがあります。

(4) キャップホルダー

(3)

(4)

お子さまにはボンネットを開閉させ
ないでください。ボンネットは重い
ため、けがのおそれがあります。ま
た、エンジンルーム内は高温になる
ため、やけどのおそれがあります。

ボンネットを開けているときは、お
子さまを近づけないでください。

点検や清掃に使用した工具や布など
は、エンジンルーム内に置き忘れな
いでください。故障の原因となった
り、エンジンルーム内は高温になる
ため車両火災につながったりするお
それがあります。

動いているドライブベルトや冷却ファ
ン(ラジエーターファン)に近づかな
いでください、手や髪、衣類などが巻
き込まれると、けがのおそれがありま
す。

レーザーレーダー装備車は、エンジン
スイッチの位置が 

 のときに、ボ

ンネットを開けていると、レーザー
レ ー ダ ー が ボ ン ネ ッ ト に 反 応 し て、
メーター内のブレーキシステム警告灯
および RBS OFF 表示灯が点灯する場
合がありますが、異常ではありません。

ボンネット

ON

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

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